御殿場 乙女峠

時之栖より
たまにしかお目にかかれない「名古屋人」には、富士山は憧れのお山。天気予報を確認しつつ、今年最後の山登りに出かけた。早朝出発のため、御殿場の時之栖(ときのすみか)に前泊。朝食会場からは、天気を期待させる富士山を一望できた。

乙女駐車場 7:45
情報サイトのヤマップをたよりに、箱根山カルデラの外輪山である金時山をめざす。御殿場市の乙女森林公園キャンプ場が登山道のスタート。隣接する乙女駐車場にクルマを駐めて出発の準備。朝日を浴びた富士山が、まばゆく輝いている。


行程図
御殿場と芦ノ湖をつなぐ国道に併走するように、登山路が稜線上の乙女峠に続く。初めてのお山ではあるが、登山者が多いルートだから、この日は単独行。高低差800mは、今の小生には日帰り山行の安全範囲かな。

ハイキングコース入口 7:50
乙女第2キャンプ場から登山路が始まる。ルートは案内もしっかりしていて、心配なし。

しばらくはキャンプ場内の簡易舗装林道を上がる。巨木の森、紅葉のトンネルなど見どころあり。乙女峠までは、山の西斜面なので、朝日も入らず薄暗い。
R138横断 8:15
林道も途切れた先で、国道を横切る場面あり。下りカーブで元気よく走ってくるクルマの列が途絶えるのをまつ。平日の朝なので、通勤と思われる車列でいっぱいだ。

乙女峠バス停分岐 8:20
作業路に出てきたが、この先は乙女トンネルに通じており、カフェと路線バスのバス停がある。このバスを復路に利用すれば、稜線の向こうへ下山するルートも作れるだろう。


峠までの足下は、よく整備されているのでスニーカーでも大丈夫。国道ができるまでは、この人道が生活路であったはず。

乙女峠(1005m) 8:50
登山口から1時間で乙女峠に到着。がんばって登った後の富士山の眺めは、またひと味違う。この峠を乗り越えて東へ30分歩けば、仙石原へ降りるルート。

乙女峠のいわれ
むかし、仙石原に住んでいた娘が、父の病気の治癒を願って、峠の先の地蔵堂まで毎日お参りにきた。やがて父親の病は治ったが、願いが叶ったその日に、娘は雪に埋もれて絶命してしまった。その娘を偲んで、乙女峠と名がついたとある。

乙女峠は、箱根山カルデラの外輪山上にあり、この稜線を北に進んで目的の金時山をめざす。さて、登山道っぽくなってきたよ。


切れ込んだ峠からはしばらく急登が続く。通行量も多いのだろう、路面はえぐれて杭や樋がかろうじて登坂を可能にさせている。このあたりは、スニーカーでは心許ないので、ちゃんとした登山靴がベターだね。

長尾山(1144m) 9:20
急登の先には、稜線ルート1/3あたりの長尾山頂上に到達。展望は恵まれないが、平坦なところで一休み。

しばらくは平坦な稜線歩きが続く。あ〜、こんな楽ちんな道が続くといいな〜。

そんなこと言ってると、じきに再び登りが始まる。金時山は外輪山の中で最も標高があって、「尖った」お山。山頂付近は特に登りがきつくて危ない箇所もあり。

乙女峠から1時間とちょっとで、山頂の小屋が見えてきた。あともうちょっと。

金時山山頂 10:05
やりました〜、2時間10分で登山口から頂上に到達。絶景の富士山を見ることができた〜〜。雲がかかることのx多い富士山も今日は絶品の姿を見せてくれる。いいねえ〜。

頂上では、箱根の金時神社登山口から登ってきた人たちと合流する。乙女峠から登るよりも、こちらからの登山者が多いようだ。

南は、仙石原のゴルフ場、その先に芦ノ湖が光っている。左手の山が箱根の山たちで、大涌谷の湯けむりも見えている。スゴイ景色だ。

秋に登った愛鷹連峰の越前岳もクッキリと姿を見せている。富士山を愛でることができる知名度の高いお山は、南からの越前岳、東からの金時山。そして、富士山の西、身延町の「毛無山」だ。南と東を達成したから、今度は毛無山にも挑戦して、西からの富士山も見てみたい。富士山を背景に、ソロの登山者と互いのスナップ写真を取りあう。。その人は3度目の登頂だそうで、この日、初めて富士山に出会えたと喜んでいた。

じつは、小生。。。前々日から胃腸風邪のようで、食べたらすぐに手洗いに行きたくなっていた。山行では困ってしまうので、前夜から食事制限し、当日の朝もお味噌汁だけですませていた。往路はトイレを思い浮かぶ場面もあったが、どうにか「キジ撃ち」に行かずに山頂の有料トイレで助けられた。今回にかぎらず、登山路でのトイレの場所は事前に知っておく必要があるね(^_^;。

