
明石海峡大橋
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名門大洋フェリー きょうと
急性胃腸炎症状で、苦悶の夜を過ごし、3時間ほどの熟睡の後、朝がやってきた。目が覚めたら、嘔気も腹痛も消失。返って、お腹の中がすっからかんなので、お腹が空いてきた(^^ゞ。

エントランスホール
「きょうと」のエントランスは、往路のさんふらわに比べると意匠はおとなしめで、演出もすくなし。さんふらわは観光要素の強い航路、対して瀬戸内航路の名門大洋フェリーは、太平洋ベルトの運輸をになっている感じ。阪九フェリーと比べても、名門大洋フェリーは質実剛健な印象。。ちなみに、名門フェリーと大洋フェリーが合体したのが今の会社。名門フェリーの名のいわれは、1976年まで、名古屋港と門司港を繋いでいたから。学生時代は、新門司港なんてなかったから、関門海峡越えて門司港まで船が進んでいたのを思い出した。

朝食 6:40
お腹が減って。。。。。朝食は食べることが出来た。。。現金だなあ。


明石海峡
朝食を済ませて、デッキに上がる。7時に明石海峡を通過する予定。朝日がキラキラ、逆光で浮かび上がる明石海峡大橋。

明石海峡大橋 7:00
23ノット(40km/hほど)で明石海峡大橋を通過。40kmって、意外と速いなと思うスピードでくぐり抜けた。

着岸後に指示があるまでは、車両デッキには降りられない。それまでは、じっと我慢で館内放送を待った。通行解除されて、階段を幾つか降りてGLばあさんの元に急ぐが。。。間違えてトラック車両デッキに紛れ込んでしまい、ほぼ「迷子」状態。幸い、甲板員の人を見つけたので、もう一つ下の階まで誘導してもらえた。トラック車両の車載状況は、キツキツで収容するので、その間を荷物とヘルメット抱えて歩くのは、とても窮屈で大変。閉所恐怖症のひとなら、どうにかなっちゃいそうな世界だよ。

フェリー比較
この旅で7隻のフェリーに乗船した。大きな船から小さな船まで、バラエティに富んで楽しかった。いずれも流通の多い航路だから、新造船を中心にがんばっていると思う。同じ長距離大型フェリーでも、航路によっては、その船の指向が違っているのも面白い。この旅でもっとも印象に残ったのは、最後の就航に立ち会えた「フェリーニューこしき」だろう。時化ていても、島民の生活を守るため、25年働いてきた。3/25からは新造船が控えていると聞く。この船は、まだ船歴も浅く、どこかの海でひと仕事が待っているはずだ。兎にも角にも、これらすべての船が、ほぼ365日、同じ航路を往復して、限りなく働く姿はかっこいい。
大阪南港 9:00
着岸してから、30分かかってやっと下船、無事にGLばあさん共々、大阪の地に帰ってきた。夕方までに帰宅できればいいので、幾つか立ち寄りしながら帰りましょう。

最終日

阪堺電車
堺のあたり、まったく知見を持たなかったので、興味シンシン。ここにも市電があって、後学で「阪堺電車」と知る。100年以上の歴史を持つとは、すばらしい。

スーパー玉出
昭和感たっぷりな堺の市街。反対車線に、パチンコ?って、二度見したスーパーを発見。オールナイトってのも、味わいある表現。


仁徳天皇 百舌鳥耳原中陵(もずのみみはらのなかのみささぎ) 9:40
最初の訪問地は、国内はもちろん、世界で最も大きなお墓、仁徳天皇陵。初めての訪問で、その大きさと厳かさに感銘を受けた。路上から撮影したが、厳粛な雰囲気も合って、それ以上近いところから、シャッターを押す気にはなれなかった。このあたり古墳が密集しており、百舌鳥・古市古墳群として、世界文化遺産に指定された。百舌鳥・古市古墳群は、古墳時代の最盛期であった4世紀後半から5世紀後半にかけて築造された、古代日本列島の王たちの墓群。古代の政治文化の中心地のひとつであり、大陸に向かう出発点であった大。

百舌鳥古墳群
大型の古墳の周囲には、小さな古墳が取り囲むように存在する。かっては100基以上合ったとされるが、戦後宅地などで急速に取り壊され、今では44基が残っている。近親者や従者を葬ったとされる大古墳の近くに存在する小さな古墳も多く、陪塚と呼ばれる。

堺市博物館 9:50
仁徳天皇陵に隣接して、堺市博物館があって、常設で「百舌鳥・古市古墳群」を扱ってると聞き、見学してきた。平日ではあったが、多くの人が訪れていた。

仁徳天皇陵と言われる古墳も、確実に仁徳天皇が葬られているかどうかは、学術的に確定されてていないよう。現在も続く天皇一族の墓であるがゆえ、学術的な発掘がなされていないからだ。明治の初めに、仁徳天皇陵の南斜面が崩れて石室が露出しているのが発見され、一時的な調査が行われたようだ。しかし、関東大震災でその記録も多くが失われてしまった。国内で「文字」が普及するのは、5世紀後半から。つまり、百済から仏教や経典が入ってくるまで、文字に疎い世界だったのが、今も日本の古代史に謎を多く残した由縁だろう。

住之江 2りんかん 10:50
旅の途中で気づいたのが、ライダーシューズのソールが外れかかっていること。左右とも浮き始めていて(°0°)。近くに大きめのバイク用品店があるのを調べ、物色。コミネのメッシュシューズで気に入ってたから、同等品を探したが同社の製品見つからず。代わりにelfの特価品、サイズが合ったのでこれにした(^^)。

