
雲仙 小地獄溫泉館
前日はこちら

雲仙溫泉 6:10
旅行に来ていても、日常のクセが抜けず、朝6時に目が覚める。前日は粉雪程度であったが、窓の外は雪景色。さて、こまったぞ。

テレビの天気予報を見れば、全国的に低温のニュース。特に九州地方の気温低下が低そうだ、、、意地悪だなあ。。(T_T)

救いは、これからは天気回復する予報。雪さえ、これ以上降らなければ、走れるかな・・・

朝風呂を楽しんで、ホテルの玄関から外に出て見れば。。。凍結していないよねえ(T_T)

なにはともあれ、腹ごしらえ。日常と違い、朝からこんなご馳走を腹に詰め込む。長崎らしく、「皿うどん」がちょっと添えられてるのが、楽しいね。こっち来て、皿うどんと先日のチャンポン食べて、ひとまず地元グルメ終了(^^ゞ。


出立 9:15
訳ありで、いつもより遅めのチェックアウト。こちらも、持参したうなぎパイをフロントにお渡しする。玄関出ると、雪を被ったGLばあさんを、玄関番のスタッフと「大女将」が、雪払いをしていてくれる。いやいや、大女将にそんなことしてもらっては、悪いでしょ(^^ゞ。小生が、申し訳なく「大女将」にお話しすると。。。「楽天の情報から、お医者さんだとお聞きしてまして。。」、大女将とお話が始まった。お孫さんが、地元で医学部の学生さんでがんばってるとの事。「それはそれは、よいお医者さんになってくださいね」と励ましさせて頂いた。「ぜひ、消化器外科医になってください」と言いたかったが、やめといた。きっと、自慢のお孫さんなんだろう(^^)。

大女将の「熱いお見送り」を受けて、走り出した雲仙の温泉街はすっかり雪道。凍結していないのが幸い、しかも交通量があるから、わだちの部分は雪がないのでありがたい。
雲仙湯守の宿 湯元ホテル跡 前回、お世話になった「湯元ホテル」が廃業したのは知っていたが、実際にその跡地に来ると、とても寂しさを感じた。江戸時代から、雲仙の湯守りとして、生業をしてきたお宿だったから、雲仙としても痛手だろう。老朽化した設備と、コロナ禍のダメージが重なった不幸と聞いた。雲仙でも一等地が更地になっているのが悲しいね。

交通量が少ない道は、普通に雪道。凍結がないので、GLばあさんの重さと、リアタイヤのグリップの関係で、どうにうか走る事ができる。もしも、MT-01でこの状況に遭遇したら、無理だろうね(^^ゞ。GLバアサン、雪道でも、強し!!。

小地獄溫泉館 9:30
チェックアウトを遅らせても、やってきたのは、小地獄にもう一度朝風呂するため。9時半からの開館に合わせたのだ。常連客が、既に湯舟に浸かっていた。湯気に浮かぶ窓の外をボーッと見ながら、二度目の朝風呂を「心底」楽しんだ。今度は、いつ、ココに来られるだろう。
雲仙ゴルフ場 10:07 雲仙の高原に広がるゴルフ場は、大正2年に開場した日本最古のパブリックゴルフ場。当時の雲仙温泉が如何に賑わっていたかが、わかるね。ラウンドしたことがあるけど、ワイルドなコースで難渋した。フェアウエイを横断するクリークがくせ者で、ずいぶんとロストした。また、プレーしてみたいね。

仁田峠への観光道路は、夜間閉鎖中のよう。この先にある雲仙ロープウエイは、厳冬期でも営業してるよう。長崎は暖かい地域だけど、雲仙は別世界だね。

九州最終日

雲仙とふもとの島原は、R57が唯一のルート。グングン高度を下げて山から海の世界に移動。昨夜の雪を被った雲仙岳を見上げる。ちょうど見えてる正面が、1991年に起きた火砕流が起きた普賢岳の場所だ。

島原市街が近づくと、右手に有明海、その先のお山は阿蘇山だろうか??

