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GL1200サイドカー 35 四国横断 4/6 祖谷渓温泉 R439 京柱峠再訪

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HONDA GL1200 アスペンケード 1986 + 東海サイドカー
前回はこちら


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   バーストしたタイヤのままで、峠には着いたけど、さてどうしよう。パンク修理剤はまったく意味をなさなかったし、路上でのリカバリーは断念した。選択枝① JAFを呼んで最寄りの工場まで搬送依頼。選択枝② とにかく宿まで自走、以降は名古屋まで陸送 選択枝③ どこかの修理工場まで自走 以降はケセラセラ。日没が近づいているこの時間帯で、①案は、確実だけど、その後、自分がどうなるのか、全く読めない。②案はそこまでタイヤがもつかどうか? ③案は、受け入れてくれる工場が見つかるかどうか?
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京柱峠 14:56
 こんな時、Googleマップで検索することが多い。「クルマ、修理」で探すと、峠の先に数軒、宿泊予定の祖谷渓に1軒見つかった。明日は土曜日、今の時間は15時、早く判断しないと日没終了だ。不安いっぱいで、祖谷渓の「かずら橋自動車」に電話する。出たのは、女性、主の奥さんだろうか。京柱峠でタイヤがバーストしたこと。軽自動車のタイヤであることを伝えると、親身になって聞いてくれる。主に電話が変わり、同じサイズはないが、タイヤはあるかもしれないとの返事。営業時間内に工場にたどり着けたら、手助けして頂ける確証を得て、勇気が湧いてきた。工場と予約していた宿が近いってのも、偶然だった。
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 当初は、峠を越えてぐるっと回って祖谷渓温泉に着く計画であった。しかし、それでは距離が出てしまう。ナビで探れば、峠を戻って、祖谷渓に向かう方が短いよう。それでも、30kmほど走らなくてはいけない。よし、峠を戻って、工場へ走ろう!
 完全にタイヤは潰れているので、体をカーの反対側、つまり車体の右にぶら下がるように体を投げ出して、カー側の荷重を抜く。そうすれば、ゴロゴロと引きずる音も多少軽減し、ちょっとは心安まる。
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東祖谷 新居屋 15:45
 30分以上かけて、人里まで戻ってきた。路面がひどいと20km/hも出せないが、これでは営業時間内にたどり着けない。ホイールが傷ついてもいいから、スピードアップ。ますますアクロバチックなライディング姿で走る。
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祖谷渓
バーストしていても、走る事はできる。少しずつ解決に向かうような気がして、景色を見る余裕も出てきた。水面はエメラルドグリーン、透明感がスゴイ。
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祖谷渓温泉 ホテル秘境の湯 16:13
 峠から約1時間、タイヤウオールが引きちぎれる前にゴールイン。まずは、宿に寄ってチェックインだけは済ませておく。夕食時間に間に合えば良いが。。。
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かずら橋自動車 16:20
 ホテルの隣に修理工場を見つける。このあたりでは唯一のクルマ販売、修理のお店・工場であった。親父さんに、「軽自動車のタイヤなので、ハマるモノがあれば治したい。ホイールまで逝かれて修理が必要となれば、名古屋までの陸送をお願いしたい。」と小生の意向を伝える。
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 前もってタイヤサイズを伝えてあったので、主はタイヤハウスを確認しながら、「ちょっと外径が大きくなるけど、在庫にタイヤがある」と提案くれる。最終的には、はめてみないと分からないが、とにかくタイヤを組んでもらう。外してみると、タイヤは内側の側面に大きなカギ状にバーストしていたが、ホイールリムは無事だったのが幸いした。
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 古いタイヤだけど、走る分には大丈夫だろうと親父さん。ぱぱっとニュータイヤを組んでアクスルにはめると。。。無事、タイヤハウスに収まってボディとの干渉無し。やった〜!! これで旅が続けれられる。オリジナルは12インチの小径で、軽自動車のバンなどで使われる古いサイズのよう。今の乗用タイプの軽自動車は、14インチが主流のようだ。
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かずら橋自動車 16:34
 感謝感激、「助けて頂いたので、お代はどれだけでもお支払いします」的な気持ちの小生に、「古いタイヤだし、タイヤの処分代だけもらえれば良いよ」なんて拍子抜けのお言葉。それでは、小生の気持ちが許さないので、感謝の気持ちを上乗せして、受け取って頂いた。無口な親父さんだったが、本当にありがとうございました。
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祖谷渓温泉 ホテル秘境の湯 16:38
 傷ついたGLばあさんは、WRCラリーのサービスパークのような親父さんの手によって、わずか15分で戦線復帰。快く修理してもらえる工場を見つけたこと、営業時間内にお店に来れたこと、そこに装着できるタイヤがあったこと、しかも宿泊地の隣だったこと、などなどたくさんのラッキーが重なって事なきを得た。ありがたや、ありがたや。
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大変だったGLばあさんも荷物を降ろして一休み。通された駐車場所は、ゴミ箱エリアだったけど、明日からも一緒に走れるとあって、どこでも大丈夫(^^)。
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この宿をえらんだのは、お一人様プランがあったからだね。通された部屋は洋室、これでぜんぜん満足だね。
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祖谷渓温泉
 泉質は、PH9.1のアルカリ性単純硫黄泉。硫黄の香りはしないが、ヌルヌル系のお湯、しかも掛け流しは、このあたりの温泉でも珍しい。いい湯だった。立ちより湯も営業しているので、これもオススメ。
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 ビッグなトラブルにあったけど、ちゃんと予定通り、夕食と生ビールをいただける幸せに合掌。ビールが心の底から、旨かった。修理工場の親父さん、ありがとう。
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 Geographica で徳島港からお宿までのログを残した。平均速度15kmってのが、なるほど酷道だったことを示すよね。
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Day3
祖谷渓温泉 ホテル秘境の湯 6:58
 さて、ツーリング3日目の朝。朝風呂に入って、身支度を調え、頼んであったおにぎりを受け取って、出発。今日も天気は晴れ、どうやら名古屋まで天気は良いらしい。
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かずら橋自動車
