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XT250 セロー 29 登山口探訪 三重 宮妻峡 石水渓


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XT250 セロー 25th anniversary 2010
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東名阪道路 揖斐長良川橋
 38度なんて普通じゃん、って思えるほどの陽射しが毎日続いている。日頃、エアコンの効いた病院内で仕事をしているので、屋外の「どかっ」とした熱気はたまげるねえ。お休みのこの日、屋内でプラモでも作っていれば、なんて考えもあったが、登山の下調べにセローと出かけることにした。
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新名神高速道路
 目指すは、三重県鈴鹿の山たち。鈴鹿セブンと呼ばれる「7峰」を順に登ってきて、次なるターゲットの1つは「鎌ヶ岳」なので、その登山口の様子を見てこよう。名古屋高速、東名阪と繋いで、新名神にすすむ。正面に御在所岳を中心に、鈴鹿山脈がせまってくる。新名神の下りを走っていて、ここの景色はオススメだなあ。だんだんと近づいて山の姿がはっきりして、登山に興味が無くても、多くの人を魅了させる景観だ。
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鈴鹿セブン
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四日市市 水沢
 登山口は、新名神鈴鹿PAの近く、水沢の集落から奥に続く「宮妻峡」の先にあり。集落から、めざす「鎌ヶ岳」が見えている。その手前に名所、宮妻峡がある。
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四日市市 宮妻町
 山脈からながれでる「扇状地」にひろがる集落を奥へ奥へとすすむ。このあたり、周囲はお茶畑。
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宮妻峡
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宮妻峡入口
 めざす鎌ヶ岳や昨年登った入道ヶ岳などから流れ出る内部川が、釣りや水遊びに最適な渓谷を生み出している。
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宮越山 1029m
 渓谷を奥に進むと、めざす山の頂は見えなくなることが多い。正面の宮腰山の左右に続く稜線上、右に鎌ヶ岳、左に入道ヶ岳が控えている。
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宮妻峡駐車場
 宮妻町から3kmほど上がってくると、広い駐車場が左の河川敷に用意されて、キャンプ場、トイレなどが隣接している、登山の際には、この駐車場を使おう。広いし、トイレもあるってのが確認できた。
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鎌ヶ岳登り口
 駐車場から500mほど林道をすすむとゲートが現れて終点。その手前、右手の沢沿いに登山道が始まっていた。ヤマップも情報では、ここから鎌ヶ岳山頂まで2時間と少しらしい。なるほど、こんな感じなのね、よく分かりました。
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 分岐部には、古い道標もあり、「右鎌ヶ岳」と刻まれている。転ばぬ先の杖が立てかけておいてある(^^)。
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 登山路は、カズラ谷を登り、鈴鹿山脈の稜線上に出て、鎌ヶ岳のピークに至る。稜線上には、「雲母峰」、「宮超山」などの山頂があり、余裕があればこれも巡ってきてもよい。
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鎌ヶ岳
 登山口の偵察を終え、林道を下る。ふり返ると、尖った山頂の鎌ヶ岳が見えていた。さあ、今度登りに行くから待ってなさいね\(^O^)/。
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観楓處(かんぷうどころ)の碑
 宮妻峡への中途に、もみじ谷という観光スポットがあるので立ち寄り。通りには、江戸時代の殿様がこの地の紅葉を愛でたという碑が残る。
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もみじ谷
 200mほどの狭い谷はモミジに埋め尽くされているが、どうやら、お殿様がもみじ以外の木を全部引っこ抜いてしまったからだとか(^^)。壮観な紅葉を見られそうなので、時期を合わせて見に来よう。
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県道11号
 宮妻峡の調査が終わり、まだ時間もあるので、鈴鹿山脈を乗り越えて、滋賀県側へぐるっと周回してみよう。鈴鹿山脈の麓の集落を一筆書きするように、県道11号が伸びている。時に部落の中だったり、狭い小径だったり、小生は好きな道。亀山から四日市あたりまで、恐ろしい渋滞をする時代があったが、そんなとき、この11号を爆走して迂回する事もあったねえ(^^)。
