乗鞍岳
2日目の焼岳登山

中の湯温泉旅館 7:42
前日の焼岳は、熱中症気味になってしまい、ヘロヘロで下山した。今日は休暇の最終日、起床した時の体調で行動を決めるつもりだった。幸いにも大腿の筋肉痛のみ、これならいけるでしょうと、乗鞍岳を登ることにした。食事は早い組の7時にいただき、要領よくお宿を出立。


安房峠 7:53
安房峠への旧道にお宿があるので、そのままクネクネ峠越えを楽しむ。昔はこの横に茶屋があった安房峠、後ろを見れば、穂高連峰の雄姿が見える。
ほうのき平 8:25
マイカー規制があるので、乗鞍岳に登るには、バスを使わなくてはいけない。乗鞍岳には、東西2方向からのバスが運行していて、長野県側は乗鞍高原に、もう一つは岐阜県のほうのき平に発着所がある。ほうのき平の駐車場は、冬になれば隣接するスキー場の駐車場に姿を変える。高山からのアクセスもよくって、人気のゲレンデだよね。

ほうのき平 8:55
今日は平日なので、毎時1本のバスが用意されている。お休みの日は今日の倍の運行。雨の日は半分の便しかないようだ。雨かどうかの判断って、どうしてるんだろうね(^^ゞ。
穂高連峰
畳平に通じる乗鞍スカイラインの標高差1500mを、50分かけてのぼってゆく。東の方角には、昨日の焼岳から続く穂高の山々がみえた。
乗鞍スカイライン
西には、高山市内を見下ろし、晴れていれば「白山」まで見えるそう。運転手さんのガイドによれば、乗鞍岳は「雨」の多い山で、晴れる日は年間60日もないそうな。つまり、週に1、2日しか山登りには適さないってこと。それにしても、運転手さん、上手なアナウンスだ。だって、晴れている日なら「ラッキー」、天気が悪くても「仕方が無いよね」って、乗客は受け取れる(^^)。今日は好天に感謝しなきゃ。
畳平 9:50
終点の畳平バスターミナルで降車、すでに標高は昨日の焼岳山頂を越えた、2700m。さあ、歩きだそう。
お花ばたけ
バスターミナルの裏には、木道の周回路があって、7〜8月は様々な花をつける高山植物が愛でられる。山登りじゃなくても、この標高の世界を容易に味わえる場所って、なかなか無いよね。
摩利支天岳
お花畑から上がれば、林道に合流。樹木のない高度だから、風もひざしも遮るもが無い。この日は、適当な雲の流れ、風もおだやかで歩きやすかった。
不消ヶ池(きえずがいけ)
富士見岳と摩利支天岳に囲まれた「お鉢」には、翡翠のような水をたたえた池がある。昨日の辛かった登山の場面を思い出すと、今日は安寧だねえ。
乗鞍岳(朝日岳 剣ヶ峰)
林道は、摩利支天岳を左からぐるっと回り込み、いよいよ正面に乗鞍岳の核心部分が姿を現す。ヨシ!!、晴れてるぞ。
位ヶ原
左を見下ろせば、長野側からの乗鞍スカイラインがクネクネ見える。ちょうど、オレンジ色のバスが降りてゆく、その先は、一昨日に宿泊したみたけ荘のある乗鞍高原。
肩の小屋 10:36
歩き出して45分、山小屋の先は、いよいよ登りの登山道が始まる。帰ってきたら、ここで休憩しよう、それを楽しみにがんばるよ。

剣ヶ峰口
ゴロゴロと大小の岩が転がる登山路をゆくと、植生の色も紅葉の変化だろうか。乗鞍岳の中腹あたりの紅葉は素晴らしいと聞く。

砂の登りは、ズリッとやることが多いので、歩幅を小さくしてコツコツ歩む。
蚕玉岳(こだまだけ)
連日の山行は、さすがに足にくるねえ。そこで妙案を思いつく。「100歩進んだら、20秒休憩」と、ルールを決めたのだ。これなら、目標が小さい分、達成感もあって気が晴れる。
剣ヶ峰 10:55
頂上かと思ったのは、手前の蚕玉岳だった。。。その先が、山頂の剣ヶ峰、、、こんな時は、ホントがっかり。気を取り直して、100歩作戦、尺取り虫のように歩こう。
権現池
蚕玉岳からは、乗鞍岳の火口縁にあたる稜線。右手には、火口底に権現池。日本で二番目に高い場所にある池だそうな。1番は、おとなりの御嶽山にある二ノ池。国内の活火山、標高順に並べると、#1富士山 #2御嶽山 #3乗鞍岳 となっている。

