
SSBN ホテル級 K-19 1/350 ズベズダ

プラモの題材で、潜水艦は小生の好きなジャンル。この先、作る予定の「1/144」や「1/72」 の大作があるので、その習作として、お手軽な1/350サイズの潜水艦をサクッと作ってみた。特に排水口などの塗装をどうするか、知見が欲しかったのだ。

艦船モノの1/350スケールは、もっとも普及したスケールだろう。国内外から多くにキットが販売されている。潜水艦は、基本的にフリゲート艦以下のサイズなので、1/350は部品数も少なく、パッケージの中もあっさりしたもの。

モナカのように船体や艦橋を左右に合体したら、組み立て終了ってくらい、形にするだけなら「あっ」という間に組み立て終了。

組み立て図の「キリル文字」をみれば、お分かりのように、K-19は、ロシアの模型メーカー「ズベズダ」の商品。10年くらいまえから、日本の店頭でも見かけるようになった。ロシアのメーカーだから、これまで製品化されていなかったような東側の兵器が多いのも頷ける。小生は初めてロシア製のプラモを作ることになる。

色指定は、タミヤのカラー番号が併記されている。ズベズダも塗料を販売してるんだろうか?

ダークグレイ、XF24を探したら、アクリルタイプがストックに見つかる。大瓶だった頃の塗料だから、20年以上前から引き出しに眠っていたはずだけど、普通に使えるのだからすごいねえ。これを3倍希釈して、エアブラシで本体を塗装する。

船体は、左右をパカンとはめるだけ。それにしても、接合部がしっかり幅広。つまり、プラスチックの厚みが分厚いのだ。繊細な作りの国産メーカーに比べると、頑丈な作りともいう。

接合面をヤスリでならしたら、ゴムバンドで締め付けた上で、流し込み接着剤で合体。下は、キットに含まれている「船体スタンド」だけど、ごついなあ(^^)。潜水艦本体よりも、プラスチックをたくさん使ってるんじゃないの??

がっちりくっついたら、潜水艦は「こん棒」のようになったよ。頑丈だから、これで護身出来るかも(^^ゞ。さすが、「おそロシア」の国のプラモだねえ(^^)。

白のプラサフで全体を塗装。吃水線ちかくの白い帯を、この時点でマスキングする。

最初に甲板部分をニュートラルグレーでスプレー塗装。乾燥機でしっかり乾いたら、この部分はマスキングテープで隠す。

お次は、つや消しブラックで全体をスプレー塗装。排水口などの凹んだモールが多いので、これを表現するのに、下地に黒をもってきた。これが上手くいくといいけど。。。

そして船体色のダークグレーをエアブラシで塗装する。艦橋は、これに潜望鏡などのポールが数本立つだけのシンプルな作り。

全体をダークグレーを吹き付けるが、凹んだモール部分もグレーが入ってしまい、下地の黒が飛んでしまった(>_<)。仕方が無いので、凹んだラインや排水口は、最後に墨入れをしよう。最初の目論見は、これにて破綻(^^)。

上部の塗装が済んで、艦底色を準備で、マスキングテープで吃水から上を隠す。

組み立て図では、レッドになっているけど、少し黒を加えて塗り始めたが・・。

調合の色が、あまりに「えび茶色」に近くなってしまったので、エアブラシ中断。指定通りのレッドでスプレー缶をつかって仕切り直し。つや入りのレッドだけど、最後につや消しのクリアを載せるので、大丈夫。

ひとまず、だいだいの塗装工程は終了。喫水線の境界線をまっすぐに決めるのは、難しい。探せば、喫水線を罫書きする「吃水ゲージ」なるものがあるので、いずれは必要だろうなあ。

ストライブのマスキングを剥がせば、船体の塗装終了。

製品は新しいのか、デカールの出来もまずまず。ちょっとノリが弱いけど、発色はいい。

フィルムが硬めなので、ソフターが必須。慌てず、ゆっくりとデカールを位置決め。

デカールが貼り終わったら、黒色のエナメル墨入れで、排水口やハッチなど凹みラインをうめてゆく。

はみ出したエナメルの黒を、溶液の染みこませた綿棒で、「チマチマ」拭き取って仕上げる。下地の塗料がラッカーだったり、アクリルであれば、下地を傷めることなくエナメルを拭き取れる。そんでもって、さくっと完成。作り出して、3日ほど。ほとんどが、塗装の乾燥にかかった時間だ。

船体下面の排水口も黒を落としたので、輪郭もくっきりしてOK。ただし、黒地で塗った効果はまったく外れだったね。。。なので、この先の「本番」製作では、塗装の工程最後に、墨入れするような手順にしよう。

甲板のハッチ類も、墨入れの影でメリハリがついた。これしないと、のっぺりとした雰囲気だろう。救難艇と接続する脱出用ハッチが「赤白」 でかわいい。

1955年に、ソビエト初の原子力潜水艦である「ノベンバー級」が竣工し、その船体を基本に、セイル内に3本の弾道ミサイルを積んだ「ホテル級」潜水艦が、1960年に作られた。ソビエトにとっては、これにより、アメリカに対抗できるようになり、いわゆる冷戦時代の幕開けとなる。

ただしICBMを発射するには、浮上する必要があったのが難点。次世代のヤンキー型で、水中からの発射が可能となり生存性が高まった。それにしても、K-19は、「いわくつき」の船だった。就役までの建設中に、事故で作業員7名が死亡。進水式では、艦首に当てられたシャンペンが割れず、不吉な前兆を皮切りに、1961年には原子炉事故で22名が放射能被曝で死亡した。さらには、1969年にアメリカ潜水艦と衝突事故、1972年には、28名の乗員が火災事故で亡くなっている。列挙するだけでも、恐ろしい。ついに1991年に退役し廃艦となっている。

2002年のアメリカ映画「K-19」で、放射線事故の様子が映画化されている。ハリソンフォードの渋い表情ばかりの演技が記憶に残る。自宅のライブラリーから引っ張り出してまた見てみよう。出来上がりの「K-19」をパッケージに載せてみたが、このパッケージは「デカすぎ」ない?? 海外のプラモで「あるある」な事実。

ショーケースに収めて終了。ふり返っても、K-19をモデル化するのは、いろいろな意味で決断が必要じゃなかったかな。だって、ソビエト海軍の隠したい事件を引き起こした船だから。それをロシアの模型メーカーが作るんだからね。えぐいわ。

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