MT-01 OS 61 ヤマハコミュニケーションプラザ 川根温泉 御前崎

ヤマハ MT-01 OS  2008磐田　ヤマハコミュニケーションプラザ

　MT-01オーナーズミーティングが、10/11にヤマハ本社おとなりのヤマハコミュニケーションプラザで開催された。雨ではあったが、全国から54台のMT-01が集まった。発売開始から20年ということで、20th Anniversaryと副題が付けられていた。

前日の20th オーナーズミーティングは　こちら

　ミーティングはプラザ内の会議室で開催されたこともあって、展示をサクッと見てきた。まずは、正面に、ヤマハが誇るエンジンを積んだ、トヨタ2000GTとレクサスLFAが鎮座。この2台は、ずーっとこのベスポジで陳列されている。希少性からも、ヤマハの誇りという点でも、ふさわしい。

XSR900

　この日のお立ち台には、今風のカフェレーサ仕上げのXSRがグルグル回ってた。気に入ったのは、リアのサイドバックだね、コンパクトなフレームにピタリと収まった「丁度いい」大きさと形。MT-01に取り付けてみたいね。

RZ250

　さびひとつ無いRZが展示されている。屋内とはいえ、それでも40年以上の月日があるので、アルミは錆びるだろうが、、、真空パックにでもされてるんだろうか(^^)。

TDR250

　TZR250のハイスペックな2stを積んだこのバイクも興味あるね。ヤマハとしては、旅バイクとして企画したようで、パリダカールラリーが人気だった時代を表している。セローのような使い方は無理だろうけど、一般道では、場所を選ばず速いバイクに違いない。

XT500

　長寿バイクSR400の祖先といえるオフ車。一度でいいから、その乗り味とエンジンを味わってみたい。SR400を試乗したことがあるが、響かなかったなあ。

YZR500 1978

　ヤマハのロードレーサーといえば、YZRだろう。ケニーロバーツとアメリカヤマハのストロボイエローカラーは、昭和のライダーにとって、ヤマハを象徴するライダーとバイクに違いない。

FZR750 TECH21 1985

　鈴鹿8耐は、ライダーの祭典。1985年、ケニーロバーツと平が、資生堂男性化粧品のイメージカラーである薄紫のTECH21で参戦。その走りと結末は、今でも8耐の伝説として語られる。この車両の1/12プラモがストックにあるため、塗色の参考に写真に残す。二種類の紫がどうやって再現できるのだろう。このままの色の塗料は販売されていないと思うので、色を作るのがむつかしいだろうな。でも、挑戦してみたい。

ジョーダンヤマハ 192　1992

　1989年のザクスピードと手を組んでF1にエンジンメーカーとして参戦を開始。次いでブラバムと組み、1992年はジョーダンにヤマハの12気筒エンジンが搭載された。ジューダンは、フォードHBエンジンから、よりパワフルなヤマハの12気筒エンジンを選択した。

OX99

　3.5L V12気筒エンジンは、当時のヤマハが好んだ5バルブエンジン。その発生する熱量がすさまじく、クーリングに手を焼いたよう。また、車体とのマッチングも悪く、リタイヤが多く、モデナが唯一6位入賞を果たしたのみ。この5年後の1997年まで、ヤマハはF1に挑戦を続けたが、決勝の最高順位は2位であった。しかし、この経験が、レクサスの8気筒エンジンやLFAの甘美な10気筒エンジンを生んだ素地となった。

10/12（日曜） 9:00

　宴会の翌朝、天気予報では、ぐずついた天候は変わらず、台風が伊豆諸島に接近中。西伊豆の松崎町の溫泉宿を予約してあって、日曜、月曜で伊豆をぐるっと回るつもりだった。が、台風が接近してる地域へわざわざ向かうこともあるまい。キャンセル代を納めて、伊豆ツーリングは中止とした。宿泊していた仲間たちも帰路につき始め、小生も幹事の若手のお見送りを受ける。

　このまま直帰すれば、2時間で帰宅できてしまう。折角だから、静岡を味わって帰ろう。

島田市川根町

　そうだ、大好きな川根温泉に行こうと思いつき、名古屋と反対方向へR1号を東進する。なかなかR1を走る事が少ないので、新鮮なルート。信号も少なく、浜松から島田まで、クルマの流れに乗って楽しんだ。大井川の右岸を上流にすすみ、家山駅の近くでクリを見つける。この乳母車がいい感じだねえ、クリも大きくて立派。おばちゃんが出てきて、穴の空いていないものを集めたけど、幾つかは虫が入ってるからね、って、念を押された。かみさんが、クリご飯を作ってくれたが、なるほど、ボチボチ、「クリ虫」がいたようだ。このクリ虫、川魚の生き餌として最高なんだよね。

