神岳 槍・穂高連峰 10万分の1

山の姿をミニチュアにするキットを発見したので作ってみたよ。紙を重ねてお山を再現する「紙岳」シリーズは、国内各地のお山がキット化されている。昨日、西穂独標に昇ったこともあって、「槍・穂高連峰」をアマゾンでポチッと。どうやら、紙岳シリーズは、アマゾンのみでの販売のようだ。

開封すると、土台のヒノキの香りが素敵だね。爪楊枝のような竹ひごが6本くらいとあとは膨大なシールパーツ。1番から261番まで番号が打たれてあって、これを指示通りに重ねてゆくという根気さと忍耐を要求されるキットだね。ヒノキの台に「手前」って、鉛筆書きされているのが、和むなあ。

台紙から1番のシールを剥がし、6本の孔に通しながら、貼り合わせてゆく。そう、この作業の前に、すべてのパーツの孔を千枚通しで開ける準備が必要。幸い、シールや合わせ孔のカッティングは非常にしっかり切れているので、台紙から外しやすい。

くびれが細かったり、小さな切り込みだったりと、台紙から外すときには、細心の注意が要るね。

お山の高度が増すに従って、シールの形も複雑になってくる。爪楊枝をそれぞれの孔に通して、全体を均等に押さえつけて、台座には彫りつける。

細くて危険な場所は、注意書きがあるけど。。。。「曲がらない」以前に、「千切らない」ようにするのに、精一杯だね(^^ゞ。

こんな、「ドM」的なカッティング箇所もあったけど、奇跡的にちぎれずに取り出せた(^^)。

ずいぶんとすそ野は出来上がって、中腹以上の部分になってきたよ。それにしても、重ねた部分の印刷が素晴らしく、まるでホンモノの谷や川を見ているよう。

ついに中岳、槍ヶ岳のパーツ(52)と奥穂高岳〜前穂高岳〜西穂高岳の2つに分かれたね。

ここから先は、ガイドの爪楊枝がなくなってくるので、説明図をしっかりと見て、シールを積み重ねてゆく。小さくて、適切な部分に乗せるのは容易じゃないけど、ちょっとしたズレが後になって失敗の原因になりそう。

槍ヶ岳の核心部分、尖った山頂を「ごみ」のような小さなパーツを積み重ねて再現する。先の細い手術用の「アドソン鑷子」を使って、積んでゆくけど、むつかしい・・・・。

最後の最後は、奥穂高岳の山頂を積む。最後のガイドの爪楊枝は、これでお役御免で抜いてしまう。

山頂部分を指示のとおりに積んで、最後の1枚、小さなパーツを乗せて西穂高岳が完成。

小さいながらも、プリントの出来が良くて、山容を上手く表している。岩山の険しさもそれっぽいし、梓川の雰囲気もいいねえ。

先日の西穂独標までのルートを同定してみる。ロープウエイの駅から尾根をたどって、鑷子の示すあたりの西穂山荘へ

緩やかな西穂丸山を経て、最初のピーク、ここが西穂独標だろう。行ってみたい西穂岳の山頂は、もう少し先だよ。必ず、実現させよう。

梓川の支流、横小谷の上流は、すり鉢のような涸沢だ。今頃、紅葉がすごいだろうなあ。右手の梓川本流の源流は、槍ヶ岳。

南の方角から臨むと。。。手前から、西穂岳、天狗岳、ジャンダルム、奥穂高岳。右手奥は、手前から明神岳、前穂高岳と穂高連峰のハイライトが続く。

屋外の自然光で見てみると、よりいっそう、ホンモノ感があってよろしい。

アクリルケースに山の名前が書かれたフィルムを入れれば、お山の名前もよく分かる、これはアイデアモノだね。これ見て、西穂高岳の登頂を夢見よう(^^)。