金時娘の茶屋 10:15
寄ってみたかった頂上の茶屋が開いていたので、扉をくぐる。「金時娘の茶屋」は、上皇がお若いときに登山でこの小屋に寄り、切り盛りする「主の娘さん」を金時娘と称したことより、皆から金時娘と呼ばれるようになったとか。昭和8年生まれとあるので、90才にならんとする高齢。数年前までのSNSでは、厨房でみかけたとあるが、今はどうしてみえるんだろう。その父親の小見山正さんは、有名な富士山の「強力」で、白馬岳の山頂に200kgの指示板を担ぎ上げた偉業がきっかけとなって、新田次郎の「強力伝」のモデルになった。そう、これ読んだことがあるね、直木賞を受賞している。

注文をお願いして店内を見渡す。天井には、最高は6000回なんて場所に氏名の札が3つかかっていた。そう、登山数をカウントした登山者リストが所狭しと掲げられていた。毎日登ったとして、10年で3600回、、、20年で7200回、、、6000回とはすごいねえ。

壁には有名人たちの写真が掲げられている。あのひとも、このひとも、皆さんちゃんと登ってきたんだねえ。

山頂にもかかわらず、お値打ち。どこかのサービスエリアで「肉うどん」を頼んでも、同じくらいの値段だよ。山頂まで食材と水を運び上げる「強力」がいるんだよねえ〜、その手間を考えても、めちゃくちゃバーゲン。

ナメコの味噌汁
ここは迷わず名物の「ナメコの味噌汁」をチョイス。ヌルヌルのなめことシャキシャキのしめじのお味噌汁が熱々で頂ける。口に運べば、体の中から温まり、疲れた体に味噌味が染み渡る。持ち込みのおにぎりも食べていいと言われ、いつもの「おにぎりショット」も今日は屋内だ(^^)。60才ぐらいの男性が厨房で切り盛りして、もうひとりの男性がお手伝い風であった。金時娘さんが90才頃であれば、その息子さんが後を継いでいるのかな。1時間弱のまったり時間を山頂で過ごし、10:50に下山を開始。

乙女峠 12:05
サクサク歩いたが、1時間以上かかって乙女峠までもどってきた。金時山までの稜線歩きは、そこそこにアップダウンあり、体力を要す。

乙女峠からの富士山は、往路とはまたちょっと違った表情。北風に変わり、雲が南側に発生している。展望台には、カメラ台が設えてあって、小生も12秒のタイマーを掛けてダッシュで自撮り。ホント、良い天気に来ることが出来た。感謝、感謝。

毎度の右膝の痛み対策で、復路ではサポーターを使ってみた。結果、外側靱帯の痛みは発生せず。サポーターのおかげなのかどうかは、確証無いけどこれからも下山時には使ってみよう。

キャンプ場にはカエデの林が設けられていて、紅葉の真っ盛りであった。ちなみに、モミジとカエデの違いはどうなのか、Webで調べてみた。ざっくり言えば、日本人がモミジと呼ぶのは、赤くなるカエデのことで、日本独特の表現とされる。葉先が3〜7つほどに分かれ、秋に真っ赤になる「ヤマモミジ」や「イロハカエデ」は、社寺で見かける紅葉モミジの代表選手だ。対して、葉先が三つ叉で街路樹に多い「トウカエデ」や葉先がギザギザのカナダ国旗に登場する「サトウカエデ」などは、黄色や赤色に変化するカエデだ。

ハイキングコース入口 12:57
スタートから5時間後に、登山口までもどってきた。お腹が調子悪いにも関わらず、ついつい山頂ではきのこ汁を食べてしまったが。、、、、この後、しかるべき場所へ、さっさと直行したのは言うまでもない(^_^;。

乙女駐車場 13:05
クルマに戻り、靴を脱げばスッキリ快感。早朝から登山中も、ずっと富士山を眺めることができて、満腹だね。

行程図

金時山(ヤマップより 箱根側から)
金時山に登ったけど、お隣の富士山ばかりに注視して、金時山の全容を知らずに終わってしまった。箱根側からは上図のように外輪さんの最高峰らしい雄雄しい金時山が見ることができるよう。特に頂上付近が急峻になっていて、その形から「猪鼻岳」とも呼ばれたそうな。



富士宮 すぎやま
御殿場の時之栖に戻り、さっと温泉に入れば、あとは名古屋へ帰りましょう。帰路では、富士宮焼きそばを思い出し、富士宮駅前の「すぎやま」に突入。「自慢焼きいか・肉」を注文。さて、楽しみに待っていたら、自分で焼くシステムだったのだ。失敗したと思いつつも、焼きはじめたが・・・お店のおばちゃんが見るに見かねて、ささっと焼いて食べさせてくれた。「このあたりじゃあ、子供でも自分で焼けるんだからねえ」なんて、言われてね(^O^)。ちなみに、自慢焼きとは??答えは、焼肉用の上等なモノを使っていて、目玉焼きも乗っけるからだそうな。
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