小生の備忘録

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カテゴリ:Cars( 30 )

Z33 ロードスター 9 信州遠山郷 下栗の里


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 定期的に処方をもらいに豊川あたりまで出かけている。小生の主治医とでもいえるだろう、同級生が彼の地でクリニックを営んでいるのだ。血圧を測ってもらい世間話をして帰ってくるのがおきまりだけど、その日のあまりに晴天すぎる天気が「どこかに行きたい」気分を後押しした。北を見れば南信州の冠雪したお山が見える。決めた、あそこに行こう。

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 その日はスタッドレスを履いているロードスターで出かけていたのも幸い、積雪があってもなんとかなる。冬期には訪ねないお山、信州遠山郷の下栗の里を最終目的地に決めてR151を北上開始。夕飯時までには帰宅できるでしょう。

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長篠城 

 新城の町を通り抜け、戦国時代の合戦地、長篠城に立ち寄る。武田軍に詰め寄られた長篠城を救うべく単身で援軍要請にむかった「鳥居強右衛門」の磔つけの図が目を引く。城跡の遺構や資料館はよく保たれて見応えがある。鳥居強右衛門の子孫たちは、勇猛であった祖先のおかげで後々家中で厚遇され、家系は今も続いていると聞く。


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三河大野 天神山

 町並みの外れ、いよいよお山の景色になってくるあたり。ながーい石段のお宮は通りかかれば誰もが気づくであろう。当方もない一直線の石段の上に、この地の鎮守さまの菅原道真をお祭りしている。余裕があれば一度上まで上がってみたいモノだが、191段の直線階段は気合いが要りそうだ。

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湯谷温泉 はづ別館

 紅葉で有名な鳳来寺山のふもとにある湯谷温泉は、飯田線の駅前から昭和レトロの雰囲気が漂う。面前にある老舗のはづ別館は店構えから古めかしい。この宿は世にも希な「宿泊者が宿代を決める」お宿で、バブルの時代はかなり有名になったことを覚えている。少し前にお昼を頂きながらこちらのお宿で温泉を楽しんだことがあるが、今もそのやり方をしているのか主に尋ねてみた。「海外からのお客さんや心ない一見の客」には宿の誠実さが伝わらないので、普通に宿泊代を明示しているとのこと。温泉宿に手慣れた客であれば「相場」もわかるだろうし、これくらいかなと値段も想像することができるだろうが、世知がない今のご時世にはどだい無理だろう。小生に当てはめても、チェックアウトの際には幾らにするか悩むだろうなあ。

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新野峠

 三河と信州を隔てる新野峠は愛知県の最高峰「茶臼山」の東に続く山稜を越える峠。標高は1000mを越え、快適な峠道も日陰では積雪、凍結していた。現在は愛知と長野の県境になっていて、戦国時代は信州の武田信玄と三河や駿府の徳川家康や今川義元がせめぎ合った境界線。山に入ってからオープンでずっと走ってきたが、両サイドのウインドウを上げておけば氷点下の気温でも大丈夫。夏はオープンカーだ、なんて言う人は実態を知らないからで、夏場の照りつける日射しが一番オープンでは辛い。それを思えば、対策だけしっかりしておけば、幌を上げた開放感、透明な青空、キリッとした空気、冬のオープン走行は全然楽しい。

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 Zロードスターはオープン時の巻き込む風がとても制御されていて、ベンチマークのポルシェボクスターやマツダのロードスターよりも優秀らしい。エアコンをマニュアルにして、風向をフット・温度は高め・風量はぼちぼち、シートヒーターをオンにすれば足下を中心に寒さとは無縁。今風なら、この上にステアリングヒーターがあれば、グローブも要らないだろう。
 大排気量の後輪駆動のトルクが雪道をずりずりさせることになるが、ATの設定を「スノーモード」にすると挙動が安定する。具体的にはスロットル開度、燃料噴射などを抑制して大幅にエンジンパワーをダウンさせるモノだ。滑り防止には優れた装備だが、体感ではエンジンパワーが激減してアクセル踏んでも前に進まない。パワーはごっそり抑えられるので、走っていてもあまり気分的によろしくない。

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おきよめの湯

 道の駅「信州千石平」を右に折れ、溢路のR418にはいる。日陰の雪はさらにきつくなって氷点下の気温もあって路面が凍結している。狭い峡谷をすすんでゆくと大好きな「おきよめの湯」が現れて、さくっと一風呂あびてきた。時期的にも観光客は見当たらず、地元の人たちをお見受けするだけでノンビリとお湯を楽しむ。お湯はブルーがかったキレイなお湯でヌルヌル系、ここの温泉は大好物だ。