阪神高速
お次はどこ行こう。訪ねたことのない石清水八幡宮も魅力的であったが、酷道マニアの血が騒ぎ、「暗峠(くらがりとうげ)」の通り抜けを挑戦してみる。「南港中ランプ」から阪神高速に上がったけど、ほどなく渋滞に巻き込まれる。環状線の部分の間は、全然ダメでストップ&ゴーで、クラッチの左手が辛い。

新石切 12:19
水走ランプで下におり、石切までやってきた。さてさて、暗峠、どんな雰囲気かな、楽しみ!!バイザーにGopro装着して、峠越えを録画しよう。

近鉄奈良線
坂の街になって、踏みきりで駐まる。何色の電車が来るかなと、期待。あずきバー色の馴染みのある近鉄だった。

踏切を越えると、いよいよ道が狭くなっている。迷子にならないように、R308と地面に表示あり。これでもれっきとした国道なんだよね。小生と同じように好奇心でこの道に入ってくる輩も多いだろうから、道に迷ってウロウロされるのも、住人には迷惑だよね_(._.)_

住宅街を左に折れると、いよいよ滑り止めのディンプル付きの坂が始まった。ワクワクするなあ、毎度、酷道に挑戦するときの「高揚感」が好きだ。自転車で走りまわった小学生の頃と、60越えた今も、この期待感は、全然変わらない。(^^)。

12:30
激坂が始まって200mも進んだろうか、上からスエット姿のお兄さんが降りてきて、話掛けてくる。「この先で脱輪しちゃったので、通れない。。。申し分けない。」・・・え、? ど〜ゆ〜こと?? ちょい先の坂で、XL250のライダーが立ち往生している。

右手にお寺さんの敷地があって。小生はそこで切り返して退避。まだ坂でもがいているXL250氏の応援に入り、後ろから押して、これまた退避場所へ移動。お兄さん、そ〜と〜にへばってた。

ひとまず、小生たちは居場所を確保したので、その先の脱輪がどうなってるか、見てみよう。

カーブのさきには、M社のスポーツセダンが縁石に乗り上げた「亀の子」状態で道を塞いでいた。右手に法照寺さんがあって、その駐車場から出てこようとしたのか、離合で脇に寄ったのか。。。。道路に戻ろうとして内側の石垣に気づかず、助手席側のサイドシルを乗り上げてしまったのだ。これで、助手席側の後輪が浮いてしまい、空転しているよう。LSD入っているだろうから、片輪でも駆動力伝わりそうな気もするが。。。

まだ、峠の挑戦、始まったばかりなのに、、、がっくり。仕方なく坂を下りてきたら、峠を通り抜けてきた郵便局員さんと亀の子の持ち主が会話してる。

郵便局員さんから、声を掛けられる。「みんなでなんとか、動かせないかなあ??」局員さん、レスキューしようと思ってるようだ。確かにこの場には、4人の男性がいるからなあ・・・「軽自動車ならいざ知らず、2tの重いセダンは無理でしょ」と小生。「やっぱり無理かなあ〜」と局員。「オーナーさん、レッカー呼ぶのも大事だけど、警察に電話して、この上下を通行止めにしないと大変な事になるよ」と郵便局員さんは、亀の子オーナーに助言していた。やるな〜、できるな〜〜「赤カブさん」。

石切神社 12:50
暗峠に挑戦できず、がっかり。気を取り直して、途中で見かけた真っ白な「石切神社」を詣でてみよう。何の予備知識も無く、立ち寄ってみる。

絵馬殿
どう見ても、重厚な山門にしかみえない「絵馬殿」がお出迎え。左右には、剣と矢を供えた武士の木造が収められていた。たいていのお寺の山門であれば、「怖い形相の仁王像」が多いよね。

石切神社 拝殿
神社の創建は崇神天皇の時代とあるから、大神大社と同じ古墳、ヤマト時代から続く古いお宮と知る。「石切さん」とか「でんぼ」の神様として、地元で崇敬されているとわかる。ちなみにでんぼとは、「腫瘍」のことで、病にご利益があったんだね。

クスノキ
樹齢500年以上とされるご神木。時代を超えて、たくさんの人を見てきたんだろうね。枝分かれが大迫力、力強い。

石切神社参道商店街
細い坂道の路地が、石切神社から上に延びている。懐かしい感じの商店街、ちょっと上がって見よう。

社寺の参道にありそうな商いのお店が、元気よく並び、参拝者も多い。お昼だし、何か食べようとおもって物色していたら、ありました「明石焼」のお店。店構えも小生の琴線に触れる「ツボにはまる」お店。迷わず、暖簾をくぐった。

紅梅焼 明石焼 錦泉堂 13:02
入れば、小生ひとり。1枚じゃあ、後悔すると思って、はじめから2枚注文。一枚目はだし汁で、二枚目はショウガで頂いた。ちょっと甘めの紅ショウガと明石焼がこんなに合うとは思わなかった。やったね、好きな明石焼が食べられた!! お昼ご飯は、これでおしまい。参道は、上に続き、「上之社」と別宮があり、さらに生駒山の中腹には、「元宮」が残っているらしい

Day6

名古屋 帰宅 16:30
さてさて、近所のコイン洗車場で6日間の汚れを落としてから、自宅に帰還した。洗濯物もお土産もいっぱいなので、降ろすのに一仕事。リアトランクの長靴も今回は登場せずに走りきった。フェリーの走行が多かったので、6日間の走行距離は1000kmほどと短かった。GLばあさんは、相変わらずスターター周囲からのオイル漏れがあるけど、それ以外はまったくトラブル無しだった。ロングでは、何か「事件」を起こすGLばあさんではあったが、今回は優等生。お次のロングツーリングはどこにしよう?北海道北部の宗谷岬? 韓国が見える対馬? 溫泉宿を繋いで東北? など候補かな。
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