
木曽駒ヶ岳

駒ヶ根駅前駐車場 6:05
休みが合致したので、涼しい山に登ろうと同行のHさんと相談。ロープウエイなどの混雑が必須だけど、確実に快適な山行ができる木曽駒ヶ岳に狙いを付ける。木曽駒ヶ岳登山には、伊那バスとロープウエイを利用する必要あり、混雑の前になるべく早いバスに乗るのがポイント。名古屋を早朝4時に出発、Hさんをピックアップして、中央高速をグングン走り、2時間後に目的地の駒ヶ根駅前駐車場に滑り込む。

乗り継ぎ

JR駒ヶ根駅
ロープウエイ駅行きのバスは、この駅前が出発点。中途にある「菅の台バスセンター」から乗るのがマイカー利用する場合の定石だけど、始発のここから乗れば、確実に乗車できる。6時の始発バスとすれ違ったが、山行の人たちでいっぱいだった。

駒ヶ根ロープウエイ駅行き 6:30
20分ほど待って、6時半出発2便のバスに搭乗。第1便の満席とは違って10名ほどが乗り込む。やれやれ、これで確実に駒ヶ根ロープウエイ駅までいけるでしょう。Web上でバスとロープウエイのチケット購入が出来るので、QRコードを提示するだけで事足りるのは便利だね。

駒ヶ根ロープウエイ しらび平駅 7:29
駅前から45分で駒ヶ根ロープウエイの駅に到着。30分ごとの運行が通常だけど、混雑時には、ロープウエイは連続運航となり、9分ごとに定員60名を中腹の千畳敷駅まで運ぶ。もっと時間がかかることを覚悟してきたが、駒ヶ岳駅前から1時間でロープウエイに乗ることが出来た。

しらび平駅を出発し、7分30秒で中腹の千畳敷駅に到着する。その「高低差950m」と「標高2612mの駅」は、ともに日本一だそうな。それはいいとして、上がるにつれて千畳敷あたりが、雲に覆われているのを知る。大丈夫か〜〜。

駒ヶ根ロープウエイ千畳敷駅 7:45
千畳敷駅に到着。ふもとより10度は気温が下がり、15度はさすがにひんやり。陽が差していないので、余計に寒く感じる。

SA・RA・TO・KI 千畳敷テラス 8:04
登山の天気予報では、駒ヶ根は晴天、推薦度「A」のナイスな条件であったが、中腹から上はすっぽり雲に覆われていた。雲がなければ、宝剣岳の雄姿が見えるのにと、天候の回復を期待して出発の1枚。さあ、頑張りましょう。

往路

ホテル千畳敷の裏手にある「駒ヶ岳神社」に安全を祈願して、歩み出します。左手には千畳敷カールの山肌がひろがっているはずだけど、見えない(>_<)。

千畳敷駅登山口 8:16
千畳敷の剣が池をぐるっと回る遊歩道から、宝剣岳にむかう「八丁坂」にとりつく。装備を確認、登山靴のひもを調整して、GO。

八丁坂
平坦となる乗越浄土までの標高差200mほど。特に歩き出しのペースがつかめない中での急登はしんどい。後半はさらに斜度があがるので、いじわるだ。

ふり返れば、千畳敷カールのU型をした谷の形がなるほどねえ。太古の昔は、この地は氷河の下だったんだよね。

気温は高くないのだけど、湿気が高く、風も吹いていないので、歩き出せば暑くなる。アッパーを重ねたり、脱いだりと調整が難しい。

高度が上がると、ついに雲中となる。この日は日曜日、山岳情報では天気が良いとされていたので、多くの登山者が来ていたが、この天候には裏切られたような思いをしているだろうな(>_<)。

乗越浄土 8:58
八丁坂を乗り越えて、乗越浄土に到着。なだらかで平坦な地形は、なるほど浄土と思わせる。中岳はもちろん、すぐ近くの宝剣岳もガスの中。

中岳巻道の分岐 9:11
めざす駒ヶ岳(2956m)の手前には中岳(2925m)がそびえ、その頂を乗り越えるルートが一般的。しかしHさんの提案で、中岳を左側から脇道でトラバースする「中岳巻道」を選択。ケルンを目印に、左手にルートをとる。

中岳巻道
中岳の左すそ野は、木曽側の斜面となり、斜面の先は、1500m以上の標高差がある。下から吹き上がってくるガスを左半身に受けながら進む。


先行するHさんに続くのだけど、「えっ、そんなところ行くの?」なんて、厳しい箇所があり。ロープで示された狭いルート、ガスでベタベタの岩肌を三点支持で確実に歩む。この日、いちばん気が張ったポイントだった。

岩壁をトラバースし、ちょっと安心できる足下にはなったが、水滴混じりのふもとからの風は強く、濡れた体も冷えてくる、メガネは顔面の温かさで、露結してしまい、ますます曇ってしまい見えにくい。

本ルート 9:30
約30分の険しい中岳巻道を体験して、本ルートに戻ってきた。晴れていれば、巻道ルートも木曽側の大展望が楽しめるだろうに。

めざす駒ヶ岳山頂まではもうすぐ、ガスが無ければ、近づいてくる山頂の景色がみれたのにねえ。

ぼんやりと、ケルンと人の姿が見えてきた、あとちょっと。

伊那駒ヶ岳神社
ぼちぼち広い山頂にたどり着く。白くけむる景色では、なにがどこにあるのかも分かりづらい。登山路の右手に石垣で囲まれたお社は、伊那駒ヶ岳神社で、古くは室町時代に建立されたとする伊那の人たちが祭った神社。

木曽駒ヶ岳神社
鳥居を備えたもう一つの神社は、戦国時代に木曽の上松から勧進された木曽駒ヶ岳神社。頂上をはさんで、伊那、木曽それぞれに神社を祭っているのが興味深い。

駒ヶ岳山頂 9:48
2年前には、中岳まで到達していたが時間切れで引き返した経緯もあり、今回は駒ヶ岳山頂に立てたので、達成感あり。天気が良ければ、なおのこと嬉しいだろうが、この地は再訪できる距離にあり、いずれリベンジさせて頂こう(^^)。

往路

中岳からのぞむ駒ヶ岳(2023.7)
晴れていれば、こんな景色が・・・
山行記 25 木曽駒ヶ岳 雷鳥 濃ヶ池 に続く
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