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プラモ製作記 32(1/2) フェラーリ312B 1/12 タミヤ


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フェラーリ312B 1/12 タミヤ
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 先回、小さな飛行機の制作で、チマチマと塗装作業に疲れたので、今回はざっくりと大型モデルで気分転換。タミヤのフェラーリを引っ張り出した。パーツの刻印を読めば、1971年に初回販売されたと分かる。なんと〜54年前だよ〜、(°0°)。1/12ビッグスケールシリーズの7番目、タミヤが世界的にも評価され、元気いっぱいの頃だ。
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 手に入れたのは、思い出せないほどむかし。日焼けして、ガムテープ後も痛々しいパッケージ。パーツを確認してみると、フロント周りで重要なパーツの足が折れちゃってるのを発見。フロントサスペンションを受け止める軸だから、治さないとまずい。
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 んっじゃ、ということで。慎重にドリルで孔を穿って、差し込みを作る。
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 ランナーを火で炙って、同じ太さのプラ棒を制作。これを削った孔に固定して、再生完成。
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 リアのオイルクーラーに取りつける大っきなインテーク。これも目立つ場所なので、左右の合わせ目を消したいところ。がっちり接着したら、ヤスリとパテでツライチに整形。
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 やたらと「メッキ」パーツが多いのも、むかしのプラモにありあり。ブレーキキャリパーのメッキがうざいので、メッキを剥がすことに。
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 メッキ剥離液につけると、半日も経てば、皮がめくれるようにメッキが剥がれる。
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プラ素地になったら、ラッカーのシルバーで塗装。
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 フロントカウルは上下のパーツを貼り合わせるが、その接合部もキレイに整形したい。薄い素地なので、ゴシゴシ削ると割れちゃうので、ウラから接合部をパテで補強しておく。
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 それぞれのパーツをランナーからニッパーで切り取る。パーツの「バリ」や「ヒケ」をナイフやヤスリで整えてゆく。12気筒のエキパイも一本づつバリを取って、整形する。地味〜な作業だけど、出来上がりに貢献するはず。パーツが整ったら、塗色ごとに分類して、塗装に備える。
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ホイールもメッキされているけど、実車はゴールド。こんなのは、スプレー缶をつかってササっと塗装。メッキの上からだから、塗膜が弱いから要注意、剥がれやすい。
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 葉巻タイプの古いF1は、ボディの上下で張り合わせることが多い。運転席周り、デカール貼り、最後のクリアー仕上げなどを考えて、手順を検討して組み立て図の進行は無視(^^)。塗装を先行し、その後に上下のボディを合体させることにした。まずは、白のサフェイサーを全体に塗装した後に、ボディの裏側をブラックで塗装。薄く塗りたいので、エアブラシを利用した。内側を塗る指示は見当たらないが、実車ではセミグロスブラックで内面が塗られていることが多い。
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 フェラーリと言えば、水平対向12気筒エンジン。前後に長いし、横幅もあるし、V12ってのは大っきいなあ。V6だったら、これの半分だもんね(^^)。
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 12気筒のプラグコードと燃料パイプを組み上げる作業は、毎度気が滅入る。指示されたように、ミリ単位でパイプをカットし、細かなパーツに組んでゆく。
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 ディストリビューターからのプラグコード、燃料噴射装置からの燃料パイプ。こんなぐちゃぐちゃ、うまく組み上がるんだろうか?? 組み立て図には、コードの取り回しについて、まったく書かれていない。わずかな写真と図を見て、「自分なり」に考える(^^)。
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 微妙に長さの違う24本×2のパイプたちを取り回してプラグやインジェクターに差し込むゆく。この作業、慣れていないと「途方にくれる」と思う。面倒くさいから、「コード、パイプ省略」してしまったユーザーもいたんじゃないかな(^^ゞ。無理すると、細い差し込みが折れて、まずまず窮地に〜〜。
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 プラグ、燃料パイプをそれぞれ長さを取り回しを工夫し、最後に細いワイヤーで縛ってまとめる。この作業は、慣れと根気が必要。
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 形状の違う12本のエキパイを間違えないよう、ランナーから外した時点で、番号付きのクリップで把持。これにより、加工から塗装まで、番号を間違えないで作業できる。醜いバリやパーテーションがあるので、一本ずつ、丁寧にヤスリを当てる。
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 くねくね12本のエキパイが組み上がる。こんな時の接着は、「クリアーボンド」が使いやすい。意外と速乾で接着力も強い。その後の微調整も出来るし、はみ出した部分は取り除くことも可能。ところで、エキパイの長さが全然違っているけど、効率はどうだったんだろう。多気筒エンジンのエキパイって、「等長」が良かったんじゃなかったか? 
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 でっかいオイルタンク。これもメッキがかかっていたが、合わせ目が消せないので、メッキ剥離した上で塗装した。
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 12気筒のエキパイは、3本づつ合わさって、4本の排気パイプに集約される。その固定は、スプリングが使われているが、その取り付けが難しかった。心おだやかに、イライラしちゃうとダメだね(^^ゞ。
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 エンジン後方に取りつくオイルタンクのステーは、バッテリーも抱えて複雑な形状。
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 そこへ、オイルクーラーとそのインテークが合体する。
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 オイルタンクとインテーク、オイルクーラーが完成。この部分だけでも、複雑な造形を組み上げるのが楽しいねえ〜。面倒だけど、組み立てを楽しみ、出来上がりを愛でる、やっぱりプラモ作りはやめられないね〜〜。お次は、いよいよ、ボディの塗装に取りかかるよ。

プラモ製作記 32(2/2) フェラーリ312B 1/12 タミヤ に続く


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Commented by radio2_kurochan at 2025-04-08 06:10
パイプ地獄を乗り越えたエンジンの綺麗なこと!
Commented by akane8150 at 2025-04-08 20:46
radio2_kurochan さん こんばんは
組み立て図には、ミリ単位で長さが指定されています。そこまで指示したなら、取り回しも説明してほしいですね(^^)。312Bのあとで、312Tや312T4がキット化されてますが、そちらは写真での説明など「親切」になってました。
Commented by Rip at 2025-04-09 10:37
周到な下処理のおかげで、半世紀の時を超え、製造元の予想を超えたできばえになると思います。
70年代を代表するマシン、完成した姿が待ち遠しいです。
Commented by akane8150 at 2025-04-09 19:09
> Rip さん こんばんは
いやいや、塗装をはじめ 上級者の作品を比べたら お恥ずかしい出来です 作って、眺めて、自ら楽しめる範囲で遊んでいます_(._.)_。
by akane8150 | 2025-04-07 22:00 | プラモデル製作 | Comments(4)

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