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亀山市 安坂山町
 R1号の鈴鹿峠もいいけど、セローって事もあって、より楽しい「峠」で鈴鹿を乗り越えよう。亀山の北、県道302号で山に向かう。
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亀山西ジャンクション
 たかーい橋脚の下をくぐる。真ん中が新名神の本線で、左右は亀山ジャンクションにむかう上下線。四日市と亀山間の新名神が開通して、もう6年になるんだよね、早いわ。
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仙ヶ岳登山道
 高架の下で、鈴鹿山脈のひとつ、仙ヶ岳登山路が分岐する。鈴鹿セブンには含まれないが、標高961mの山頂の眺めが素晴らしいよう。これも、登山口を見てこよう。
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 茶畑の簡易舗装から、谷に進むと、市道の分岐から2kmほどで、砂利道に変わる。わだちのえぐれがひどいので、車高の低い車は止めたほうがよさそう。
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仙ヶ岳登山口駐車場
市道から3kmほどで行き止まりの登山口に到着。クルマ5台くらいはとめられそうか。
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仙ヶ岳登山口
 調べれば、仙ヶ岳は頂上の奇岩たち、中途の岩場やはしごなど、変化に富んだ山行と知る。正面の小径は、白谷コース・南尾根コースで、左の谷を降りるのは、小矢場峠コース。後者のルートはほぼ「廃道」らしい。
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鬼が牙
 仙ヶ岳登山口まで戻り、再び市道に入り、峠越えのコースに戻る。露頭したゴリゴリ岩肌の「鬼が牙」を見上げる。
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石水渓
 峠に向けて、峡谷を進めば、せまい峠道に路肩駐車のクルマが一杯で、ファミリーで沢遊びの光景に出合う。こりゃ、間違いなく楽しいだろうね、市民プールより絶対、面白い。
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市道 安楽越線
 左に折れると、古代からの「峠」が控えている。林道とおもいきや、ちゃんとした「市道」だった。それだけ、重要ってことかな。左折せず、そのまま直進をして探検したが、国土地理院の地図どおりに、ガレに荒れて仙道になって引き返した。
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京道
 市道に入ってすぐ、「京道」と道案内あり。調べれば、江戸時代に使われた峠の旧道が残っている。降りて歩いて見たが、杣道が砂防ダムを横切っていた。
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 樹木が多いけど、明るい谷を西に進む。後学で調べると、対岸だったり、脇道だったり、幅員1.5mほどの古道が残っているよう。
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安楽峠
 緩やかな登りの末に、ゆったりした切り通しの安楽越(安楽峠)に到着。伊勢国から近江国に入ったわけだ。この南に、こじんまりした切り通しの旧道の峠があるよう
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京道??
 緩やかに近江側の下りとなるが、車道のヘアピンをショートカットするように、旧道らしき遺構を発見。歩きやすそうな道幅とカーブ、きっと京道だろう。
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甲賀市 山女原
 近江国に降りてきた。集落「山女原」(あけびはら)の入口には、道標が残っている。「右いせ」ってかかれた道標は、江戸時代のモノと知る。鈴鹿峠が同様に鈴鹿の山を越えるが、こちらは関所や急坂などでこれを避ける人たちが「安楽越」を用いたよう。その名の通り、楽に越せる峠とされていたようだ。天皇の皇女が伊勢神宮に仕える制度があった頃、斎宮の群行は、この安楽越だったのか、鈴鹿峠だったのか、どちらだったんだろう。「京道」と命名されたこのルートが気になるなあ。
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道の駅 あいの土山
 鈴鹿の山脈を越えて、滋賀県に入った。復路は鈴鹿スカイラインを使うべく、ぐるっと時計回りに「日野」に向かう。国道1号線の土山にある道の駅が、えらくかっこ良くリニューアルされていた。以前は建物は道路より奥に立って、手前が駐車場だった。周囲のノンビリした景観に、場違いなほど、意匠が込められた建築だ。
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来来亭 日野店 旨辛麺
 日野を目指したのは。給油の必要性もあるけど、ここの來々軒に来たかったのが大きな理由。人気のお店だけど、ちょっと時間が遅かったからすぐに着席できた。「こってり」を食べようと思っていたのに、「旨辛麺」を選んでしまった。予想どうり、さらに汗だくになって食することになる。でも、美味かった。お店出るときに、「おおきに〜」って送り出される。鈴鹿阿山脈を越えると、関西の文化圏であることを体感する。
