ふもとの集落から、林道を1kmほど上がったところに最終駐車場と登山口があるのだが、混雑を避けてか、通行止め。だから500mほど離れた「宇連渓谷駐車場」にクルマを駐める必要があった。奥までクルマで行ければ、往復3kmの林道歩きをパスできるのだが。。。。この時期の、舗装道路歩行は、膝にも、暑さも、楽しい事ないねえ(>_<)。

途中には、この先の駐車場が満杯の時の案内図があった。約1kmの林道は1.5車線で離合は待避所がないと無理。クルマが多いと、すれ違えなくて渋滞しそうな嫌な路。
乳岩峡駐車場 9:21 歩き出して30分、クルマが入る最深部の駐車場に到着。自転車が置いてあるのは、ナイスな計画だね。自転車が携行できれば、こんな使い方も出来るよね。キレイな?トイレも完備、こういうのって、登山者にはありがたい。

乳岩峡
「にゅうがんきょう」と読みそうだけど、「ちいわ」なんだよね、覚えておこう。さて、いよいよ乳岩峡のエリアに入ります。

乳岩川に沿う約3キロの峡谷を乳岩峡と呼び、その奥に乳岩山がある。

乳岩川
宇連川の支流、「乳岩川」がこの渓谷を生み出している。川の源は、「奥三河のラスボス」と呼ばれる標高1015mの明神岳に至る。乳岩川はずーっと、川底が1枚岩で独特な景観を呈していた。こういったのを、「ナメ床」とよぶのだろうか。

しばらくは沢伝いに高度を上げる。谷が深いので、うっそうとした印象。橋あり、鉄階段ありで変化に富んだ小径。

川底に転がる巨石の多い事、これも秘境を感じさせる景観。この石は両岸の岩に引っかかっていて、ボトムが川底から浮いている。いつからココに、どうやって転がってきたんだろうか。

乳岩分岐 9:39
20分ほど乳岩川を上がれば、乳岩への分岐が出てきた。これをまっすぐ進めば、明神岳に続く登山路だ。その頂上までは、往復3時間以上を要する険路らしい。小生はこれを左に折れて乳岩方面へ。


乳岩周回路 9:45
ほどなく、乳岩峡の核心部、「乳岩」を時計回りにぐるっと周回する分岐部に到着。さて、どんな景色が待ってるんだろうね、ワクワク。

蓬莱湖に続くルートからみぎに折れると、巨石の合間に階段が見えてきたよ。

通天洞
見上げる巨石の壁とその割れ目に鉄の階段が始まる。こりゃ、迫力あるわ。

いつ、だれがつくってくれたのか、手すり付きの頑強な鉄製階段で、上へ上へ登ってゆく。

5段目の階段が今にも落ちてきそうな大岩のスキマに続いている。上から崩れたであろう巨岩が、たまたま落ちないで引っかかっているように見える。しっかりと階段を掴んで、一歩一歩登る。 登り切った最後は岩の隙間をすり抜けるように通過。岩の上に這い出る。

通天洞 出た先は巨石の頂にぽっかりと大穴があいたその底。周囲が岩で囲まれ、なんだか薄気味悪い。ふり返ると、さらに階段が穴の縁まで続く。巨石に穴がうがかれて、その破片の山を乗り越えてきたような印象だ。この巨大空間を「通天洞」と呼ぶらしい。

岩の洞を抜け出ると、まだ小径は登りが続く。

巨岩の壁伝いに登り切ると、正面にぽっかりとドーナツの穴のように空が見えてきた。

通天門 10:06
登り切った頂で見上げると、頭上には「通天門」と呼ばれる岩のアーチだ。ここからアーチまで10mくらいの高さはありそうだ。樹木ではっきり全体が見えないが、自然に出来た石門だ。いやいや、なかなかの奇岩、奇勝、乳岩峡侮れず。上から俯瞰して、この通天門がどのように見えるのか、知りたいモノだ。

ピークの先は、一気に階段で高度を下げる。あれ、乳岩ってどこにあったっけ、見落としたかなとキョロキョロしながら降りてゆく。途中、左に上がる路に入ってしまい、道に迷う。上ばかり探していて、下りの分岐を見落としたよう。こんな時、元来た道にもどって、考え直すのが大事だね。

周回の小径に戻ってひと安心。その先で、ずっと下ってきたのに、右に上に上る分岐を発見。これこれ、これを右手に昇りましょう。
階段は、右手の岩壁に口をあけてる洞窟に続いていそう。お〜〜、これこれ。乳岩だよ、きっと。

