HONDA GL1200 アスペンケード 1986 + 東海サイドカー

名古屋高速道路 6:50
年に1,2回の楽しみなロングツーリングに出立。1週間ほど休みが作れるなら、九州や対馬に触手が伸びていたが、3泊しかできないので諦めた。思いついたのが、出来たばかりの冠山トンネル、そしてリピートしていた和倉温泉の現状を確認しつつ、野沢温泉から越後湯沢、みなかみへ抜けるルート。4日間の行程を自分なりに練りに練って、朝7時前に自宅を出発、まだクルマの少ない名古屋高速を抜けてゆく。

Day1

揖斐川堤防 7:45
東海環状自動車道路の大野神戸ICで降りて、揖斐川堤防を北に走る。名古屋から揖斐川町、徳山ダム方面には、このルートが最も短時間だろう。信号のない堤防路をスイスイ走る。

徳山ダム 8:22
ダムのおかげでずいぶんと整備されたR417をグングン走れば、名古屋から2時間かからずに徳山ダムまでやってきた。貯水量は、パンパンで水田などに水を送っているんだろう。

林道冠山線 8:35
冠山トンネルが出来るまでの、唯一の山越えルートである林道冠山線。通行止めのゲートで閉じられていた。冬期期間による通行止めであればよいけど、今後廃道にしてしまうのは悲しいねえ。ここからの冠山登山や高倉峠越えなどに使えなくなってしまう。

塚宮ケ原(つかみやがはら)トンネル 8:36
さて、ここからは、冠山峠道路と名がついて新設されたルート。まずは、名古屋寄りの1本め、1238m延長をもつ塚宮ケ原トンネルを抜ける。


冠山トンネル 8:40
一つ目のトンネルを出るほどなく、本命の冠山トンネルが現れた。全長4834mは長いよね。温かいトンネルと寒いトンネルがあると思うが、これは後者だねえ。。。

冠山トンネル(福井側) 8:45
トンネル出口は、すぐに冠山林道に合流する。このトンネル工事現場をこれまで眺めてきたので、ついに完成してここにバイクがあることにちょいと感動。20kmほどのクネクネ林道コースが、快走路の7.5kmに置き換わった。バイクで飛ばしても40分以上かかる峠を、今日は5分ほどで抜けてしまった。冠山峠道路により、福井の池田町と岐阜の揖斐川町、それぞれの来訪者が3〜5割増えたそうな。冬期間も通行できるようだし、流通にも貢献するだろう。

トンネル出たすぐ先で、もとの林道と合流。こちらには、通行止め表示が見当たらず。岐阜側、もしくは福井側から、元の林道が残されることに期待したい。

福井のかずら橋 8:56
福井県河の集落が見えてきたあたり、左手に物々しい橋が見えてくる。元々、昭和の初期まであった吊り橋を、四国の東祖谷から招いた職人らの指導で、福井にもかずら橋が作られた。なるほど、徳島の秘境にある「かずら橋」に規模は小さいけどよく似てる。ただし、渡るのは有料で300円はちょいとお高いか?

丁坂(ようろうざか)トンネル 10:07
池田町の道の駅でひと息ついて、R476で山越えして大野町をめざす。クネクネ山道の峠のトンネルは「丁坂トンネル」、これを抜けると目前に「ぱっ」と展望がひらけるビューポイント。四方を険しい山に囲まれた大野の町がよく見える。あ〜、いい天気だねえ。

乾側(いぬいかわ)地区の芝桜 10:22
R476を降りた先の集落は、畦に満開の芝桜が咲き誇り、すばらしいタイミングで訪れる事ができた。

20年前に、畦の雑草対策や環境整備の為に、地元の人たちが大事に育ててきた芝桜たち。草抜きをしていた方に出会って、お声を掛けさせていただいた。この時期を覚えておいて、また来年訪ねるのもいいね。

大野城に続く路傍にも、芝桜のベルトが続く。さて、登ってみよう。
越前大野城 10:35
駐車場には、白衣を着た恐竜がお出迎え。ここに座って、背景の大野城と一緒にパチリなんだろうね。