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遠山郷和田

天竜川も越えていよいよお山の麓に到着。豊川から遠望できた雪を被った山が間近に見える。3シーズンはバイクだらけになる道の駅も、凍結・積雪ではライダーの姿が皆無だ。それにしても今年は積雪が少ない、主要道路はノーマルタイヤでもいいくらいだ。


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 下栗の里への分岐は、南信濃上村の小学校が目安。ここから狭い山道を7kmほど上がってゆけば、500m標高を上げて下栗の里にいきあたる。背景のお山は3000m級の南アルプス連峰で、その向こうは大井川の源流が控えているはずだ。
 昨年の夏もRZにのって同じ場所で写真を残しているが、季節によって景観は随分とちがうものだ。夏は「日本のチロル」と呼ばれるのも納得できる景観。


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 下栗の里を見下ろす展望台へ向かった。何度も来訪しているが、展望台まで足を伸ばすのは初めてだ。季節柄、観光客はだれもいなくって小生ひとり。雪の小径をどんどん進む。ひとりっきりだけど、クマよけの鈴もなし、口笛吹きながら登ってゆく・・・クマさんこないでね。

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 踏み固められた雪道は、昨夜の雪がある程度積もっているので歩きやすい。息も弾みかけたころにやっと展望台がみえてきた。ここまで駐車場から歩いて15分の距離、1kmくらいはあるのだろう。高齢者には辛い道のり、小径も幅がせまいので手すりが無いと谷に転がり落ちそう。

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下栗の里 ビューポイント

下栗の里ビューポイントに到達。集落は標高1000mの高地で山の南斜面に張り付くように上下300mほどに広がっている。すでに夕日の状態で、逆光のなかに下栗の集落を見下ろすことが出来る。集落をクルマ一台分の狭い路がつづら折れで通り抜けている。棚田のように石垣で積み重なった畑もところどころにあり、ここは水田を作ることが出来ず、芋や蕎麦、粟などを育てて自給自足をしてきたそうな。

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 山奥では洪水や土石流などの被害を避けて、集落は安全な緩斜面や稜線上の平坦地に形成される。これらが「山岳集落」と呼ばれ、群馬の奥秩父でも見てきたし、静岡県の水窪、和歌山県十津川、徳島県の剣山・祖谷などにも山岳集落が存在する。これらの地区は、奇しくも中央構造線などの活断層に関連した深い渓谷の地域だ。山岳集落の景観は、平地で過ごす人たちの理解をはるかに超えるもので、住居や段々畑は崩れそうな急斜面に延々と石垣を積み上げ、まさに「耕して天にいたる」ように頂上近くまで人の手が入って圧倒される。

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矢筈トンネル

 下栗の里を下りてくると日光の当たらない谷は昨夜の雪がしっかり残っていて、樹氷のようになっている。木の下を通り抜けるとばさりと雪がおちてくる。オープンの車内に舞い降りてくる雪は、これはこれでおもしろい。伊那山地を貫く長大な矢筈トンネルを抜けると飯田の盆地に出てきた。今日最後の夕日を浴びて、お山がオレンジ色に染まる。

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信州飯田

 西にそびえる木曽山脈に夕日が落ちて、山の端とのコントラストが美しい。下りてきた飯田の町並みは帰宅時間と重なって、クルマや人の流れがおおい。出発を思い立ったのが遅かった分、ここまでですっかりと日が暮れてしまった。今日は冬らしい景色を堪能できて満足、満足。さてっと、飯田から高速に乗ればもうすこしでお家だ






by akane8150 | 2019-02-04 18:30 | Cars | Comments(6)

TOYOTA SAI G 2 無料修理対応



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SAI G 平成21年式

 928を2台を10年以上にわたり乗り継いで、大排気量のガス食いと度重なる修理が少しずつ小生の心に影を落とすようになった時、ちょうどデビューしたのがハイブリッド専用セダンのSAI(彩)だった。クリーンなスタイリングとプリウスに次ぐ専用セダンという文句に期待して、あっさりと928を手放してSAI を選んだのは平成21年12月。それから丁度4回目の車検を済ませたばかりの9年が経っている。この間に7.3万kmを走行しているが、通常の点検と油脂類の交換のみで全くノートラブルでやってきた。これまでにブログで取り上げたのはたったの1回。家族の足となってちょこまかと走らされているのだから、我が家の中では最も重宝されるべき愛車だけど、ブログに取り上げるようなイベントが起きないのだから仕方があるまい。

