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山行記 19 安房峠 乗鞍岳 腓骨神経麻痺

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乗鞍岳
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2日目の焼岳登山
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中の湯温泉旅館 7:42
 前日の焼岳は、熱中症気味になってしまい、ヘロヘロで下山した。今日は休暇の最終日、起床した時の体調で行動を決めるつもりだった。幸いにも大腿の筋肉痛のみ、これならいけるでしょうと、乗鞍岳を登ることにした。食事は早い組の7時にいただき、要領よくお宿を出立。
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安房峠 7:53
 安房峠への旧道にお宿があるので、そのままクネクネ峠越えを楽しむ。昔はこの横に茶屋があった安房峠、後ろを見れば、穂高連峰の雄姿が見える。
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ほうのき平 8:25
 マイカー規制があるので、乗鞍岳に登るには、バスを使わなくてはいけない。乗鞍岳には、東西2方向からのバスが運行していて、長野県側は乗鞍高原に、もう一つは岐阜県のほうのき平に発着所がある。ほうのき平の駐車場は、冬になれば隣接するスキー場の駐車場に姿を変える。高山からのアクセスもよくって、人気のゲレンデだよね。
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ほうのき平 8:55
 今日は平日なので、毎時1本のバスが用意されている。お休みの日は今日の倍の運行。雨の日は半分の便しかないようだ。雨かどうかの判断って、どうしてるんだろうね(^^ゞ。
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穂高連峰
畳平に通じる乗鞍スカイラインの標高差1500mを、50分かけてのぼってゆく。東の方角には、昨日の焼岳から続く穂高の山々がみえた。
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乗鞍スカイライン
 西には、高山市内を見下ろし、晴れていれば「白山」まで見えるそう。運転手さんのガイドによれば、乗鞍岳は「雨」の多い山で、晴れる日は年間60日もないそうな。つまり、週に1、2日しか山登りには適さないってこと。それにしても、運転手さん、上手なアナウンスだ。だって、晴れている日なら「ラッキー」、天気が悪くても「仕方が無いよね」って、乗客は受け取れる(^^)。今日は好天に感謝しなきゃ。
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畳平 9:50
 終点の畳平バスターミナルで降車、すでに標高は昨日の焼岳山頂を越えた、2700m。さあ、歩きだそう。
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お花ばたけ
 バスターミナルの裏には、木道の周回路があって、7〜8月は様々な花をつける高山植物が愛でられる。山登りじゃなくても、この標高の世界を容易に味わえる場所って、なかなか無いよね。
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摩利支天岳
 お花畑から上がれば、林道に合流。樹木のない高度だから、風もひざしも遮るもが無い。この日は、適当な雲の流れ、風もおだやかで歩きやすかった。
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不消ヶ池(きえずがいけ)
 富士見岳と摩利支天岳に囲まれた「お鉢」には、翡翠のような水をたたえた池がある。昨日の辛かった登山の場面を思い出すと、今日は安寧だねえ。
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乗鞍岳(朝日岳 剣ヶ峰)
 林道は、摩利支天岳を左からぐるっと回り込み、いよいよ正面に乗鞍岳の核心部分が姿を現す。ヨシ!!、晴れてるぞ。
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位ヶ原
左を見下ろせば、長野側からの乗鞍スカイラインがクネクネ見える。ちょうど、オレンジ色のバスが降りてゆく、その先は、一昨日に宿泊したみたけ荘のある乗鞍高原。
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肩の小屋 10:36
 歩き出して45分、山小屋の先は、いよいよ登りの登山道が始まる。帰ってきたら、ここで休憩しよう、それを楽しみにがんばるよ。
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剣ヶ峰口
 ゴロゴロと大小の岩が転がる登山路をゆくと、植生の色も紅葉の変化だろうか。乗鞍岳の中腹あたりの紅葉は素晴らしいと聞く。
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 砂の登りは、ズリッとやることが多いので、歩幅を小さくしてコツコツ歩む。
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蚕玉岳(こだまだけ)
 連日の山行は、さすがに足にくるねえ。そこで妙案を思いつく。「100歩進んだら、20秒休憩」と、ルールを決めたのだ。これなら、目標が小さい分、達成感もあって気が晴れる。
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剣ヶ峰 10:55