大野城は調べると「平山城」とされるが、いやいや、登ること10分。階段有りの坂有りのプチハイキング。

模擬天守 10:45
一向一揆を治めた褒美として、織田信長から授かったこの地に、金森長近が築いたのが大野城の始まり。金森長近といえば、高山を根拠地に飛騨を広く治めていたので、さらに奥美濃、越前の領域まで領地を広めていたんだね。模擬城は昭和45年に立てられて、資料館になっている。

雲海に浮かぶ越前大野城
大野城は、雲海に浮かぶ城として、知られているが、そのきっかけになったのがこの一枚の写真。地元の佐々木氏が、平成25年の写真展で受賞し、市の観光PRに使われて、「天空の城」ブームの引き金になった。

まわりをぐるっと山に囲まれて、大野の町はまるっと盆地。先ほど鑑賞してきた芝桜のピンク色の絨毯が水田を覆っている。


大野食堂 11:12
お昼時、地元民に愛用される食堂をチョイス。ソースカツ丼は福井のB級グルメで知られているが、「特製しょうゆカツ丼」という変化球を選んでみた。大根おろしとお醤油で、さっぱり頂ける。もちろん、ごはんとの相性もグッド、美味しかったです。

越美北線 11:50
大野の町からR158で西に向かっていると、踏み切りがなり始めるのを聞きつけ、後ろから電車がやってくることを察知。サイドカーと共に、写真に収めようと慌路肩にバイクを駐めようととしたら。。。カー側のタイヤを路肩の外に落としてしまった(°0°)。脱輪したけど、めげずに遠ざかるオレンジの電車は撮影した。

自力では上がれないし、カーを押し上げようとしても、一人じゃあ無理。。。そんな姿を見てか、前後から来たクルマ3台がささっとレスキューに入ってくれて、大人4名で瞬時に路上に引っ張り出して頂いた。「ありがとうございました」とひとりひとりにお礼をする間もなく、「お気をつけて〜」なんて、皆さんあっという間に撤収。ひとり旅で困っているときに、見知らぬ人たちに助けて頂くのはありがたい。

福井に向かう越美北線は、ノンビリ一駅ごと走るので、さっきの獲り逃がしたオレンジの列車に追いついた。脱輪したはずなのに、電車に追いついてしまったなんて、皆さんの助けがあったからこそだねm(__)m。

永平寺 12:22
禅宗、曹洞宗の総本山、永平寺を参拝。ずいぶんになる再訪だけど、来てみれば、こうこう、なんて思い出す。駐車場に困るお寺さんだけど、バイクは門前に小さいながらも置き場所あり。

参道から勅使門にいたる巨大な杉の並木。800年前の鎌倉時代に創建された境内には、古木、巨木が多い。
唐門
緩やかな石段の先に、開かずの唐門がひっそりと立っている。その石段を取り囲む古木たちのオーラが凄い。創建100年後の火災で焼け落ちた境内に、5代目の住職が植えて700年が過ぎた。この謂れをもって、「五代杉」とよばれる。

中雀門から仏殿を望む。陰る回廊と庭の新緑の対比が美しい。
法堂
団体研修か、禅体験か、一日かけてのお勤め体験の方々に出会う。なので、法堂は外から垣間見るだけだった。足の悪い人たちは、座禅の時はどうするんだろう、、、余分な心配かな。
仏殿
伽藍の中央にある仏殿、本尊の釈迦牟尼仏が祀られている。久しぶりに来訪できたことに感謝して手を合わせる。

ぐるりと取り巻く回廊は永平寺を印象づける場所。1976年製作のNHK特集「永平寺」が小生に強烈なインパクトを与えてくれた。修行僧たちの生活を克明に伝えるもので、厳冬期にこの回廊をスゴイ勢いでぞうきんがけする姿に見入ってしまった。今でも、NHKオンデマンドで見ることができる。
永平寺 退出 13:24
立地も含め、長谷寺の伽藍によく似た永平寺、曹洞宗の修行の地でもあり、厳かな雰囲気が強い。堂内の撮影はほぼOKだけど、修行僧の姿を写真に残すのは厳禁されている。さて、1時間掛けて、永平寺を拝観。
千古の家(坪川家住宅)
永平寺から、さらに北上し、もう一つお山を越えるあたり。道路標識に「千古の家」をみつけて立ち寄る。