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 概要を見ると、アトキンソンサイクルエンジン(2.4L:150ps、レギュラーガソリン仕様)とモーター(143ps)、リダクションギヤを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。システム出力は190馬力を発揮し、燃費性能は10・15モードで23.0km/L(JC08モード走行燃費は19.8km/L)を実現し、「2015年度燃費基準」を達成するとともに、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定を取得している。車体寸法は、全長4605mm×全幅1770mmで、FF駆動のみ。

 V8 5000Lのクーペからの乗り換えには、かなりの違和感を覚えたが毎日通勤で使っている内に、信号でエンジンが止まるのも当たり前に思えるようになった。出足は踏み込めばターボ車のように一呼吸置いて長い加速を味わえる。足回りはFFセダンそのもので柔らかく、車内の静粛性は優れている。燃費は県外まで遠出のドライブだと16km/Lほど、名古屋市内の通勤がおもな場合には、12km/Lくらいにまで悪化する。まあ、それでも2.4Lのセダンと思えば十分に良い燃費であろう。

 Gグレードには215/45R18などという一昔前のスポーツカーのようなぺったぺたのタイヤが標準だ。しかし簡単にこすってしまうホイールのリム傷や45扁平の乗り心地はSAIには合わないと思い、敢えて標準仕様の205/60R16にまで落としてみた。落としても軽量化には拘って、BBSの鍛造を探し出した。

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 着座のスタイルは最近のデザインで、フロントガラスが遠く前に出ているの。メーター回りは広々としているが、右折時には右のピラーが視界を被いに塞いでしまう。ハンドルやシート、サイドミラーまでのメモリー機能は便利で、ドライバーが入れ替わることの多いSAIには便利な機能。ドアの開閉時に気づくのはその重さ、でかいボディサイズのセプタークーペほどの超重たさは無いけど、ポルシェ928に比べるとずっと重い。重い割には「バン」って閉めたときの音は味わいなく、欧州車のカチッとロックが噛みましたという音とは無縁だ。

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 ハンドルスイッチもいろいろついている。慣れれば重宝するけど、ハンドフリー通話のスイッチ、オーディオの切り替えとボリューム調整、エアコンのメインスイッチ、メーター内のインフォメーション切り替えなどなど、雑然と並んでいる。純正のHDDナビやエアコンなどの操作は、左手のマウスのようなデバイスを動かしてのクリック操作は、操作よりも動きが少なく慣れてしまえば、画面をタッチするタイプよりも優れているだろう。

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 シートの出来はそれなり、でもリアシートの乗り心地はかなりいい。適当な座面の広さと背もたれの微妙な角度、頭上も余裕があって運転しないならリアシートが一番だ。SAI は「静か」で「それなりに速く」「ゆったり」と人を運んでくれる道具としては優れているけど、ドライバーとしての楽しさは今ひとつ。まあ、文句ばかりを並べてしまったようだが、趣味性を求めるクルマではないのだから、SAIを責めるわけにも行くまい。なにより、家族に最も貢献してくれているのだから、感謝状を頂いてもいいくらいだよ、SAI君。

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 4回目の車検となった今回は、ディーラーから重整備の提案があった。オイル漏れが激しい個体があるので、このSAIはトラブルになっていないが保証期間の9年以内だからぜひお薦めしたいと。聞けば、エンジン下ろしての大作業らしい。
 以下はトヨタのサイトから

平成26年11月発表
「エスティマなど 2AZエンジンの修理」
平成17年から平成26年に生産したエスティマなどの一部車両につきまして、下記の修理(無料)を実施させていただくことに致しました。
「内容」
中低速域から停止直前までブレーキを踏まずに減速するような運転をされますと、吸気管および燃焼室内の負圧が高い状態で保持されるため、エンジンオイルが燃焼室まで吸い上げられてオイル消費量が増えることがあります。
当該現象が発生し修理をご用命の場合、下記の通り無料にて修理対応致します。
【 従来の保証期間 】 新車を登録した日から 5年または10万Km以内
【 無料修理対応期間 】新車を登録した日から 9年以内
「修理内容」
上記のような現象のご用命について、トヨタ販売店で点検の結果、該当する場合は、車種やエンジンの製作時期により修理内容は異なりますが、エンジンECU制御ソフトの書き換え(無料)およびピストン、ピストンリング、オイルノズルを改良品と交換(無料)させていただきます。
「お客様へのお願い」
ご愛用の皆様には、ご多用のおり誠に申し訳ございませんが、上記のような現象が発生した場合は、最寄りのトヨタ販売店にあらかじめご来店日時をご連絡いただき、点検をお受けいただきますようお願い申し上げます。