 頂上かと思ったのは、手前の蚕玉岳だった。。。その先が、山頂の剣ヶ峰、、、こんな時は、ホントがっかり。気を取り直して、100歩作戦、尺取り虫のように歩こう。
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権現池
 蚕玉岳からは、乗鞍岳の火口縁にあたる稜線。右手には、火口底に権現池。日本で二番目に高い場所にある池だそうな。1番は、おとなりの御嶽山にある二ノ池。国内の活火山、標高順に並べると、#1富士山 #2御嶽山 #3乗鞍岳 となっている。
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 100歩作戦も、もうあとちょっと、富士山もそうだったが、頂上が見えてからが遠いよね。
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頂上鳥居   11:08
 千里の道も1歩から、ついに頂上の鳥居をくぐる。
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乗鞍岳 剣ヶ峰山頂
 記念撮影の列に加わって、写真をとってもらう。前日のような「へばった感」はないけど、ヤマップの「コース定数11」よりも、今日はずっとキツく感じたね。
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乗鞍本宮 頂上本殿
 御嶽信仰と同様に、古より乗鞍岳も信仰の対象となっていた。畳平には、「中ノ宮」があり、頂上には頂上本宮が祀られる。3000mを越えて風雪に耐える木造のお社。真冬はどんな世界なんだろう。
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大日岳 屏風岳
 南東には、火口縁の続きに大日岳がそそり立つ。ひと画面に入りきらない乗鞍岳の大きな火口。
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高天ヶ原
 乗鞍高原のある東方向は、ヤマップにもルートが出ていない立ち入り禁止の高天ヶ原。。
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撤収 11:19 
 さて、今日は名古屋まで戻らなくちゃならないので、満足したら、早めの行動。晴れた畳平を出発したが、どんどん雲に覆われてくる。
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 ザレ場の下りは、登りよりさらに足を滑らしやすい。他の下山者も、転ぶのを何度も見たが、小生も後傾姿勢になって尻餅をついてしまった。この両日で、ひじなどに擦過傷いくつか。
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肩の小屋  11:57
 山小屋まで戻れば、あとは林道歩き。お昼時、ここで昼食を済ます。2日間、イワナ、和食攻撃だったので、カレーうどんをチョイス。食い物が腹に入ると俄然、元気が出てくるね。前日の焼岳の難行の原因は、昼食を携行しなかったことも挙げられるだろう。
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鶴ヶ池 畳平 
 帰路はすべて林道コースを選んで楽ちんする。13時5分発のバスに乗れそうだから、先を急ぐ。ここまで来れば、足取りも軽い。
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畳平バスターミナル 12 :41
 余裕を持ってバスターミナルに戻ってきたが、すでにバス待ちの行列が出来ていた。慌てて小生も列に加わる。乗鞍高原より、ほうのき平にむかう乗客が多かったね。平日の今日でもこんな具合だから、祝日の混雑は大変だろう。
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 往復3時間は、ヤマップの標準行程とほぼ同じ。半分が林道歩きなので、登山と思えるのは、肩の小屋からだね。昨日に続き、登頂を願っていたお山を晴天のもとで味わうことが出来て、ありがとう。
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ほうのき平 すくなの湯 14:00
 ほうのき平の駐車場は、周りに温泉宿があり、そちらの立ち寄り湯がとても都合良かった。着替えを抱えてサクッと温泉で汗を流す。アルカリのお湯も浴室もナイスでした。
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高山 小鳥峠  15 :05
 ほうのき平からは、高山市街を迂回しつつ、岐阜大和ICまでの120kmを一般国道を使って戻ってきた。快走できる区間なので、バイクでもクルマでも下道を走るほうがが楽しい。リッター13kmにも届こうとする過去最高の区間燃費を残しつつ、無事名古屋の自宅へ17時半に帰還。ずいぶん前から計画した登山だったけど、すっぽり天候も当てはまり、大団円であった。
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9/11
 ところで・・・・焼岳に登ったのは、9/22。そのおよそ2週間前に、突然、右足が背屈できない「右腓骨神経麻痺」に遭遇していた。直後は、自分の足と思えない、曲げようとしてもびくりとも動かない右足に青ざめた。尖足、鶏足とも呼ばれる症状で、歩くとつま先がひっかかり転んでしまう。翌日、自施設の整形外科医にMRIなどで評価をしてもらって、リハビリ室での訓練開始と尖足予防のベルトを受け取る。
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9/19