坪川家住宅
戦国時代、もしくは江戸初期までさかのぼる建築様式の民家で、福井県の最古の住宅。築500年?? 茅葺きの面白い形の屋根。

中に入れば、ひんやりと。栗の木が使われた柱は太く、黒光り。現在の住人は、平安後期の北面の武士、坪川但馬貞純の子孫だそうな。横の庵で女あるじにアイスコーヒーを入れてもらってちょいとお話をする。国指定の重要文化財を維持するのはたいへんとお聞きした。茅葺きを更新するのに数百万円を要するが、所有者もその1割は負担するらしい。国の援助があっての、遺産の保護ではあるが、日々の管理を考えると大変な労力だろう。後継者のことでもお悩みがあるようだった。
栢野(かや)の大杉 山を越えて、もうすぐで山中温泉というあたり。左手に大きな杉の神社を発見。村の鎮守、菅原神社の境内は、立派な杉が立ち並ぶ。

その中でも、栢野の大杉と呼ばれる二股の大木は、ひとまわり大きく威厳がある。昭和22年の昭和天皇北陸巡幸の祭にも、ここに立ち寄ったことから、天覧の大杉とも呼ばれる。高さ54m、幹の周り11m、樹齢はなんと2300年!! ホントかなあ(°0°) 幹に触れることが出来たが、ひんやりとした触れ味だった。触って、挨拶をしておいた。

山中温泉 菊の湯
山を下れば、谷合いに山中温泉の街並。その中心地に、公共浴場の菊の湯がある。ど〜んと大きな湯舟、しかも「立ち湯」で、深さは1mほどある。幼稚園児なら沈んでしまうだろう(^^)。小生は浅い湯舟は嫌いなので、これは好きだなあ。こんなに深い湯舟を潤沢に掛け流しできる源泉のパワーがすごいねえ。ザブンと浸かると、湯舟原こぼれ出す湧出量に満足だ。こんな公衆浴場が近くにあったらいいのにねえ。ちなみに女子の菊の湯は路をはさんでお隣にある。
日本自動車博物館 15:15
今宵の宿泊地、粟津溫泉の手前に、最後の立ち寄りに到着。以前より訪ねてみたかったところ、やっと念願叶う。

三階建ての大きな建物に、所蔵800台、常時展示500台のクルマが所狭しと展示されている。国産、海外を問わず、クラシックカーから昭和の時代まで、とにかくスゴイの一言。足早に見てしまったが、それでも1時間を要した。館内の様子は、別の記事にしてみよう。ボリュームありすぎ(^_^;。

粟津溫泉 旅館 法師 16:40
今日のお宿,粟津温泉に計画通りの時間に到着。下足番のお出迎えは、老舗旅館の習いがホッとする。下呂の湯ノ島館、湯の峰温泉のあずまや、そしてこの法師は、小生が思い浮かぶリピートしたい老舗温泉旅館だろう。

白山信仰で修行していた泰澄大師は権現のお告げで、粟津溫泉を発見する。病によく効く温泉を広めようと、弟子の雅亮法師に湯守を任せたのが、この法師旅館の始まりとされる。以来、1300年にわたり、脈々と受け継がれ、46代目の当主は「法師善五郎」と名のるよう。山梨の西山溫泉慶雲館が、取って代わるまで、「世界最古のホテル」として、ギネスに登録されていた。


玄関から庭に面した待合に導かれ、お抹茶を頂いて部屋への案内を待つ。1300年の年月を、建物や庭はどのように変遷してきたのだろう。巨木や古木が見当たらない庭は、都度人の手が入って、更新を繰り返してきたからだろう。現在の庭は、江戸時代の作風と聞いた。


お湯はいたってシンプル、ナトリュウム硫酸塩泉(旧)芒硝泉で、PH 7.9 とさらりとした感触。白山信仰とつながる万病に効く湯治の湯として、多くの人を癒やしてきたんだろう。小生も長湯を決めて、じわりと汗を感じながら、お湯を楽しんだ。

食事は、部屋食も出来たが、ひとりじゃ寂しいので食事処でお願いした。食事の内容も、至極真っ当な献立で、それぞれ味わいながら頂いた。最初の生ビールの後は、冷酒で食事を美味しく頂く。さて、食事が済んだら、もう一度、お風呂に行こう。今日は天気もよかったし、道中で人にも助けられたし、感謝、感謝。

Day1
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