 平成17年から26年までの2400ccのハイブリッドエンジン(2AZ)を積んだSAIを始め、カムリ、エスティマ、アルファードなどなど多くの車種が該当するらしい。我が家のSAIは平成21年だから、まさにどんぴしゃりだ。ちなみにSAIは全車に2AZが積まれているからすべてのSAIが当てはまる。

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 いつもの車検よりも長い5日間のあいだ手元を離れていたSAIは、エンジン交換と言ってもいいくらい手が入って帰ってきた。ピストン、コンロッド、クランクシャフト、シリンダーブロックを交換し、ピカピカの状態。たとえていえば、ひどい焼き付きを起こしてエンジンブローさせた時に近いような整備だ。なぜ、そこまでの修理を無料で提案してきたかというと。。。

 2AZのピストンリングの不良が原因で、オイルの過剰消費が発生しクルマの走行に支障をきたすようになったからだそうだ。これは担当メカニックから教えてもらった話で、これを「リコール」としないで「無料修理対応」としたところに、トヨタの苦渋がにじみ出てると思った。なぜそのような不良部品を組んでしまったのかは、以下の記事が参考になる。

2007年07月18日発表
 新潟県中越沖地震で被災したエンジン部品大手・リケンの柏崎市内の工場が操業停止したことを受け、トヨタ自動車が19日夕から国内全工場の生産を停止する。完成車生産に必要な部品の在庫が尽きるためだ。同様に日産自動車や三菱自動車も生産ラインの一部停止を決めるなど、重要部品工場の被災が自動車業界全体に及ぶ事態となった。

 エンジン部品のピストンリングなどを国内大手メーカーに納入していたリケンの柏崎市内の工場の生産設備が地震で損傷。リケンへの部品依存が大きかった大手側も、他社製品での代替が困難になっている。


ピストンリングの最大国内メーカーのリケンが被災に遭ってしまい、多くの自動車メーカーがエンジンを作れなくなってしまったのだ。


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ピカピカのエンジンブロック

 この時、トヨタがとった対応策は、中国部品メーカーからの調達だった。止まった製造ラインを復旧すべくすべての2AZのピストンに中華製のピストンリングを組んでしまったわけ。これらの中華製はリケン製のものに替えうる能力もなくトラブルの原因となった。今回の「無料修理対応」には莫大な経費がかかるであろうが、「リコール」として全車の責任を負うよりもその被害額は小さくなるだろう。しかも無料対応の期限を9年と決めておけば、それ以降のクルマは「耐用年数」だからと言い訳ができる余地も考慮されていた。

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 なにはともあれ、エンジン関してはヘッド回りを除いて大幅にリニューアルされてSAIは蘇った。社会人3年目の長女専用車になりつつあるので、そろそろ車検や保険などSAIの管理をすべて彼女に任せてもいいかな。




by akane8150 | 2018-12-25 22:37 | Cars | Comments(4)

コペン L880K 1 初運転


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コペン MT セカンドアニバーサリーエディション 2004

 降って湧いたようなお話で、小生の元に軽自動車がやってきた。シビックRS、86トレノをいずれもマニュアルで使いこなしてきた小生の妹。その息子、いわゆる小生の甥に当たる彼のコペンを譲り受けることなったのだ。母親の血を引く彼も相当にクルマが好きで、現在の愛車はスカイラインGT-R BNR34型で給料のほとんどを費やしているらしい。
 そもそも、次女が免許を取るに当たって、小生はマニュアル免許を強く勧めてしまった。その娘も晴れて免許が届き、処分するはずであったマニュアルミッションのコペンとマッチング? 車検がたっぷり残っていることもかみさんの許しを得る理由にもなった。


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 免許はとったものの、次女も大学が忙しくなかなかハンドルを握る機会がなかった。ATのSAIで家の周りを試したくらいだから、公道ではまったくの初心者、その彼女にコペンのマニュアル車を乗らせようなんて「親父のひとりよがり」。だから、小生としては責任を全うすべく、腕慣らしと公道での運転指導をかねて、娘を引きずり出してドライブとあいなった。

