
1/12ライダー人形キット
現在も新作が続くタミヤの1/12オートバイシリーズには、ライダーが付属したキットや、ライダー単体のキットが過去に存在した。単体では、レースマシン用に、スタンディングスタイル、ハングオンスタイル、ストレートスタイルの3タイプがキット化されていた。

初版のこのキットは、1984年に発売され、スズキのマモラ、カワサキのバリントン、ホンダのスペンサーなど当時の国内4メーカーのライダーを作ることができる。

小生が今回使うのは、もちろんヤマハのケニーロバーツ。1980年のYZR500にあわせて、キットのデカールもケニーが着ていたダイネーゼのデザインだ。40年ほど前の製品だから、注意しないとダメにしちゃうだろう。手に入りにくいデカールなので、慎重に。

小生は押し掛けしているスタート姿を再現したかった。しかしこのスターティングキットは、再販モノでデカールも含まれていない。しかもヘルメットはスペンサーの使っていた「アライ」だから、こりゃだめだね。なので、頭部だけは、ハングオンタイプのagvヘルメットを流用してみる。

1980 YZR500 OW48R
1980年のケニーのスタートシーン。当時はグリッドからの押し掛けで、始動に手こずると、あっという間に後方集団に飲み込まれる。YZR はエンジンがかかりにくく、ケニーは中盤からのスタートになることが多かった。写真は1980年後半のレースで、並列4気筒の左右外側のシリンダーのみ後方排気となったバージョンで、今回製作したYZRとはチャンバーの取り回しが違う。

スターティングライダーのボディとハングオンスタイルの頭部を合体して製作を進める。

右手はアクセルアグリップを握る姿、左手は半クラッチができる指がかかった姿。YZRに人形を現物合わせで、腕の取り付けを工夫する。角度付けたり、短くしたり、悩む作業。

およそ満足できる姿勢になった。プラサフを吹き付けて、最終調整。グローブの形状がケニーとは違うので、端をガリガリ削る必要がある。

ダイネーゼの革つなぎ、「けがき」を使って、塗り分けの下書きをつける。デカールのロゴのサイズや長さなど調べた上で、ためらわずストライブの幅をきめて「けがく」。

色を塗り重ねるときは、淡い色から先に塗るのが基本だろう。仕上がったプラサフの上に、マットホワイトのスプレー缶で全体を塗装。

アクリルのマットイエローを筆塗りで、色を載せたら、最後にマットブラックを同様に筆塗りする。

筆塗りは、ムラになったり、薄くなったりとキレイに仕上げるのが難しい。しかし、このように細い線だったり、曲線ばかりだと、マスキングができないので、筆ぬりでがんばるしかないだろうね。

つなぎには、3色が使われているけど、その配色や意匠がかっこいい。黒、黄色の子持ちラインが深みをだしているし、これをデザインした人、すばらしい
。

当時のケニーは、イタリア agvのメットを使っていた。サイドには「イーグル」の顔が描かれたデザインがいいねえ。スライドのサイズとヘルメットの大きさを調整し、これも「けがき」を使って、下絵をつくる。

最初に顔をざっくり作ったら、全体を黄色でペイント。当然、顔に黄色が乗らないように、液体マスキングとテープを使って塗り分ける。

最後にグロスブラックをスプレー缶で仕上げる。これで第一段階の塗装は終了。

ボディ塗装の最後はファスナーやシャーリングにライトグレーの墨入れをして、アクセントをつける。さて、いよいよ細かなデカールとの格闘が始まる。

古いデカールありありで、シートから離れにくく、離れても破れやすい。車体のデカール貼りでも苦労したように、ちぎれてもパッチワークのように、なんとかリカバリーして、根気よくととのえてゆく。

どれだけ神経詰めてがんばっても、ちぎれてしまってリカバリーできないデカールもあり。こんな時は、焦らず心落ち着けてじっくり作業する。すべてを貼り終えれば、乾燥の後に、全体につや消しクリアーを吹き付けてボディは出来上がり。

ケニーのヘルメットで最も重要なイーグルを失敗しないように、丁寧に扱う。曲面に馴染むようにマークフィッターを活用して仕上げる。幸い、左右ともちぎれずに張り付いてくれた。

もとのモデリングもケニーを意識していて、顔がよく出来ている。グレーの瞳に、グレーの眉毛をいれてケニーらしく作る。

デカールを貼り終えたら、顔の部分をマスキングして、つやありクリアーで全体を塗装。

agv VALENZA KENNY レプリカ
RZ乗りとしては、ケニーのヘルメットは欲しいアイテムだった。「agv」から、レプリカヘルメットが販売された時は、嬉しかったねえ。内装が劣化してもう使えなくなってしまったが、処分できずに手元に置いてある。
SHOEI J-Cruise
元はショウエイのヘルメットだけど、プロに塗装をお願いしてイーグルを描いてもらい、agv 仕様にしてみた。今も着用しているヘルメットのひとつ。よほど、小生はケニーが好きらしい(^^)。


さてさて、シールドを取り付けてキングケニーの完成です。ドライヤーの熱を使って、シールドを曲げてみたが。。。曇りが出来てしまい失敗。替わりがないので、これを使うが、、、、「なかなかエンジンかからなくて、鼻息でシールドが曇ってしまったケニーロバーツ」という事にしよう。
YZR500の製作記はこちら

できました〜〜〜




キングケニーにYZR500をかかえてもらえば、1980年のグランプリスタートを再現できた。今にもエンジンがかかって、白煙を曳いて走り出しそうな雰囲気があるね。ヤマハもキングケニーも大好きな小生には、たまらない出来上がり、ささっとショーケースに飾りましょう。
にほんブログ村
にほんブログ村
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-242048604"
hx-vals='{"url":"https:\/\/akane928.exblog.jp\/242048604\/","__csrf_value":"8ea453a19f475344dddb7085c10a073dcbad5f53fff4da52d99cf3fde3a81b5a72d3606014b3e356fa6dcf3ad24b633433dcc6ed49a594b0dbbddc47f7618dc4"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">