1980 SUZUKI RG500 ランディ マモラ

前回、1/12サイズのケニーロバーツとYZRを組み上げた。小さいながらも雰囲気が合って、なかなかよろしい。以前に組んだスズキRG500に「ランディマモラ」の乗せてみようと思い立つ。

ボロいけど、マモラのウエア、デカールがひと組あるので、これを活用。マモラといえば、マモラ乗りと称されるくらいだから、コーナリングの姿がいいね。

ヘルメットのデカールが煩雑だったり、ウエアの乗りわけが手強そう。うまく出来るかなあ〜、ちょいと自信なし。

コーナリングスタイルのキットは、スタンディングのシルエットより、ちょいと大きい。スケール感からも太り過ぎ(^^)。キットの素組みでは、RG500にフィットしないので、腕や足の加工が必要。

一時的にのり付けして、バイクにまたがらせてみる。左手、左足はそのままでOKなので、これを基本に右腕、右足を調整する。

素組みでは、右足がフットレスとに届いていない。

股の付け根付近で「ぶった切って」、ブーツがステップに乗るように調整。スキマはパテで埋める。

下半身がきまれば、右上肢を調整。肩と肘で切断し、脇を締めて肘を曲げてかがみ込むを強くして調整。セメントとパテで固定してじっとひと晩このままで接着。

ヘルメットは、懐かしの「nava」だから、チンガード部分をパテで加工。ボディもリューターでガリガリ削ってつなぎ目を隠す。

粗めのサフェーサーを塗ったら、トリコロールの塗り分けをケガく。

塗り分けは、淡い色から塗ってゆくのが基本だろう。マットホワイトで塗った部分を液体マスキングを塗って、残す。

次いで、赤で全体を塗装。つや消しレッドが無かったので、イタリアンレッドのスプレー缶で代用。最後につや消しクリアを載せるから、艶があっても大丈夫。

赤を残したい部分を再びマスキングして、最後につや消しブラックをスプレー。まる一日乾燥させたら、マスキングをベリベリと剥がしてゆく。想定したトリコロールの塗り分けが現れてくる。こんな場面は特に楽しいねえ。

マスキングを塗り忘れた部分は、ブラックがはみ出てしまった。経文を全身に書いてもらったつもりが、耳だけ書き忘れて怨霊に耳を削がれてしまった「耳なし芳一」みたいだね(^_^;。

3色に塗れたら、境界のイエローとブラックのストライブを筆書きでかき込む。手が震えないように、手を固定しながら、息を止めて一気に筆を走らせる。塗料の「のび」が無いと、キレイには塗れない。

さて、緊張のデカール貼り。40年間のデカール劣化は、水につけただけで、ボロボロにちぎれてしまう。その対策は専用の塗り薬をデカール表面に塗布こと。筆塗りで、デカールに薄く塗ってゆくが、均等に塗るのは難しい。意を決してデカールを水につけるが、なかなか水が染みこまない。またムリすると、容易にちぎれるので質が悪い。


そもそも、このヘルメットデザインに合致したデカールデザインではないので、上手く行くはずが無い。ましてや、保護材を塗っても、ごらんのように裂けたり、欠けたりで「「ボロボロ」だ。

これを筆塗りの塗り分けで、修繕してゆく。こんな場面でも、うすい色合いから塗り始め、最後に黒色で仕上げる。


右前腕の「SUZUKI」ロゴはコーティングが薄かったようで、ボロボロに。。。なんとなく、筆塗りで修正。ヘルメットの塗り分けは、手描き感が満載になってしまったが、細い線の塗り分けは難しい。マスキングも出来ないことはないが、めちゃ煩雑だろう。

さて、完成。1980年のグランプリを再現してみた。1970年代後半から、ロードレース世界選手権は、スズキ、ヤマハ、ホンダの三つ巴の戦いが続いている。それは、日本製のバイクが世界を席巻してきた歴史と重なるだろう。

ランディマモラは、ケニーロバーツに続くアメリカンライダー。ヘロンスズキからGP500に参戦を開始、悪コンディションに強い粘り強さが特徴で、レースを盛り上げた。

スズキに始まり、ホンダ、ヤマハと渡り歩き、2位をとること数回あるも、ついにチャンピオンシップを得ることの無かった「無冠の帝王」であった。今でこそ、普通??になった、インへの荷重移動が大きく、アウト側の足先がステップから外れるライディングフォームは、「マモラ乗り」とはやされた。1959年生まれのランディは、まだまだ元気でグランプリ関連で暮らしている。

RG500は、20年くらい前に作ったモノ。なので、ゼッケンなどのデカールがまだ生きていたので、キレイに仕上げることが出来た。それにしても、このライダーは太りすぎだね。。。特に胸元あたりの肉付きがよろしすぎて、スケール感を台無しにしている。

前回製作したYZRケニーと並べてみる。ケニーのシルエットは、まずまず。でも、ホンモノのケニーはもっと背が低いよね。
学生時代に作ったRZ350も横に並べてみる。バーエンドミラーにイシイのアンダーカウルは、当時改造していたポイントだ。ホンダは、RS1000で、これもまたずいぶんと前に作った作品。どれも30年近く経っているってのは、よほど小生は物持ちがいいのかも。

ランディ マモラのポジションは、両肘もしっかり曲げて、上体も前傾が深い。これだと、左膝が外側にひらいて、つま先も外に向くだろうな。マモラ乗りの再現は、もっと手を入れなくちゃいけなかったね。