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中央道 内津PA

 クラッチがしっかり踏めるようにシートを合わせ、サイドミラーも調整していざ出発。目的地は50km先の岐阜県土岐市にある立ち寄り温泉のバーデンパークSOGI。往路は高速道路の方が走りやすいだろうと、中央道に上がった。自動車学校で1回だけ走ったという高速道路、まずは無難に走ってくれる。助手席の小生は「あまり口出ししない」ように最低限の助言に心がける。スピードには余分な恐怖がないようで、回りのクルマの流れに合わせてアクセルを踏んでくれるのは頼もしい。これは小生の運転に慣れているたまものか。
 内津峠のPAでトイレ休憩でクルマを止めるが、がらがらの場所を選んでも出来上がりは上記の写真のごとく。初めて自家用車を運転した次女からすれば、致し方ないか。

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足助 香嵐渓

 のんびり曽木温泉に浸かった後は、静かな人気のない足助の香嵐渓に立ち寄った。この日はコペンだけじゃなくって、かみさんとばあさんのSAIも後続車両として付いてきていた。足助は宿場町で町並みも整備され、ばあさんを連れての散策にもいいところ。紅葉の頃には恐ろしい混雑で来ることは出来ない香嵐渓もみてきた。
 残るは自宅までの40km。旧車族の皆さんに囲まれて、猿投グリーンロードを左車線キープで走る。周囲のスピードにつられて次女もついついアクセルを開けてしまう。間髪入れず、助手席から指導を入れる。名古屋ICからの下道はクルマも多い3車線で、ランプを出た先は左側車線でいずれは右折をするために一番右の車線まで行かなくてはならない。これは初心者には辛いところ、なかなか右の車線に出ることができないでいたが、かみさんのSAIが先回りして車線を確保、なんとか右車線まで出ることが出来た。

 キーを抜いてからの次女の感想が気になったが、「楽しかった」と紅潮した顔で笑っていた。何事も最初が大事、クルマの運転が嫌いになってしまっては可愛そうだったので、よかった、よかった。

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アクティブトップ

 コペンのルーフは軽自動車とは思えないほど手が込んでいる。もっとシンプルな幌にしなかったのは、耐候性や快適性をとって購買層を広げるためだったのか。オープンにすると残されたトランクスペースは壊滅的な状態で手提げのバックも入らない。ただし、オープンでの風の巻き込みは、フェアレディZほどではないにしても十分に工夫されている。
 甥っ子はコペンにいっぱい手を入れてあり、図太い音のマフラーを手始めに、車高調のサスペンションやウェイストゲートバルブまで弄られている。特に沈み込まないサスはお腹が減ってしまうくらい揺さぶられ、経年変化のルーフ回りからは賑やかなガタピシ音が降り注いでくる。

 小生も山道でハンドルを握って見たが、下りのクネクネ道などをマニュアルミッションを駆使して飛ばすと、とても面白いクルマだ。だけど乗ってもらうのは初心者の女の子、さすがにこのサスペンションはないだろうと「ノーマルサス」をオークションで探すこととなった。

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 低走行の中古純正パーツが出てきたので、この先交換することにした。今日は運転する緊張感で「乗り心地が悪い」とは一言も言わなかった次女ではあるが、きっと気に入ってくれるだろう。

 なにはともあれ、コペンにこれ以上の手間暇かけるのは戒めなきゃ。これは次女用に譲り受けたのであって、「小生のおもちゃ」に来たわけではないことを。






by akane8150 | 2018-12-16 21:57 | Cars | Comments(4)

Z33 ロードスター 8 白川郷 白水湖 白水の滝



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 紅葉を目当てに360°カメラでも回そうと、お出かけを考えた。バイクの準備をしてGLサイドカーで走り出したのだがチョークを引いてかろうじて回るものの、エンジンのふけがまったくおかしい。近隣をぐるっと回ってみたが良くなる気配もないので、GLを諦めてフェアレディZで行く事にした。
 行く先は白川郷の白水湖(はくすいこ)、大白川ダムとしてその前後のお山で紅葉が楽しめるだろう。東海北陸自動車道路の清見ICまでは高速道路、あとはR156をのんびり北上、途中の荘川桜や御母衣ダムなどを見て回ってきた。

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県道白川公園線

 ダムから2kmほどさらに北上すると、国道から左に折れて山奥に進む道が出てくる。岐阜県県道451号「白川公園線」は霊峰白山の東山麓にあたり、例年11月に入れば積雪などで冬季閉鎖になってしまう。延長13kmの終点には大白川ダムと白水湖があり紅葉の美しさが知られている。さて今年の紅葉のぐあいはどうなんだろう!