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全行程
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日野町
 日野町は、城下町として、街道町として栄えてきた。特に「近江の日野商人」が全国で活躍し、日野の町に富をもたらした。今も豪商の家などが残り、ゆっくり一日掛けて見て回りたい街並だ。旧街道沿いに昔からの家屋も残っており、朱に塗られた「べんがら」の板壁が印象に残る。
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飛び出し坊や
 通学路に見かける飛び出し注意のカンバン、「飛び出し坊や」と称される。1970年頃の八日市で使われはじめたのが最初で、全国に広まったよう。セローのメーターバイザーに張ってあるデザインが「オリジナルの0系」。現在は、これをモチーフにキャラクター展開して、滋賀県のお土産としてグッズ販売されている。この日、日野の町で出合ったのは「0系」ではない異なったデザインばかり。多く見かけた「0系」が姿を消しているのは何でだろうね。
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綿向山(わたむき)
 日野の町をゆったり愛でたら、さて名古屋へ帰りましょう。R477号を東進、正面には鈴鹿山脈の一部、綿向山がドッシリと。雨乞岳を登った際には、その西に立派な綿向山の頂を眺めたね。標高1110mで、冬の雪山登山も人気と聞く。スノーシューを履いた雪中の山行もやってみたいなあ。「がおろさん」にお願いして連れて行っていってもらおうかしらん。
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鈴鹿スカイライン
 鈴鹿スカイラインは、標高900mほどの武平峠をはさんで、滋賀県と三重県をつなぐ15kmほどの元有料道路。コーナーが多く、高低差もあるため、「走り」にくるライダーやドライバーも多い。セローの「タタッ、タタッ」てな立ち上がりを楽しんでたら、ミラーにバイクが映ってきた。左ウインカーを出して路肩によれば、挨拶してびゅーんと正装ライダーが追い越していった。
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 やがて、先行するS2000に捕まっているところに追いついた。この先ずーっとイエローラインで、まだまだ登りが続く。S2000はバイクを先行させる気がないようで、その車間が詰まるのを見る。お互い、「走り」に来ているわけで、自分のペースより速いクルマやバイクに後ろをつかれたら、先を譲るべきと小生は思う。ファミリードライバーに多いのは仕方ないとしても、S2000に乗ってくるドライバーなら、そのあたりスマートなマナーが欲しいなあ。ライダーも、いっそのこと、いったん路肩に停めてその先が空くまで待つのも一考だろうに。
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武平峠 菰野町
 峠のトンネルの先は、ヘアピンを2つ3つ、豪快にこなして高度を下げる。時折、正面にふもと湯の山から名古屋方面の濃尾平野が望める。
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東名阪道路
 さて、あとは灼熱の高速道路をひたすら名古屋に向けて走るだけ。エキパイとマフラーに手を入れているので、セローさんは、スッキリ回ってノーマルとはひとまわり以上に元気がいい。追い越し車線を白のプリウスがかっ飛んで行ったと思ったら、超絶短い車間距離でBクラスのメルセデスが追っかけていった。その後も、名古屋まで、ずーっと2台は追い越し車線をそのままの姿で走っていく。走行車線が空いていても、追い越し車線を走り続ける2台はどうなんだろうね、走行車線に入ったら「死んじゃう」のか、それとも「お腹が痛くて早くトイレに行きたい」だけなのか。「人の振り見て、我が身をただせ」、小生も指さされないような運転をしないとね(^^ゞ。


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Commented by yukifukaa at 2025-09-04 07:01
冒頭の入道雲とセローの組み合わせの画像、The夏!!って感じでとていもいいですねー。

S200と追いついたホンダのSSの感想全く同感で、おっしゃる通りファミリーカーじゃなくてスポーツカーなら、走りのマナーも分かってほしいと思います。
高速道路でも追いつかれてもずっと追い越し車線に居座る人、多くなってきましたよね。
制限速度で走っているだから文句言われる筋合いはないって意見をTwitter(X)でも見ますが、さっさと譲ったほうが精神衛生上いいのにって気が小さい僕は思います。
Commented by akane8150 at 2025-09-04 23:08
yukifukaa さん こんばんは
同感ですね、先行して急かされるより、先に行かせて自分のペースを保つ方が楽ちんだと思います。長距離トラックを含め、走行車線キープのルールはもっと浸透しても良いと思ってます。
by akane8150 | 2025-09-03 22:30 | ツーレポ 中部 東海 | Comments(2)

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