HONDA CB1100R 1/6 タミヤ
小生のイレブンを再現しようと1/6のXS1100に手をつけたが、ヘッドライトが小径なこと、フロントカウルの自作などで「思案中」で先に進まず。このところ小物のプラモが続いたので、気分を変えて、ビッグサイズの1/6ホンダCB1100Rをつくりましょう。パッケージは色あせと汚れで見た目よくないけど、中身は・・・

手に入れたのは、1982年の初版で、40年以上前の代物。デカールが擦れ、痛みがひどく、このままでは使えない。タミヤに問い合わせをしたが、デカールは欠品中で、再販の予定無し。さて、このデカールが使えるかどうか、不安だね。ところで、40年前の初版が6800円で、2008年に再販されたときは、12000円。この先再販されたらもった値上がりしてしまい、あまりに高級化して販売にはつながらないだろうね(>_<)。

模型の箱もでっかくて立派。パーツ数も多いので、無くさないように注意、分類する。

タンク、カウルは左右で合体する。そのままでは接合線が出てしまうので、ここは何が何でも、実車の様にスムーズにしたい箇所。

でっかいフロントのハーフカウル。製作、塗装する際に、補強と把持をかねて、ランナーを接着した。最後の最後にカットして外せばいい。

リアカウルも素の状態で接着して、合わせ目を削り出して平に。それでも生じる凹みにパテを充填して補正する。

目立つマフラーも左右で合体するので、その接合部は無くしたい。ガリガリとスポンジヤスリで曲面を削る。最近は、いろんなタイプのヤスリが出てきたので、部位ごとに使い分けるとキレイに早く仕上げることができる。

CB1100Rのド派手な赤いフレームが形になってくる。1/6ビッグシリーズは、見栄えのするサイズで、映えるね。

接合部も消えたボディパーツをプラサフを塗装して仕上げる。プラサフのスプレー缶を用いると、粉塵がとても多く発生する。なので、屋外のパティオに段ボールを流用した「塗装ブース」を持ち出して塗装。粉塵の吸入も怖いので、N95マスクで対策する。

フレームは赤いプラスチックで出来ているから、そのままレッドのスプレーで済ませてもいいけど、白のプラサフを下地にした方が、レッドの発色がいいし、塗りのこしやムラがわかるので、そうしよう。

プラサフがのったら、カウル裏側のブラック塗装の準備。カウル表面をマスキングテープで隠して、塗装の準備。

カウルの裏をセミグロスブラックで塗装。

このバイクは、セミグロスブラックを使うパーツが多いので、毎度のように区分して、一気に次々と塗装してゆく。塗ったら、乾燥機に入れて、ローテーションのように2度塗り、3度塗りで仕上げる。イタリアンレッドで塗装したフレームが美しい(^^)

ホンダと言えば、コムスターホイール。ゴールドっぽいプラスチック成形で、塗装しなくてもいけそうだけど、輝きが足りないので、スプレー缶のゴールドを上塗り。リムと縁取りはタミヤのペイントマーカーで仕上げる。筆塗りよりも使いやすく仕上がりもよい。またエナメル系なので、ラッカー系のゴールドの上で拭き取り調整が可能だから修正も出来る。

1/6サイズだとバッテリーもこんなに可愛く再現される。それっぽくて、いいねえ。

まっかっかのド派手なリアサス。コイルスプリングもレッドに塗装するように指定されていたので、プラサフを下地にして塗料のツキを補強した。これも可愛い。

キャブレターも緻密なモールドで精巧。メッキされたパーツなので、上からつや消しクリアを吹いて、照りを抑えた。

右側のフレームの一部が、実車同様に別パーツになっている。こうしないと、でっかいクランクケースとミッションが収まらないのだ。

シリンダーとヘッドはエアクリーナーにキャブをはめ込みつつ、スライドさせてクランクケースと合体。実車ではこんな組み付け方はあり得ないね(^^)。

ゴールドのクランクケースもまばゆい。レギュレーターもホンモノぽくってええ感じ。

チェーンとスプロケットも指示通り、筆塗りで塗装。チェインケースは合わせ目をヤスリで消してセミグロスで塗装。

右側のブラケットにリアブレーキのシリンダーとフットブレーキを組み付ける。ブレーキはスプリングで上下に作動。

リアスイングアームをフレームにシャフトを通して接合。このあたりは実車と同じだね。

CB750Fと同じパーツであろう、でっかいテールランプ。ウインカー共々、モールディングが素晴らしい。

ビックサイズならではのネジ止めの多用。劣化の無かったタイヤを組み付ければ、リアの足回り、実車と見間違えそうな出来。

オイルパンからオイルクーラーに伸びるホースも、取り付けましょう。メインスタンドの取り付けが残っているけど、そのパーツは含まれていない。実車もサイドスタンドだけだったのか。

合わせ目も消して、セミグロスブラックのマフラーもネジ止め、雰囲気が出てきたよ。

イグゾーストは4本とも微妙に形状が違うので、パーツナンバーをふったスティックで管理。これも丁寧に合わせ目を消したうえで塗装。

クリアボンドでマフラーとイグゾーストを合体。パラレル4の美しい部分。

裏側をブラックで塗り上げたタンク、カウルたち。再び裏面をマスキングして、基本色のレーシングホワイトで塗装開始。塗装範囲が広いし、お手軽なスプレー缶で3回塗り。ホンダF1同様、この頃のホンダの「白」は、ややクリームがかったホワイトだね。白と赤は、日本のナショナルカラーだね。

フラットブラックとアルミシルバーでフットレストを塗装。ラバー部分のモールドがリアルで、手のひらの上で、超絶カワイイ。さて、後半は、気合い一発、白と赤の塗り分けと、劣化したデカールに取り組むよ。
プラモ製作記 37 2/2 HONDA CB1100R 1/6 タミヤ に続く