島原城
熊本に渡る前に、さらっと島原の町をのぞいてみる、まずは、復興天守の島原城。なかなか全景を望める場所がないので、こんな感じ。他のお城とはちょっとシルエットが違っているのは、、お城に特有の「破風」が無いからだろう。

島原 元祖具雑煮 姫松屋
お城の真ん前に、島原名物「具雑煮」の姫松屋さん。具雑煮を知ったのも、このお店で美味しく頂いたことから始まる。具だくさんで、お出汁のしっかり効いたお鍋は、寒いこの時期にはぴったりだろう。ぜひ、再訪して味わいたいね。

島原城入り口 10:42
このスロープからは、城内駐車場となって有料。この位置からは、かすかに天守の屋根が見えるかな。ここも、次回のお楽しみとしておこう。

お城の周囲は、武家屋敷の面影が残る町並み。甑島と同じように、御屋敷は石垣で囲まれている。地域によって、特長ある町並みが出来るって、面白いね。

島原武家屋敷通り
中央に生活用水の清水がながれる武家屋敷。幾つかは、邸内も見学できる。駐車場に駐めて、散策したいところ。町に流れる用水に鯉が泳ぐ町並みや、「かんざらし」という島原名物のスイーツもあったりと、なかなか魅力ある町だね。

熊本フェリー 島原港 11:17
さてさて、定時になったので、フェリー乗り場にやってきた。クルマは予約できるけど、バイクは予約できず。10台ほどしか受け付けないと聞いていたので、早めの手続きとした。祝日ではあったが、無事に乗船できた。結局、この寒波のためか、バイクは小生だけだった。


ターミナルでウロウロ、お昼ご飯は、熊本ラーメンを本場で頂こうと計画していたが、、、立ち食いうどんに吸い寄せられてしまい、ここで済ますことに。メニューには、「にゅーめん」など、ジモティなメニューもあったりしたが、「具雑煮うどん」を見つけてしまっては、これを選ぶしかない。プリプリのえび、かしわ、白菜、お餅など、美味しかったなあ。ここで昼食を済ますことが出来たので、この先の予定にちょいと余裕が出来た。

オーシャンアロー
1998年に就航した双胴船タイプの高速フェリー。併設される既存フェリーの半分の30分で、島原と熊本を繋いでいる。巡航速度が、30ノット近いとは素晴らしい。現代のフリゲート艦と比べても遜色ないスピードだ。搭載するのは、メルセデス製の高速ディーゼルエンジンで、1万馬力ってのもエグイ。

第3便 12:05発 熊本行き
またまた、一番で乗船させてもらえる。いいのか、わるいのか?

停車位置は、船の最先端。ゲートにキスするくらい詰めて停車を指示される。揺れたら、ぶつかっちゃいそう。


20年以上の船歴だけど、全然キレイな船体と内装。品数豊富な船内売店に、この船定番の商品が置いてある。そう、「かっぱえびせんミニ」が代金入れと共に最前列に。

まだ出港していないけど、すでに船尾には役者の「かもめ」たちが待機している。

出港すると、かっぱえびせんを片手に、お客さん達がデッキにやってきた。「かもめの餌やりショータイム」のはじまり、はじまり。

船のスピードがあるので、ホバリングから、投げられたかっぱえびせんを上手にパクリ。争いながら寄ってくるので、かもめの鳴き声も賑やか。

群れてホバリングする「かもめ」をこんなに間近で見られるのも普段ないよね。それにしても、しょっぱいかっぱえびせん、こんなに食べて、体によくないんじゃない??

雲仙岳
遠ざかる雲仙のお山たちをふり返る。全国、様々な地域の温泉を味わってきたが、信州の野沢、白骨と同じくらい、小生の中ではお気に入りの雲仙。将来、もし名古屋を出て隠居生活を送るのなら、島原半島で過ごしてみたいなんて、マジで考えたりする。名古屋を出てから、ずーっと寒波の中のツーリングであったから、この晴天の陽射しは嬉しいね。

熊本港 12:40
わずか30分で熊本港に着岸。オーシャンアローは、フェリーと思えないカッコウいいシルエット。メルセデスをシルバーアローと例えることがあるので、このネーミング、それに掛けたモノかなあ(^^)。

熊本 市電
熊本市内でも、市電を見かけた。調べると、2路線あって、運賃は180円。鹿児島の市電と規模、運賃ともよく似ている。
城彩苑駐車場 13:24 熊本市内は渋滞が多い印象あり、そのために、駅前を避けて「西回りバイパス」を使って、熊本城に到達。祝日で駐車場を心配したが、バイク扱いでささっと入れてもらえた。

あれ、MT-01じゃあ、ないですか。ハ−レーと連んできたのかな。


国内のお城の中でも、熊本城はその石垣が美しいことで知られている。地震があって、もうすぐ10年の月日が経とうとしているが、まだ傷跡は至るところに残っている。

筋違いの石垣、崩れてはいないけど、下方でスキマが広がり石垣の稜線もゆがんでいる。

7年前にも熊本城には来ているが、災害後であったので、堀の外から眺めるだけだったはず。なので、今回は天守に上がりたかった。初めて、天守に登った。1960年建築の鉄筋コンクリートで、名古屋城と同様の模擬天守。内部は、市立熊本博物館の分館となっていて、いろいろ展示があった。