 助けて頂いた親父さん、ありがとうございました。おかげで、旅が続けられます。Googleの口コミに、精一杯感謝のコメントを残しておきますね。_(._.)_
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祖谷のかずら橋 7:15
 ココまで来たら、立ち寄らないと悪いかな。営業開始前のかずら橋にやってきた。7時半から料金をとって、一方通行の流れで橋が渡れるよう。
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 江戸時代から祖谷地方にはかずら橋がかかっていたそう。現行の橋は、安全確保のために、ツタの中はワイヤーが通っているそうで、ちょっと肩透かし。閉鎖されていないので、営業前でも渡れそうだけど、「見るだけ」で撤収。
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新居屋 R439交差点 7:30
 昨日は峠まで行ったけど、向こうへ降りていないので、仕切り直しで「京柱峠」に挑戦。新居屋からR439に合流。
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 前日、途方に暮れていた「とんば」にやってきた。背中から朝日が差してきて、今日は気分も晴れ晴れだよ。
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 側溝に脱輪した現場を素通り。数え切れないほどのカーブをこなしてきた今回のツーリング。なんでこんなところでインに寄リ過ぎてしまったのか、分かんない。魔が差したとか、言いようが無い。
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京柱峠 8:09
 ここで途方に暮れた昨日、まさか、こんな健康体で翌日に京柱峠に再訪できるとは思わなかった。峠は標高1123mで四国の国道の最高地点、徳島と高知の県境をなしている。尾根を斜めに乗り越えるため、東も西も開けていて大展望に圧倒される。
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 深くて広い谷が幾重にも折り重なって、万華鏡のような景色。峠が好きな小生においても、心に残る峠だと思った。ちなみに、峠の名の由来は、「弘法大師が土佐へ越えた時、祖谷の山里からあまりにも遠く、この峠へ行き着くためには京へ上るほどであった」ということからこの名がついたといわれる。徳島側には、途中に「京上」という地名も残っているので、なんらか関連があるかもしれない。
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大豊町 西峰 8:32
 峠を下ってきて、最初の集落にやってきた。懸案の峠を越えることが出来て、一休み。バイクを路肩に停めて、宿で作ってもらったおにぎりを頬張る。
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 ひとり旅では、なかなか自分のポートレートが残せない。朝日が作る自分の影でも残しておこう。
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漉長谷堰堤
 もう少しで豊永の街に出るあたり、出来たて、R6年3月竣工の美しい堰堤に遭遇。外装の細やかな意匠は初めてみるものだ。ほとんど芸術品。
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JR豊永駅 9:05
 吉野川沿いの街に出てきた。駅舎をのぞくと普通電車が一日5本、上下に走ってるだけの靜かなローカル駅だった。土讃線は、瀬戸内の丸亀から発して、四国山地を貫いて、高知を経て四万十町に至るJR四国の幹線。
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豊永橋 9:11
 豊永の中心部にかかる古いトラス橋。ちょっと華奢な骨組みとペンキのはげ具合が美しい。レトロデザインの親柱には、昭和6年の架橋と銘文有り。90才を越える老橋だ。
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お宝屋敷 おおとよ 9:21
 大豊穴内の旧道沿いに、宗和のレトログッズを古民家に展示した施設あり。お隣の写真館の主が管理しているようだ。すでに、遠方より来客があるようで、主がいろいろ案内していた。中に入って見てみたかったが、写真だけ残して通過。
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大豊町
 大豊IC方面がR439のルートだけど、寄り道して道の駅「大豊」の近くにある「杉の大杉」を見てこよう。
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大豊町 八坂神社 9:41
 須佐之男命を祀る神社は、創建912年ともいわれる。神社が先か、境内の巨木が先か。
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杉の大杉
 とにかく、圧倒される巨木が2本。樹齢は3000年で、須佐之男命が植えたとされる。ということは、この神木を祀るために、八坂神社は勧進されたのだろう。より大きな南大杉は、樹高60m、幹の周囲20mの巨体。国の天然記念物に指定され、樹木医が管理している。木の室には、銅板?が覆っており、まるでサイボーグのような姿。前日であった「祖谷の鉾杉」も素晴らしかったが、この大杉も一見の価値あり。
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 「杉の大杉」ってのは、なんだかへんな日本語と思ったが、地名の「杉」に立地するので、その場所にある大杉という意味合いだそうな、なるほどね。国内の境内にある杉としては、この大杉が最も長寿で最も大きいらしい。巨木、古木好きな小生には、会うべき「木」であった。立ち寄って良かったね。
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下津野沈下橋 10:03
 大豊町からR439を西にとれば、土佐町のあたり。高知と言えば、これまで海沿いを走ってばかりであったので、内陸部の高知ってのは初めてだ。Googleマップで吉野川の沈下橋を見つけたので、寄ってみた。下津野の「立派な」沈下橋。渡る川は、徳島市に流れ出る吉野川だ。なぜに四万十川をはじめ、四国には沈下橋が多いのだろうか?
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東石原沈下橋 10:42
 国道沿いにもうひとつ沈下橋を見つける。とてもこじんまりと、かわいい沈下橋でGLばあさんと渡ってみたかったが、進入路があまりの激坂で断念。
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R439 10:52
 「土佐町」や「いの町」のR439は高規格なトンネルと道路で、とても走りやすい。京柱峠の厳しさとは雲泥の差。出会うクルマたちも相当に飛ばすので、時に左にウインカーを出して道を譲る。
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いの町 上八川甲 11:03
 分岐点に差し掛かる。徳島港からR438,R439と四国の誇る酷道を乗り継いで、182km西に向かって走ってきたが、ここ「いの町」でR439と分かれ、R194で北に進路をとる。R439はやがて幾つかの隘路を経て、四万十市にたどり着く。さて、この日の後半は、瀬戸内海の今治湯ノ浦温泉をめざすよ。
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GL1200サイドカー 35 四国横断 5/6 UFOライン 止呂峡 今治湯ノ浦温泉にづづく