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 10月最終週の訪問であったが、すっかりと紅葉はすすんでいた。樹種によってはすでに落葉してしまっているが、蔦の朱やぶなの黄は真っ盛りに思える。天気は快晴でブルー1色の空に木樹の色が良く映える。それにしても
県道は1~1.5車線の鎰路の部分がほとんどだから、クルマ同士のすれ違いもやっかいだ。

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白水の滝

 もう少しでダムというあたり、左手に白水の滝の案内を見つける。クルマを停めて路傍をおり紅葉の林を進むと、、、ありました、白水の滝。 一条の真っ白な瀑水が80m下の滝壺までまっすぐに帯を引いている。色彩に溢れた絵画の真ん中にぽっかりと岩肌がそびえ立ち、中央の白水の滝を引き立たせている、このまま描いても絵になる構図だ。後学ではこの滝は日本三大瀑布に含まれるくらい有名で、那智の滝、華厳の滝と肩を並べるのだから大したものだ。
 滝の駐車場では男性ふたりのちょっとした口論に遭遇。70才以上と思しき高齢者のドライバーに後続していたクルマのドライバーが声高に言い寄っていた。「後ろが大渋滞なんだから、あなたはクルマを路肩に寄せるくらいの気を遣うべきだ。」。。。こんな感じの内容だった。すれ違いもままならないようなドライバーがこの県道を走れば、クルマの流れを止めてしまうだろう。相手に道を譲るぐらいのマナーとゆとりは持ち合わせていたいモノだ。

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ブナの林

終点の大白川ダム周囲はキャンプ地や登山道などで賑わっている。この地で手つかずのブナの林が残っていることは貴重とされ、黄色に紅葉するブナの木々がすばらしい。杉やヒノキが植林され、年中緑一色な人工林に比べ、なんて自然林は美しいんだろう。

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白水湖

 約60年前に作られたダム湖で、濃いブルーの水面がすばらしい。湖に流れ込む温泉がこのブルー色を作り出しているといわれる。ダムの周囲には、登山道の入り口、小さな避難小屋、立ち寄り湯、キャンプ場などがあるくらいでとても静か。自然林のお山は黄色、橙、朱に染まり紅葉まっさかり。


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大白川露天風呂

 湖畔にはトーチカのような頑丈なコンクリート製脱衣場の露天風呂施設がある。近くのロッジに仮設のチケット販売所があり、入浴料300円で楽しむ事が出来る。湖の奥の地獄谷というところに、源泉温度96度の源泉があって、ここや下流の平瀬温泉までお湯が引かれている。硫黄の香りのするお湯で、湯船はどうどうと掛け流しで溢れている。正面は湖畔が広がって、何の衝立も壁もない、「すっぽんぽん」の大らかな露天風呂。隣の女性風呂も似たようなモノだろうから、この手のワイルドさが耐えられない人には無理だろう。でもお湯はいいし、景色や状況は最高、これは極楽であった。
 居合わせた初老の男性と湯船で会話。大阪からご夫婦で朝早くからの日帰りで来ているそうだ。「滝マニア」で全国の滝を探して回っているが、「白水の滝」はすばらしかったと感想を述べてみえた。唯一残念なのが、湯船の底に朽ちた落ち葉が貯まっていて、湯船はお茶の葉が舞う急須の中みたいになっている。
 県道の交通が出来る6月から11月初めまで、1年で半分以上雪に埋もれてしまう秘境中の秘境の温泉ともいえるだろう。

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野谷庄司山 1737m

 さくっとお風呂を楽しんで帰路につく。R156に戻り北上して白川郷を目指す。正面には背景の真っ青な空に映える沢崩れのお山がくっきりと見える。家に帰って調べると、「野谷庄司山」という1800mほどのお山でこの峰の向こう側を白山スーパー林道が山越えをしてゆくところだ。ちなみに白山スーパー林道は「旧称」で白山白川郷ホワイトロードに変わっている。「林道」ってのが砂利道を連想させ観光客が敬遠するからだそうだ。旧称の方がよほど格好いい。



