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プラモ製作記 39 DRG BR41 1/87 イタレリ


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イタレリ機関車 BR41
 蒸気機関車は、もともと小生好きなアイテム。デアゴスティーニの1/24をジックリつくって、無塗装のピカピカC62が、玄関に鎮座している。アメリカの巨大蒸気機関車「BIG BOY」のHO規格プラモを手に入れたのをきっかけに、HOサイズの蒸気機関車プラモを収集してあった。ひとつも手をつけていなかったので、今回その手始めに、戦前からドイツ鉄道で活躍してきた「BR41」を俎上に挙げた。
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 パーツ数は至ってシンプル。2枚のランナーで大半の部品が収まっている。
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 イタレリは、イタリアの大手プラモメーカーで、作り込みと緻密さは定評がある。組み立て図もパーツ番号と塗装指定がパーツごとにあって、日本国内メーカーの出来と遜色なし。イラストも正確に書かれているので、ジックリとパーツと付き合わせれば、間違いなし。
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 機関車の要、ボイラーは左右合体でほぼ完了。表在のパイプなどはすべてモールドで再現。この部分は、別パーツで再現できると、もっとリアルになるはずだけど。もったいない。
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 塗装の手順を考えて、接着できるパーツは済ませて、塗装の段階へ。
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 車輪、車体などは「レッド」で塗装の指定。発色をよくするために、白のプラサフを吹いてから、赤のスプレーで仕上げる。
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 車輪のレールに当たる部分は、ペンタイプのエナメル塗料を利用。筆よりも断然に塗りやすく、キレイに出来る。
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 主輪、補助輪あわせて、12枚は手間作業。
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 ブレーキも微細に表現される。左右とそれぞれの形が違うので、よーく確認しないとくみ間違える。
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 組み立て図には、主動輪のバラストの向きを注意するようにあった。実車でも、クランクのポジションとバラストは重要なんだろう。
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 シリンダーに動輪を押す連結棒を取り付けると機関車ぽくなったね
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 台車部分と、ステップ、そしてボイラーを合体させる。
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 接着面が少ないので、確実にしっかり、ゴムバンドでひと晩抑える。
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 運転席は前後、左右、天井のパーツで組み上がるけど、ズレないように仕上げるのは難しい。このあたりは、国産メーカーの作りだったら、もっと容易にキレイに仕上がるだろう。
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 接着には、プラモならセメダインを思い浮かべるけど、写真のクリアーボンドや瞬間接着剤を使うことが多い、クリアボンドの利点は、強い接着力とはみ出した部分の修正ができる点。透明ってのも、使いやすい。
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 デフレクター(除煙板)を左右に取り付け。棒をボイラーにのり付けするだけの指示だけど、こんなんじゃ強度が足りなくてくっつかないので、ボイラーに穴を開けて差し込むことにした。
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 デフが付くと、ますますかっこ良くなってきた。国産の機関車のデフは、下まで1枚板のデザインが多いが、ボイラーの整備と運転席からの前方視界の確保のために、海外では下方が切り取られている事が多い。国内でも、「門鉄デフ」といって、同様に加工された機関車もあり。
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 見えるかな、ヘッドライトのレンズパーツ。落としたら大変だなあと作業してると、決まって、ピンセットがパチンとはじいて、床を這いつくばって探すことになる。
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 デフとヘッドライトで、ピシッとしてきたね。
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 手に取ったときの質量感や、レールにのせたときの安定感のため、オモリを内包する。釣り道具屋さんで適当なサイズを選んできた。
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ドイツ鉄道 R41
 1936年に高速貨物列車として、R41が製造される。366台生産され、貨物輸送のみならず、高速を生かして旅客列車にも使われる「標準機関車」として活躍した。
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 ニックネームは、「オックス機関車」で、「牛」の高速運搬をになっていたのが理由だとか。でもねえ、市場に運ばれる牛にとっては、悲しい列車だよね(>_<)。
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 ボイラーの金属疲労により、正規の圧力まで上げられなくなり、戦後にボイラーの交換作業が100台以上に施され、電気機関車が普及するまで活躍し、1977年に最後のBR41が引退した。
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 海外の蒸気機関車は、台車や車輪を赤くペイントする事が多いので、国内のそれとは、また違った印象になる。赤く塗った理由は何なんだろう、さび対策?、破損の発見?
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 炭水車(テンダー)は、ひな壇のように段差のある形状で、これも日本では珍しい。BR41は、上段に石炭を、下段の大半は水タンクだったよう。テンダーの重さだけでも、相当なモノで、これも牽引するわけだから、蒸気機関車は大変だ。
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ねじ式連結器は、中央の連結器は、繋ぐ機能のみで、左右の緩衝器が前後の車両を直接押す。機関車トーマスもこの形だよね。
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HOサイズ
 鉄道模型には、いろいろな規格があるが、HOサイズ(軌道幅16.5mm)は世界でもっとも普及したサイズといわれる。縮尺は1/87が一般的で、日本のみ1/80の縮尺で製造される模型が多い。このキットも全長mmで、コレクションするにも、手に持って愛でるにも、丁度よいサイズなんだろう。ドイツ鉄道をはじめ、BIG BOYもタンスの肥やし状態なので、完成させてレールに乗せてみよう。

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Commented by radio2_kurochan at 2025-08-31 09:04
機関車までとは、手広いですねぇ
以前、愛読してたライダースクラブ誌に プロター社のモデルを中心とした
コーナーがあって興味深く読んでました イタレリに吸収されてたんですね
タミヤとは大違い(?)のプロターのストックもお持ちなんでしょうね 
Commented by akane8150 at 2025-08-31 22:15
radio2_kurochan さん こんばんは
動くモノは何でも(^^) 
プロターは、子供の頃には、高価すぎて雲の上でしたね〜(^^)。バイク乗りが立ち上げたメーカーですから、イタリア系のバイクはお得でしたね。
プロターは、1/9 マンクス ノートン500 と 1/12 アルファロメオ 179C が 残ってます。3年前にフェラーリ312T4 をつくってますね(^^) https://akane928.exblog.jp/241613636/
by akane8150 | 2025-08-30 12:00 | プラモデル製作 | Comments(2)

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by akane8150