BMW 840i 13 安曇野 松本 乗鞍高原温泉

BMW 840i EXCLUSIVE M SPORT 2022

名古屋　7:38

　「硫黄の温泉に入りたい」と家族からの希望もあり、連休を使って信州に向かった。行程を逆算し、7時半にくずついた天候の名古屋を出発。

そば処くるまや　11:03

　安曇野、中房温泉の手前にあるお蕎麦屋さんをめざして230kmを走ってきた。開店は11時なので、大丈夫かと思いきや、すでにお客さんで満席。。。2番目で空席待ち。そういえば、以前来たときも待ったよねえ(^^)。

えび天ざる

　お蕎麦って、意外といいお値段するし、量が物足りなかったりするけど、このお店は、お値打ちでボリューミーで人気。えび天2本の天ざるは、普通のお店の大盛よりも「盛々」で、1230円ってのは、サービスプライス。

くるまや蕎麦語録

　箸を置いたら食べきれなくなりそうな予感がして、一目散に食べきった。小食の次女は、あえなくダウン、いくらか残していた(^^ゞ。品書きの裏の語録が面白い。シンプルな「ざる蕎麦」は650円で、「気狂いざる」は5人前で3250円。おそばをいっぱい食べたい人には、超絶、オススメかなあ(^^)。

安曇野山岳美術館　12:14

　連休初日は、雨の予報なので、インドアで楽しめるお出かけ先。大町に続く「サラダ街道」沿いにある美術館にやってきた。山岳絵画に特化していると聞いているので、楽しみだ。

　常設の展示室と企画展の2つを楽しむ。展示物の撮影が禁止されているのが悲しいが、北アルプスをはじめとしたお山の姿が、絵画の姿で再現されている。朝から夕へ、季節の変化などを、いろいろな作者がいろいろな作風で表現していた。絵心があって、あのような絵を大きく描けたら、素敵だろうなあ〜。

版画家　杉山　修

　常設展示のなかで、いいなと思える版画を見つける。スイスアルプスや国内の名だたる山を題材に、輪郭のはっきり、透明感ある明るいタッチで描かれている。作者の「杉山修」の画集を見つけたので、手に入れてみた。額装でオリジナルの版画も手に入るようなので、これはと、思える作品に出会えたら、身の回りに掛けてみたい。

剣岳初冬（Ⅱ）杉山修

　Webで販売されていた作品をひとつあげてみる。多分、自分の足では行かれない「剣岳」。何を思ったのか、以前に、山に全然興味の無い友を誘って、「剣岳 点の記」という映画を見に行った事を思いだした。

大王さざび農場　13:30

　安曇野に来たら、皆さん訪れるでしょ、的なわさび農場。お目当ては、ワサビソフトで、これを食べに来たけど。。。以前に、いただいたソフトは、もっとワサビ味がしっかりしていたと思うけどな。。。

旧開智学校　14:43

その名は知っていたが、小生はじめて旧開智学校を見学した。耐久工事のために、永らく休館したいたようだ。改装後は、「国宝」に指定されたとか、駐車場も一杯だった。

　昭和9年に建設され、文明開化当時の小学校建築を今に伝える。西洋建築を古来の日本建築家が真似て、建築した意匠は、「擬洋風建築」と表現される。屋根の鐘楼や唐破風の屋根、龍の彫刻など、独特な姿。

　大きな二階建てには、32の教室があったそうな。調整が経験してきた小学校の教室をふたまわりほど小さくした大きさだった。木製の重厚な階段は、長い年月で、踏み板がすり減っていた。

R158抜け道　15:48

　連休で混雑する松本市内を上手にすり抜けて、宿泊する乗鞍高原温泉に向けて西に走る。ナビゲーター代わりの小生が、グーグルマップでR158が渋滞しているのを知り、後ろの席から、脇道を使って「新島々」へ回り道を指示する。

新島々　16:10

　田んぼと畑の中を信号なしで、ブンブン走って、新島々のR158に復帰したら、西進する車列が大渋滞となっている。次女が歩いて情報を仕入れに行くが、もうずいぶんと動いていないらしい。対向車も全然やってこないのも、怪しい。

　後ろに並ぶバスの運転手から、この先で正面衝突事故があったらしいと情報を得る。ナビにも、リアルタイムで通行止めの情報が入ってきた。現場より、1kmほど先らしい。乗鞍までは、まだ1時間ほどかかるだろう。夕食時間も迫ってきているから、お宿には電話で一報をいれる。他の宿泊者からも電話があったよう。R158を迂回しようとすると、木曽福島まで南に下がらなくてはいけないが、今からでは、もう遅い。事故の処理が済むのをじっと待つしか無いだろう。

事故現場　16:38

　動かぬ車列で我慢したが、40分ほどでやっと交互通行が始まった。黒のハイエースが小生たちと同行方面で右前部を大きく凹ませて路上を塞いでいる。冷却水や部品の破片などより、ほぼその場所での衝突のようだ。相手の車はすでに撤去されているようで見当たらず。対向するクルマたちも事故で大渋滞。上高地あたりから東京方面への帰路のクルマが多いから、気の毒。奈川渡ダム近くまで車列が続いていたから、10km以上の渋滞だったろう。回りに住居も、店舗もない区間だから、お手洗いなどどうしたんだろうなあ。