川根温泉　10:28

　やってきました、お気に入りの川根温泉。人気の立ち寄り湯だけど、まだ時間が早いので、それほどでもなく、ゆったりと湯を楽しむ。基本、熱めの温泉で、露天風呂は、44度、43度と泉温で分けてある。44度は入るときにちょっと覚悟がいるけど、首まで浸かってしまえば、後は大丈夫。あつ湯で四肢がじんじんしてくるのがいいね(^^ゞ。

　大井川沿いの露天風呂からは、目の前の鉄橋を走る大井川鐵道がよく見える。蒸気機関車の通過時刻も案内されていて、素敵な体験。しかし、この先でずいぶんと不通になっていて、始発の金谷と川根温泉の笹間渡駅のピストン運行になっている。つまり、寸又峡への交通手段が途絶え、井川線への乗り継ぎも出来ない状況。地元の人たちは、一刻も早い普及を臨んでいるだろう。

　湯上がり処で、キュンと冷えた緑茶がいただける。川根はお茶でも有名な場所、美味しいね。そう、タオル3枚を購入したが、これは家族へのお土産。ここのオリジナルタオルは、生地がしっかりしていて、立ち寄り湯には最適の出来。なので、補充用として、かみさんからは喜ばれる。んっで、なんでこんな色のタオルなのか、分かんなかったが、この冷茶機の色を見て、はげしく納得した。そう、地元名産のお茶の色だったんだね。

　隣接する道の駅で、物色。美味しそうな「舞茸」と試したことのない「はなびらたけ」を購入。この日、自宅で「素焼き」にして醤油、お塩で頂いたが、はなびらたけの「シャキシャキ感」が面白くて完食でした。

静岡空港　11:59

　温泉の先は、滅多にいかない「御前崎」へ足を延ばしてみる。その途中にある、静岡空港は行ったことなかったんで、立ち寄り。

　バイクを無料駐車場にとめて、ターミナル内を探検。規模は、県営名古屋空港と同じくらいだろうか、中国への定期便も飛ぶ国際線を備えてるから、名古屋より機能は上かな。ただし、ハブ空港としては、FDAにとって名古屋空港も重要な役割を担っている。

蛇口みかん

　静岡の観光値でみかける、ミカンジュースの販売機。ホンモノ？のミカンが山積みになってるのが、目を引くよね。ついつい、飲みたくなっちゃう。

　3階の展望フロアに行ってびっくり、来訪者が多いんだよね。みなさん、飛び立とうとする飛行機を待ち麻構えていた。休みとはいえ、人気なんだなあ。

　南向きにゴールドのFDA機が丁度離陸してゆく。フェンスのネットのスキマに、上手にレンズを当てれば、ちゃんと撮れたよ。

御前崎　13:13

　人の行動習性として、先っちょに行きたくなるって、あるよね。そんな感じの御前埼にやってきた。

御前埼灯台

　遠州灘の難所であるこの岬は、江戸時代から灯台があったほどの、要所。明治5年の大型灯台は修繕を受けつつ、現役で、重要文化財。有料で、上まで上がれる観光灯台でもある。灯台カードでも頂こうと探したが、QRコードが見つからなかった。きっと、どこかにはあるだろう。

地球が丸く見えるん台

　灯台の近くの階段に、海を見渡せる踊り場がある。水平線が180度の視界で見渡せる。天候のせいで、水平線が曖昧だから、丸く見えるんってのも、イマイチだね。

　台風接近の御前埼の海が見たかったのが、ココに来た理由。なるほど、南からの風が強く、白いおっきな波浪が帯になっていた。

相良牧之原IC　14:08

　ずいぶんと寄り道したので、いよいよ帰りましょう。午前までは我慢していた雨空がついに耐えれなくなったよう。雨雲レーダーも、この先名古屋まで雨雲が続いているので、再びレインウエアとブーツカバー、レイン用グローブと重武装して走り出す。

　雨の日のバイクなんて、全然楽しく無い。できれば、避けたいけど、それじゃあ家に帰れない。ヘルメットから下、体幹と手足がバイクに溶け込むような不思議な感覚で西に向かう。長距離走ってると、時々経験するバイクとの一体感。見えにくいシールドも、時折、頭を左右に曲げれば、あっという間に水滴が吹き飛んで、「一瞬」だけ、視界はクリアに。

豊田上郷SA　15:13

　豊川あたりから雨も上がり、走りやすくなる。コーヒーを飲む余裕も出て、いつもの上郷SAでコーヒーを頂く。タバコを飲んでいたときは、こんな場面では、必須だったけど、もうそんな気も起きなくなったね。

　コーヒーが出来上がるまで、カウンターの脇で待っていたら、気になるモノを見つけて持ち帰った。「タリーズ ミニテディ」って、ちっちゃなチッチャナぬいぐるみ。家で待つ三才のお嬢様は喜んでくれるだろうか。

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