乳岩洞窟
かなりの勾配を階段が続き、大きな口を開けた洞を登ってきた。終点は、たくさんの観音様が祀られている。首の無い石像もあったりと、怖いね。

登ってきた階段をふり返ると、洞の天井にふたつのコブがあり。凝灰岩中に含まれる石灰分が溶け出して天井部に乳房状の鍾乳石を作って、これを乳房に例えて、「乳岩」の由来だそうな。なるほどねえ。

座るネコ像 10:35
登り切った歩道を奥に進むと、その先に見えてきたのは、「座るネコ」だ。天井の2つのコブがネコの耳をかたどり、しゃがんでこちらを向いているネコだよね。乳岩峡のハイライトに出会えて、しばし鑑賞。ここは日も当たらなく、涼しかった。

乳岩巡り
歩いていると、方角などの位置関係がさっぱり分からなかったが、地図の上ではこんな感じ。


乳岩川 11:08
無事、ネコに出会えて納得、サクサク下山してきた。10時47分に乳岩周回路の分岐にもどってきたので、1時間掛けてぐるっと周回した事になる。これは、変化に富んで面白かったよ。下る途中から、あることを思いつく。そう、先ほどの川に裸足で涼みたいってこと。登山靴を脱いで、裸足になって岩に腰掛ける。いや〜、極楽快適。持参のおにぎりと焼きとうもろこしを頬張る。例によって、お腹が減っていて、写真撮る前におにぎりパクッとやっちゃったので、画像処理。

駐車場から乳岩巡り

鳳来 ゆ〜ゆ〜ありいな 12:30
再び、林道を1.5km歩いてクルマにもどったのが、12時。おにぎりタイムを入れて、乳岩峡を3時間で巡ってきたことになる。スニーカーであれば、大丈夫。中学生以上の体格があれば階段も危なくないだろうし、これはおもしろい散策路だと思った。汗だくの体は、温泉を求めてる。ちょいと南に走って、湯谷温泉の立ち寄り湯でさっぱりと入浴と着替え。

浜松 引佐町 竜ヶ岩洞(りゅうがしどう) 15:15
温泉出てもまだ日が高いので、どこかに寄りましょう。思いついたのが、夏でも涼しい鍾乳洞。浜北の地は、鍾乳洞や風穴が散在。湯谷温泉を出てから、まずは浜北にある「鷲沢風穴」を体験。ヘルメット被っての20分ほどの風穴体験は面白かったし、涼しかった。んっで、2つ目にやってきたのが、引佐町の竜ヶ岩洞。こちらはより規模も大きく、画像を残してみる。

二億五千年前の地層に出来た鍾乳洞を開拓したのは、地元の建設会社の社長。石灰石砕石場跡地に発見した鍾乳洞を、苦労して整備し、この地域の目玉観光地に仕立てあげた。全長400m、30分の地底探検は、涼しそうだよ。

この日、外気は38℃。入った途端に、ひんやりと別天地。さて、奥に進んでみよう。

気温は18℃、外気より20℃も低い! 湿度は100% なので、さわやかな冷気じゃなくて、重くひんやりした空気感(変な表現)。

びょうぶ岩
90cmほどだろうか、斜めのスキマをくぐって先に進む。今、大地震が起きたら、ヤバいなあ。

天恵の泉
まるで水道管の蛇口のように、岩に刺さったパイプから地下水が吹き出ている。面白いね。


黄金の大滝
竜ヶ岩洞のもっとも深部、高さ30mの天井から、どうどうと地下水が湧き出して多気のようになっている。通路には屋根が着いているけど、お構いなしで水が降りかかる。真夏の地表をわすれるほど、ここは寒かったねえ。

さわやか 細江本店 16:45
竜ヶ岩洞から15分もクルマで走れば、静岡の地元グルメ、炭焼きレストラン、さわやか細江本店。この時間なら、待たずに席に着けるでしょう。ちょいと夕飯には早いけど、突入です。

ハンバーグとステーキ
さわやかといえば、定番の「げんこつハンバーグ(250g)」だろうけど、大きすぎて最後まで楽しめない。なので、ハンバーグ(125g)とステーキ150gのセットを頼むこと多し。目の前でお店の人が、カットするパフォーマンスは無いけど、これがオススメかなあ。
新城の山から、湖北の浜松を味わって、今日もいっぱい楽しめました。びゅーんと舘山寺スマートICから、名古屋へ戻りました。