
フェラーリ312B 1/12 タミヤ
前半はこちら

インナー側のブラックの塗装が済んで、いよいよイタリアンレッドを塗る準備開始。

インナーのブラック部分をマスキングする。プラサフを吹き付けた表面を最終確認し、ごみやホコリがないことをチェック。エアブラシの塗装する画像を残してみたいけど、そんな余裕などなし。画像など、後回し・・・塗装作業に没頭する(^^)。

用いたのはクレオスのスーパーイタリアンレッド。これを3倍希釈して、エアブラシで3度塗り。ちょいと薄めすぎたのか、下地の遮蔽が弱い気がして、ついつい厚めに塗ってしまう。失敗する一番多いパターンは、勇みすぎて厚く塗った事による「タレ」だ。そうならない一歩手前で、厚めにしっとり仕上がるのが、小生的には大好きだ。

フルフェイス姿のドライバーが付属していたが、今回は載せないで、シートベルトのみ再現してみた。

キットのシートベルトは、ソフトビニルの使えない代物だったので、社外品のシートベルトキットの余りを流用して、其れっぽく作成。

コクピットが出来たので、これを塗装の済んだボディの上下で接着、合体。こんな場面でも、クリアボンドが使いやすい。はみ出しても、後で取り除けるのがありがたい。輪ゴムと、テープの力を借りて、ひと晩寝かす。

外装パーツの塗装と組み上げが概ね出来たので、仕上げ用のコンパウンドで最終磨き上げ。もっと厚めに「赤」を載せれば良かったかもしれない。磨きすぎて、一部「下地」が出かかってしまった。塗装は難しいな〜〜、いつも悩んで失敗している感じ。

最終磨きも潔く切り上げて、デカールにとりかかる。ふるーいデカールだったけど、黄ばみも少なかったので、オリジナルを使うことにした。というより、アフターマーケットでも、312Bのデカールは稀で、見つかっても高価で手が出せない。

痛みがひどいと、ベースから動かすだけでひび割れちゃうこともあるが、今回はなんとかセーフ。柔らかさと粘着力が失われているが、「デカールのり」と「マークソフター」の力を借りて、貼ってゆく。
デカールフィルム
ひび割れちゃう古いデカールのお助けマテリアル、「デカールフィルム」は、デカールの上に筆塗りでこの液体を薄く塗っておくと、ひび割れを起こさずデカールを保護する働きがある。今回は、貼った後のデカールに、筆塗りでフィルムを上乗せしてみた。

最後にクリアーを全体に載せて、デカールを抑えると共に、艶を出すことが常套手段。その時、デカールをシワシワにしてしまうアクシデントがあり、その予防として、今回デカールフィルムを塗ってみたのだが。。。。結果は大成功。シワシワにならないで、デカールの上にクリアーを塗装することが出来た。

クリアーによって、しっとり艶も出てきた。しっかり乾いたら、最終仕上げのコンパウンドで全体を磨き上がる。概ね、上手くいったけど、ゼッケンデカールの白の発色がいまいちで、バックの赤に負けてしまっている。思い切って、塗装でゼッケンの白を再現すれば良かったかも、、、ちゃんとしたデカールだったら、こんなことは無いんだけどね。古いキットの制作では、あるあるだよね(T_T)。

さて、塗装が済んだので、足回りの組み付けにはいる。アッパーアームガメッキ、メッキしていたので、つや消しクリアーを吹いて、しっとり感にした。

タミヤといえども、さすがに古いキットだから、組み上げるときに若干のすりあわせなどが生じる。

ラジエターをシャシーにくっつけるんだけど、どこに付けたらいいのか、組み立て図が不十分で、スリットやガイドの孔なども見当たらず。。どこが「のりしろ」なんだろう??

Webで探していたら、再販版の組み立て図の補足資料が引っかかった。なるほど、この位置に付けるんだね、、、、ラジエターの背面には、ネジ穴があって、この上にかぶせるフロントカウルを支える役目も担っているけど、、、、。どうみたって、接着強度が足りないよね。この部分も、多くのモデラーを悩ませたはず。最悪、「ラジエター無し」っていうことになっただろう。

強度を出すためには、接着では足りないと判断。ちっちゃなタッピングねじを用いて、無理矢理ネジ止めで解決した。たまたま、こんなねじがあったから良かったけど、この部分は、タミヤの担当者に聞いてみたいなあ(^^)。正確で作りやすい「タミヤ」らしからぬ設計。

タミヤF1の製作で、いつも気合いが入る足回りの組み立て。オス側を削り、メス側を広げ、無理なくパチンと入るサイズに微調整。

アッパー、ロアアームに、気合い一発、パチンとはめ込む。ステアリングロッドも、慎重に押し込む。幸いにも、無事に組んだ〜〜。

葉巻タイプのF1らしい、フロント周りの作り。レトロで美しいね。細いスプリングを使って、フロント、リアともブレーキラインが再現されている。不思議なことに、このキット以降では、ブレーキラインの再現が省略されていることが多い。スプリングなんて、高価なパーツをつかったので、コスト高が原因かな?