 1週間後には、ここまで曲げることが出来るようになった。理学療法士による施術は、もちろんだが、自分で出来る訓練にも勤しんだ。電気風呂などの刺激も良いとのことで、電流の強い銭湯を選んで入浴治療。兎にも角にも、復活のために、やれることはマックスでがんばった。
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 腓骨神経麻痺は、時に起きてしまう末梢神経障害。膝下の外側、皮膚の真下を、大事な神経が走行している。ギブスなどでここを締めすぎると麻痺を起こすことは、門外漢の小生でも知っていた。今回、小生の麻痺を起こしたのは、この一冊の本。ベッドで仕事のネタとして読んでいて、そのまま寝落ち、右に向いて寝ていた膝の下に入ってしまった。これに気づかず寝入ってしまい、本の角が膝下に当たったままとなる。しびれで目が覚めたときにはすでに麻痺が完成していた。
 今回の登山でいつも以上に苦労したのは、右足の不自由も一因だったろう。直前まで、登山をするか、湯治で済ますか、悩んでいたが、幸いにも、天候の幸運と自己で完結できた山行に感謝だ。

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Commented by bokenasu58 at 2024-10-05 06:28
おはようございます♪
腓骨神経麻痺…本やスマホを見ながらの寝落ち、注意します。左足→右足ときたらお次は(*_*)
乗鞍なら、バスや車、バイクで何度も畳平まで行ってますが、山頂へは初めて行った50年前に登りました。山頂の小さな祠の前で写真を撮った記憶です。
Commented by akane8150 at 2024-10-05 08:22
bokenasu58 さん おはようございます
ですよね、RZで畳平に上がったことがありますが 気圧のためにキャブが被って モーモーいいながら バスに抜かれました(^^ゞ。
左足の骨折に続いての 右足神経麻痺 、「足」は要注意のようです。
Commented by yukifukaa at 2024-10-07 07:30
安房峠の茶屋、もうないのですね。
トンネルができて、交通量が激減したでしょうから、廃業は当然の帰結でしょうが、寂しいです。
トンネルがない頃はクルマやバイクで休憩に使っていました。
Commented by Rip at 2024-10-07 11:28
乗鞍スカイライン、自分の運転で走れる間に行かなかったことは、私の大きな一つの痛恨事となっています。
バスでも充分楽しそうですね。
Commented by akane8150 at 2024-10-07 12:42
> yukifukaa さん こんにちは
峠の茶屋って なんとなく惹かれますね どんどん無くなっているのは 時代の流れなんでしょう 当時はバスやクルマが一杯で、駐めることも出来なかった事がありました 調べると トンネル完成と共に営業が終わり、2013年に取り壊されたようです
Commented by akane8150 at 2024-10-07 12:53
>Rip さん こんにちは
S48年に供用開始、H15年に乗り入れ禁止が始まったようです 今なら Rupさんお得意の車中泊を挑戦しそう 国内の道路で到達できる最高地点といってました ちなみに 上高地の規制は H8年から完全規制になりました
Commented by yamachan at 2024-10-07 16:17
連日の百名山登頂、ご苦労様でした。
もちろん私もですが、ポンコツであちこちガタが来ていますので、くれぐれも無理しないでください。
去年乗鞍登った時は、乗鞍高原からバスに乗りました(帰りが松本空港だったので)。
Commented by akane8150 at 2024-10-07 22:37
>やまちゃん こんばんは
意識してなかったけど、100名山だったんですね(^^ゞ。長野は、名だたるお山がブンブンあるので、すばらしい。
バイクツーリングと、軽登山は似ているような気がします。自分の力量と、天候の変化と相談しながら、他人に迷惑かけないように、帰宅する(^^)。
Commented by pirokinpirokin at 2024-10-08 15:54
マックスでの努力・・・・やりぬいて
おめでとうございます( ´艸`)

何処でトラブる発生かと心配して進みましたが
事前だったんですね( ´艸`)
Commented by akane8150 at 2024-10-08 21:38
> pirokinpirokin さん こんばんは
健側だった右足を痛めるとは、ずいぶんと足に災いがかかっているようです(^^ゞ。足の怪我で苦労された貴殿の言葉は、ありがたい_(._.)_。
Commented by chantake123 at 2024-10-14 08:03
9年前に畳平までは行ったんですが、
頂上へもいつか行ってみたいです。
足の具合はどうですか。
昔母が家族旅行の登山、蝶が岳?大杉谷?記憶が曖昧です
が、
手首を痛めて、整形にかかっても治らず、治癒に時間がかか
ったのを思い出しました。(時間とともに治りました)
↓焼岳も先輩と登るチャンスがあるも日程が合わず、行った
ことがなく興味深く拝見しました!
Commented by akane8150 at 2024-10-14 22:18
> chantake123 さん こんばんは
畳平から 往復1時間ほどの林道歩きで 乗鞍岳の最高峰、剣ヶ峰を望む場所までいけるので 次回はぜひ 足を運んでください〜
11月は四国を東西に縦断ツーリングを予定しているので 貴殿の剣山、かずら橋など 楽しく読ませて頂いてます_(._.)_
by akane8150 | 2024-10-05 00:30 | 山行記 | Comments(12)

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