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Commented by radio2_kurochan at 2024-12-08 07:55
バーストではアウトーと思いましたが・・
おばあさまとの旅は、いつも心優しい方に助けられてますね
Commented by Rip at 2024-12-08 09:31
トラブル対応能力に感服いたします。
いいクルマ屋さんがあってよかったですね。
旅の行程も狂うことなくて、旅館でのお風呂やビールは、きっと最高だったと思います。

しかし、GLばあさんとの旅はいろんなことが起こりすぎるなという気もしています(笑)
Commented by akane8150 at 2024-12-08 13:50
> radio2_kurochan さん こんにちは
そ〜なんですよね パンクとはわけが違いますからね 峠では 途方に暮れましたね 電車で名古屋まで帰る覚悟を決めていました(^^ゞ
Commented by akane8150 at 2024-12-08 13:56
>Rip さん こんにちは
仰るとおり、GLばあさんとは 何度も苦労を重ねてきました 東北旅行でのクラッチオイル漏れ 志賀高原でのフレーム折れ 高山でのフロントフォーク折れ 知多半島でのリレー焼け レッカー車での帰宅は 数知れず
おかげで 度胸がつきました
Commented by h37_ngs at 2024-12-11 08:59
タイヤ修理、良かったですねー
どの選択肢もかなり厳しい条件の中、幸運の持ち主・・・ラッキーでしたね。
Googleの口コミに感謝のコメント・・・なるほどこれもいいですね〜
ホテル秘境の湯は数年前の四国ツーリングで私も利用しました。いい湯でした・・・懐かしい。
Commented by akane8150 at 2024-12-11 16:12
> h37_ngs さん こんにちは
カー側のタイヤだったから自走できたわけで。。。これが普通のバイクだったらどうなってたでしょうね。フロントタイヤだったら、走れないでしょうから、JAF待ちですね。リアタイヤで走るようだったら、工場まで向かうかな? どちらにせよ、バイクのタイヤなどすぐには手に入らないので、積車になるでしょうね(T_T)。
Commented by kz-blues at 2024-12-12 09:58
心温まる(現地現場では脂汗でしたでしょうが(笑))エピソードをありがとうございます。
旅先でのトラブルはつきものですが、地元の方たちの親切さには心を打たれます。
私も同じような時期に四国へ行きましたが、一泊二日で蕎麦を食しに行くだけの弾丸ツーでした(;^_^A
Commented by akane8150 at 2024-12-12 20:35
> kz-blues さん こんばんは
ひとり旅の多い小生は、毎度、現地の人に助けてもらってばかりです。それでも、ひとり旅は止められませんね(^^ゞ。
by akane8150 | 2024-12-08 00:30 | ツーレポ 四国 | Comments(8)

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