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コダック PIXPRO SP360 岐阜県道白川公園線

 ドーム状画像から得られる360°のダイナミックな画像は面白くってこのカメラでいろいろ試しているところだ。専用ソフトを遣えば視聴者は前後、左右、天井と視点を変えることが出来る。編集すれば1台のカメラで幾つもの視点からの画像を作り出すことができるわけだ。
 難点は振動に弱くって、クルマやバイクに直接マウントすると「ブレブレ」の画像になってしまいやすい。形態上、ボディマウントも難しいカメラなので、このあたりのぶれ対策が必要だ。画質もGopro4に比べると粗いものになっているし、外部マイクの拡張性がない。

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白川郷の大渋滞

 帰路はR152を北上して白川郷ICから高速に乗ろうと思った。さて、白川郷にお昼ぐらいにやってきたら、対向車線がトンデモナイ渋滞を起こしていた。国道沿いの観光用駐車場に入ろうとするクルマ達が、ICの料金上近くまで4,5kmのまったく動かない車列を作っていた。反対側から来ていたらと思うとゾッとする。北上してICから帰ろうとする小生はまったく渋滞無し。みなさん、よくも我慢していられるものだ。せっかちな我が家だったら、もうとっくの昔にUターンして諦めているだろう。




by akane8150 | 2018-10-31 07:38 | Cars | Comments(2)

Jeep グランドチェロキー Limited 5 家族旅行 その2 那智大社 那智の滝 速玉大社


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あずまや


 せっかくの休みだからゆっくり寝てればいいものを、いつもの習慣で6時前には目が覚めてしまう。そのまま布団に入っていることは出来ず、皆を起こして朝食前の朝風呂に。寝起きの体で湯船に入ると、極楽、極楽、熱めのお湯でもうたた寝してしまいそう。朝食には毎度、温泉がゆと温泉湯豆腐が出てくるのも楽しみ。今日もスケジュールがいっぱいだから、化粧に忙しい家族を急かして、いざ出発。


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湯の峰温泉バス停


 不思議なことに、観光地の多くが大陸からの人たちであふれているが、この湯の峰には欧米人が多い。これは熊野古道が知られる前から、アメリカや欧米のバックパッカー達に愛されてきたからと聞く。新宮の駅まで行くバスが出てはいるが、朝8時台に一便あるだけ。なので、バス停にはすでにバス待ちの列が出来ていた。欧米人の目には、この古風な日本の温泉街がどんな風に映っているんだろう。


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那智大社 那智の滝


 GWではあるが、さすがにこのあたりでは渋滞とは無縁。広くて走りやすいR168を熊野川に沿って南下、新宮の街にでる。信号の多い街を抜けて、昔なら紀伊勝浦の町並みを抜けるところを、区間完成している無料の自動車道路をすいすい走って那智大社に到着。


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那智大社石段


 参道は遙か下から続いているが、おふくろのことを考えて拝殿近くまで上がることの出来る駐車場を利用した。参道を上がっているのが本来だろうけど、以外とこの駐車場の存在は一般に知られていないので、とっても便利。おまけに社務所の人が、置く炉を気遣ってくれて社務所のエレベーター(なんと5階建て)に導いてくれ、おふくろはまったく石段を上がらずに拝殿まで来てしまった。


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那智大社 拝殿


 社殿は鮮やかな朱の社殿は、屋根の葺き替え工事中のためすっかり見えなくなってしまっている。昨年から始まりあと1年かかるそうだ。この拝殿のむこうにご本殿が、熊野大社のように4つ並んでいるのだが、そこは立ち入れない領域。拝殿で一度参拝すれば、4つの神様すべてのお参りを済ませることができる。


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青岸渡寺



 那智大社のおとなりに仲良く並ぶ青岸渡寺、もともと那智の滝を中心にした神仏習合の一大修験道場だったが、明治初期に青岸渡寺と那智大社に分離した。古代の日本人はとても器用な人種で、古来の新教と渡来した仏教をうまくミックスさせてきた。青岸渡寺の本殿も台風で破損して雨漏りがするようになったために、今年いっぱいをかけて修復される。なかなか来られない観光客にとっては、修繕中の姿はきっと残念だったろうな。



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大クス 胎内くぐり



 那智大社の境内には大きな洞のある大クス(樹齢800年)があり、そこをくぐることができる。無病息災と兆長寿を願うことが出来るそうな。お札に祈願を書いて、ここをくぐり奉納する。狭いところが苦手な小生は辞退させて頂き、子供達が総代でくぐってきた。