100歩作戦も、もうあとちょっと、富士山もそうだったが、頂上が見えてからが遠いよね。
頂上鳥居 11:08
千里の道も1歩から、ついに頂上の鳥居をくぐる。
乗鞍岳 剣ヶ峰山頂
記念撮影の列に加わって、写真をとってもらう。前日のような「へばった感」はないけど、ヤマップの「コース定数11」よりも、今日はずっとキツく感じたね。
乗鞍本宮 頂上本殿
御嶽信仰と同様に、古より乗鞍岳も信仰の対象となっていた。畳平には、「中ノ宮」があり、頂上には頂上本宮が祀られる。3000mを越えて風雪に耐える木造のお社。真冬はどんな世界なんだろう。

大日岳 屏風岳
南東には、火口縁の続きに大日岳がそそり立つ。ひと画面に入りきらない乗鞍岳の大きな火口。

高天ヶ原
乗鞍高原のある東方向は、ヤマップにもルートが出ていない立ち入り禁止の高天ヶ原。。

撤収 11:19
さて、今日は名古屋まで戻らなくちゃならないので、満足したら、早めの行動。晴れた畳平を出発したが、どんどん雲に覆われてくる。


ザレ場の下りは、登りよりさらに足を滑らしやすい。他の下山者も、転ぶのを何度も見たが、小生も後傾姿勢になって尻餅をついてしまった。この両日で、ひじなどに擦過傷いくつか。

肩の小屋 11:57
山小屋まで戻れば、あとは林道歩き。お昼時、ここで昼食を済ます。2日間、イワナ、和食攻撃だったので、カレーうどんをチョイス。食い物が腹に入ると俄然、元気が出てくるね。前日の焼岳の難行の原因は、昼食を携行しなかったことも挙げられるだろう。

鶴ヶ池 畳平
帰路はすべて林道コースを選んで楽ちんする。13時5分発のバスに乗れそうだから、先を急ぐ。ここまで来れば、足取りも軽い。

畳平バスターミナル 12 :41
余裕を持ってバスターミナルに戻ってきたが、すでにバス待ちの行列が出来ていた。慌てて小生も列に加わる。乗鞍高原より、ほうのき平にむかう乗客が多かったね。平日の今日でもこんな具合だから、祝日の混雑は大変だろう。

往復3時間は、ヤマップの標準行程とほぼ同じ。半分が林道歩きなので、登山と思えるのは、肩の小屋からだね。昨日に続き、登頂を願っていたお山を晴天のもとで味わうことが出来て、ありがとう。

ほうのき平 すくなの湯 14:00
ほうのき平の駐車場は、周りに温泉宿があり、そちらの立ち寄り湯がとても都合良かった。着替えを抱えてサクッと温泉で汗を流す。アルカリのお湯も浴室もナイスでした。

高山 小鳥峠 15 :05
ほうのき平からは、高山市街を迂回しつつ、岐阜大和ICまでの120kmを一般国道を使って戻ってきた。快走できる区間なので、バイクでもクルマでも下道を走るほうがが楽しい。リッター13kmにも届こうとする過去最高の区間燃費を残しつつ、無事名古屋の自宅へ17時半に帰還。ずいぶん前から計画した登山だったけど、すっぽり天候も当てはまり、大団円であった。

9/11
ところで・・・・焼岳に登ったのは、9/22。そのおよそ2週間前に、突然、右足が背屈できない「右腓骨神経麻痺」に遭遇していた。直後は、自分の足と思えない、曲げようとしてもびくりとも動かない右足に青ざめた。尖足、鶏足とも呼ばれる症状で、歩くとつま先がひっかかり転んでしまう。翌日、自施設の整形外科医にMRIなどで評価をしてもらって、リハビリ室での訓練開始と尖足予防のベルトを受け取る。
9/19
1週間後には、ここまで曲げることが出来るようになった。理学療法士による施術は、もちろんだが、自分で出来る訓練にも勤しんだ。電気風呂などの刺激も良いとのことで、電流の強い銭湯を選んで入浴治療。兎にも角にも、復活のために、やれることはマックスでがんばった。


腓骨神経麻痺は、時に起きてしまう末梢神経障害。膝下の外側、皮膚の真下を、大事な神経が走行している。ギブスなどでここを締めすぎると麻痺を起こすことは、門外漢の小生でも知っていた。今回、小生の麻痺を起こしたのは、この一冊の本。ベッドで仕事のネタとして読んでいて、そのまま寝落ち、右に向いて寝ていた膝の下に入ってしまった。これに気づかず寝入ってしまい、本の角が膝下に当たったままとなる。しびれで目が覚めたときにはすでに麻痺が完成していた。
今回の登山でいつも以上に苦労したのは、右足の不自由も一因だったろう。直前まで、登山をするか、湯治で済ますか、悩んでいたが、幸いにも、天候の幸運と自己で完結できた山行に感謝だ。
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