西南戦争で、堅固な熊本城もほとんどは焼失してしまった。現代に残っていれば、素晴らしい違産になったであろう。

天守最上部から西野方角を見れば、阿蘇山が見えてる。また、行かなきゃね。

宇土櫓(うとやぐら)
熊本城で西南戦争を乗り越えた江戸時代の建築がのこっているが、宇土櫓。足場を組んで、現在も復旧作業が続いている。特別観覧できるときがあるよう。さて、熊本城にも上がれたので、先に進みましょう。

九州自動車道 植木 15:09
前述のように、熊本市内は渋滞する印象があるので、熊本城から高速へのアプローチも、熊本ICに向かわず、R3で北上し植木ICから高速に上がった。まあ、R3も祝日とあって、ボチボチ混んでいて、お城から植木ICまで1時間弱かかってしまった。

久留米 大砲ラーメン 合川店 16:07
15年以上むかし、博多の春吉橋近くで食べた「大砲ラーメン」は、インパクトのあるラーメンだった。数筋離れていても、独特のスープの香りが周囲にただよい、博多ラーメンとは全然違ってた。その後、それが久留米ラーメンなるものと知り、地元で食べてみたいと思っていた。

昔ラーメン
新門司港に向かう途中、久留米ICで途中下車。合川にある店舗に立ち寄る。お昼とも夜ともいえない中途半端な時間帯だったけど、店内はお客さんでいっぱい。扉を開けた途端、「これこれ、この匂い」って、納得したね。どうだろ、悪く言えば、「動物の匂い」、「ランドセルの皮の匂い」ってな感じ(^^ゞ。でも、出てきたラーメンは、思いのほか、さらっとしたスープに細麺、コロコロと揚げ玉がのっかって、美味しかった。でも、、、やっぱり普通の博多ラーメンの豚骨がいいかも(^^)。それにしても、自分で書いていても呆れるね、小生はよほど「麺類」が好きらしい。もしも、最後になに食べたい?って聞かれたら、「素うどん」と答えるかもしれない。

名門大洋フェリー 新門司港 18:36
久留米から夕刻の混雑する自動車道を走り、新門司港に到着。時間に余裕があれば、関門海峡の和布刈神社に立ち寄ろうと思ったが、断念。新門司と関西を繋ぐフェリーは、「阪九フェリー」、「さんふらわ」など他にも選択肢があるが、最も遅い出港が名門大洋フェリーの2便なのだ。その分、九州に長居できるわけ。

九州最終日(Day5)

九州行程


フェリーきょうと 第2便 19:50発
名門大洋フェリーは、大阪南港と新門司をそれぞれ同時出港、同時着の時刻表で前後2便が就航している。つまり、夜間は4隻の大型フェリーが瀬戸内を航行中ってわけ。バイク待機所に待っていると、早々の19時前に乗船が始まった。関門海峡に寄り道していたら、乗船で迷惑掛けたかもしれなかった。

ランプから乗船すると、すでにその階(4F)は、トラックでいっぱい。スロープで1つ下の階に誘導される。

3Fは乗用車50台分のスペースがあり、隅っこにバイク用のスペースが用意されていた。バイクの固定もベルト締めがあった?と思うほど、お手軽な固定だった。奥には、さらに下へのスロープがあって、最深部(2F)にも50台ほど乗用車が収容ができる。最大トラック182台+乗用車140台の収容ができるって、すごい搭載。

ファーストS
往路のさんふらわと同等のシングルを予約しておいた。広さはこっちがやや広く、洗面がついている。バイクの乗船が早かったので、お決まりのお作法で、さっさと浴場へ行ってさっぱり。バイキング形式の夕食は、さんふらわと似たようなモノ。就航が2021年とまだ新造船で、すべてが新しい。九州の旅も終盤、生ビールで夕食を頂き、床についたのだが・・・・日付が変わる頃に、腹痛で目覚め、トイレの往復。落ち着いたと思ったら、今度はムカムカしてきて、嘔吐の繰り返し。お腹の中、すべて出し切ったら、やっと気分も落ち着いて、再び床についた。辛い晩だった、何でだろうな。トイレなん往復したんだろう?、九州最後の夜は悲惨だった。
GL1200サイドカー 36 仁徳天皇陵 堺市博物館 未遂~暗峠越え に続く
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