入山隧道　トンネル内交差点　16:56

新入山隧道

　奈川渡ダムの手前にある入山隧道は、トンネル内で分岐のある変わったトンネル。このトンネル手前の幅員が狭く、バスなどの離合が厳しい隘路だ。現在、これらを回避するために、「新入山トンネル」の工事中。現行のトンネルと重なる部分もあって、通行止めの出来ない区間だから工事も大変だろう。新トンネルが完成すると、味わいある二股トンネルもお役御免となろう。

乗鞍高原温泉　みたけ荘17:22

　予定よりも1時間以上遅れてお宿に到着。女将さんにお久しぶりとご挨拶。特に家内と次女は10年ぶりの再訪なので、懐かしそう。遅めの夕飯にしてくれたので、さあ、ザブンと硫黄のお湯に浸かりましょう。

往路

事故のニュース

　その夜、Webニュースでは、夕の事故が取り上げられていた。事故が起きたのは午後2時半、西進するハイエースと対向の乗用車がそれぞれの右前部で正面衝突を起こしたとある。いちばん危険なオフセット衝突という奴だ。乗用車からは緩やかな左カーブで、ぶつかった場所は写真で見る限り、ハイエース側の車線のよう。どちらかがセンターラインを割らなければ、こんな惨事は起きないはず。乗用車の運転手はその後、死亡が確認されたらしい。

朝風呂　7:00

　夕餉も美味しく頂き、その後の皆の部屋飲みも、世界陸上の中継ですすみ、いつしか寝落ちしていた。さて、翌日、期待通りの晴れ間が出てきた。陽が差してグリーン色に映える硫黄泉にゆったりと浸かり、贅沢な朝風呂を味わう。ホント、この刹那は、極楽浄土、お家にも温泉が引けたらねえ〜。

　出立　8:43

　予てから、家族で乗鞍に登ろうと決意していたので、天候に感謝。女将さんにお別れを告げて、いざ出発。ちなみに、女将さんが玄関先で、家族写真を撮ってくれたが、生憎、写真は残っていなかった(^^)。

乗鞍エコーライン　9:00

　マイカー規制のため、最上部の畳平へは、シャトルバスで行くことになる。休暇村近くの「お気に入りスポット」で、写真を1枚。まだ乗鞍岳は恥ずかしそうに隠れていた。

剣ヶ峰口　12:50

　日頃運動をしないことを「誇っている」かみさんを、次女と二人で「あやしながら」、乗鞍登山に行ってきた。これについては、次の山行記に挙げるが、晴天の乗鞍を家族で味わうことができて、マックス、感謝。

乗鞍高原温泉　美鈴荘　15:30

　クルマにもどれば、登山の後は何はともあれ、温泉！！　乗鞍高原には、立ち寄りの「ゆけむり館」があるが、きっと多くの山行の客であふれているだろうと推測。なので、お宿でも立ち寄り湯を受けている「美鈴荘」さんのお湯を借りた。

湯舟（拾い物画像）

　内湯に、露天と、十分の広さあり。内湯は、あつ湯の好きな小生でも、レベルが高い(^^)。じーっと我慢して浸かれば、かけ流しでチョロチョロと湯舟を乗り越えてゆくお湯の音がいいねえ。弱点だった右足踵の「マメ」は、駒ヶ岳に続いて「発生せず」。予防のパッドを貼ってることと、ひもの締め具合を手加減したこと。今後にちょっと自信がついたね。

前川渡大橋　16:14

　乗鞍高原を降りて、松本と高山への分岐交差点にやってきた。グーグルさんの情報では、岡谷JCTや恵那山トンネルで渋滞が始まってるので、中央道は回避して、高山経由で名古屋へ戻ることにした。

高山市　国八食堂　17:30

　名古屋で夕飯となると遅くなるので、高山市内の「国八食堂」で済ますことに。17時開店なので、当然満席。8組ほどの待ちがあったが、20分ほどで着席できた。岐阜ナンバーはもちろん、北陸、関東のナンバーも多い。

　家族にとって、初めての国八。肉のダメなかみさんは「豆腐ステーキ定食」。小生は「焼き肉単品」と「中華そば」をチョイス、皆でつつくように「イカ焼き」も単品で頼んでみた。和食、そばが多かったので、こってりが美味しい。国八は、戦前からの創業と聞き、立地からも国道沿いのトラック運転手向けのお店であったと思われる。なので、味付けが少々、というか、ずいぶんと「辛い」。味付けが濃いので白米もすすむ、そこにハマる人には最高の定食屋さんだね。

　さて、かみさんはビール飲んじゃったし、次女と小生の運転で、180km先の名古屋まで頑張って帰りましょう。ただし、登山の帰りでもあるので、居眠りにはくれぐれも注意、休憩しながら走ろうね。

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