いよいよ、エンジンとボディの合体。クランクケースの下端がボディのスリットにはまり込む構造。

実査でも、ボディとエンジンの接合は同様だったようだ。クランクケースの全部でボディと固定し、後半は複数のステーでエンジン、足回りを支える構造だ。

しかし。。。複雑なパイプ類が邪魔になって、ボディとエンジンの接合が難しい。組み立て図の手順では不可能と考え、先にステーをエンジンに組み込んで、パイプたちを逃がし、その上でボディと合体。このあたりも、組み立て図の手順で進んできたモデラーは、手が止まってしまったはず。

葉巻型F1の典型的なリアサスペンションの構造。4点のロッドで位置決めして、アブソバが支える。

折れないよう、潰れないように、前もって調整しておく。その先は、いつもの「気合い一発」、細心の注意を払って、足回りをパチンパチンとはめてゆく。

最後のロッドをスタビライザーに通して、リア足回りの完成。「奇跡的」にどこも折れずに潰れずに組み上がった\(^^)/。

複雑なオイルクーラー一式を後方より所定の場所に押し込んで接着。このあたりの難所が、スルリと進行するあたりが、さすが「タミヤ」と思える正確さだね。

マフラーエンドを4本、スプリングに通してエキパイと接着。なんでこんな位置に??とおもう「バッテリー」に電源コードを自作追加してみた。後輪の荷重を上げるために、重量物を後ろに持って来たかったんだろうか?

これにて、エンジン、リア周りの完成。裏から見ると、複雑怪奇、V12気筒エンジンはデカいねえ。

フロントカウルは、平ネジで固定。もちょっと、実車らしくねじの頭を削って小さくしても良かったが、これがオリジナルということで「お許し」いただこう。

シールドは分厚く、このあたりも古いキットと思わせる。時間がたつと透明になるクリアパーツ用の接着剤を使う。これ、注意しないといけないのは、水溶性なんだよね。水がつくと取れちゃう。先回のコンステレーション作ったときに、これが原因で部品を洗面で流してしまった。

ゴムタイヤの劣化を心配したが、50年経っていてもこのキットに限っては、全然大丈夫。ネジ止めで前輪を取り付け。

最後にリアウイングを取り付けて完成。取りかかって、2週間くらい。

さて、出来上がり。途中、数カ所で組み立てに壁を体験したが、サクッと乗り越えて、無事にカタチになった。イタリアンレッドのボディがF1らしくて、いいな〜。

いわゆる葉巻スタイルのフェラーリは、この312タイプが最後を飾る。12気筒にこだわるフェラーリは、それまでの60度から、180度3Lエンジンに変更して、1970年からタイプ312に搭載した。低重心で高出力のV12エンジンは、続くフラットノーズデザインの312Tに受け継がれ、グランドエフェクトの312T4まで、3代にわたって使われた名器。

全長4m、全幅2m。車重 534kg、3000cc 水平対向12気筒エンジン、450hp/1,2000rpm 。ゼッケン「4」は、312Bデビューの1970年、地元イタリア大会で、新人のレガツォーニが初優勝したマシン。

JEB'S レガツォーニ
レガツォーニといえば、RZを乗り回していた時代、JEB’S というヘルメットメーカーから、彼のレプリカが販売されていた。白、赤の塗り分けで、帽体のデザインがかっこ良く、お値段もめちゃ高額だった。。。。憧れたなあ(^^)。

戦後の1950年代に、エンツォが、スクーデリア・フェラーリとしてF1創生期から参加。葉巻型F1は、20年以上にわたりF1の基本スタイルだった。

前後のサスペンションは、どのチームも似たようなコンベンショナルなもの。オイルの温度がよほど高温になったんだろうか、オイルクーラーがデカい。

クソ重たそうな12気筒エンジンをリアに積んで、最後尾にバッテリーを置いているから、前後車軸の受け止める車重は、相当なリアヘビーと想像する。敏感なステアリング反応と、リアタイアがグリップを失ったときの挙動変化など、じゃじゃ馬なんだろうな〜。
タミヤの1/12シリーズは、この312B、312T、312T4、F190と4台がモデル化されている。これにて、フェラーリ、すべて製作完了。そうそう、訂正、小生のT4は、プロター製だったわ(^^)。
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