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那智の滝


 那智大社のお参りを済ませ、次は那智の滝。鳥居から滝までは長い石段を下りなくてはいけないので、おふくろはクルマで待たせようかと思ったけど、ハッパかけたらがんばると言い出して。そんじゃ、のんびり行くべ。

 今日の滝は水量も多い気がして、かなりの迫力。霊験あらたかなこの滝の回りから、熊野三山が始まったとされ、奇岩、奇景を古代の人たちは神が住むところと崇めたのだろう。これは三輪大社や玉置神社、石倉神社などの社殿がない原始信仰、自然信仰と同じ。

この滝は「一の滝」とも言われ、この先の那智山中には修行の行場として扱われた那智48滝が続いているらしい。修業の場所で、かつ非常に険しい奥地なので、その所在も写真もなかなか出てこない。


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めはりずし 総本家めはりや


 新宮まで戻って丁度お昼時、家内がめはりずしを食べたいというので、総本家めはりやへ。幸いにも席が空いていてラッキー、我が家の後はすぐに行列になってしまった。よく味のしみこんだ高菜の葉っぱがご飯とマッチして美味しい。おでんや串揚げ、豚汁などもお勧めのようで、「お試しセット」がちょうどいい。お土産用に葉っぱとだし汁を買って自宅で再現したことがあったけど、大失敗。二重に葉っぱを巻いちゃったものだから、硬くて噛めなかった(^^ゞ。やっぱり、お店で食べる味には叶わないなあ。


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浮島の森


 沼地の池に浮かんだ泥炭の島が新宮の市街にある。約70m四方の大きさで島には天然杉を含めた森のようになっていて、遊歩道で見学ができる。浮島の規模としては日本一で天然記念物に指定されている。管理人の方が丁寧に島のことを解説してくれて耳を傾ける。飛び跳ねたら足下が揺れそうでなかなか面白い。


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徐福公園


 伝承によると、徐福は秦の始皇帝に当方にある蓬莱・方丈・瀛州に不老不死の霊薬があると具申し、命を受けて財宝と共に数千人を従えて秦から東方に船出したというが、その内蓬莱に当たるのがここ新宮とされていて、徐福はその後新宮に住み着いたという。ここに住み着いた徐福とその従者たちは大陸からの文化や農耕、捕鯨、漁業に関する技術を新宮の人々に伝え、ここ新宮の地で歿したと伝わっている(ウイキペディアより)。

 出雲や伊豆など全国に徐福伝説は残っていて、紀元前のお話だからどれも確証は残っていない。それにしても徐福という人はよほど日本のために尽くし、かつ親しまれたのであろう。さもなければ、こんなに日本中に伝説がたくさん残っているはずがない。



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神倉神社


 神倉神社は、熊野大神が熊野三山として祀られる以前に一番最初に降臨された聖地。天ノ磐盾という峻崖の上にあり、熊野古道中の古道といわれる五百数十段の仰ぎ見るような自然石の石段(源頼朝創建)を登りつめた所に御神体のゴトビキ岩がある。熊野速玉大社は、まだ社殿がない原始信仰、自然信仰時代の神倉山から、初めて真新しい社殿を麓に建てて神々を祀ったことから、熊野速玉大社は「新宮」と呼ばれ地名になった(観光協会HPより)

 前回、バイクで来た時にバイク用のブーツ姿で最上部まで登ってみたが。。。辛かった。今回は、おふくろも居るし下の鳥居から眺めるだけするはずであったが、体力自慢の次女が突然やる気モードになって。。。 ひとりで往復してくると言い出した。「時間計ってて」と言い残し駆け上がっていった。15分後に這いつくばるように降りてきた。頂上の巨石がすごかったこと、町並みが真下に見えてキレイであったこと、石段が急すぎて降りてくると転けそうになることなどなど、一杯話ながら帰ってきた。約千段の階段を(しかもここの石段は大きさも高さも不揃いで歩きにくい)上り下りしたことを考えれば素晴らしいタイムだ。






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熊野速玉神社


 熊野三山詣の最後、熊野速玉神社に着いた。ここは神倉神社からも近いしんぐうの市街地にある。石段もないのでおふくろも気が楽だ。イザナギ・イザナミを主祭神とし、合わせてアマテラス、スサノオが祭られている。この本殿内は撮影禁止の表示が見当たらない。そんなこともあって、三山の中では最も気さくな敷居の低い神社のように感じた(対して最も厳格なのは熊野本宮大社で、様々な注意書きはもちろん撮影禁止の場所が多かった。)。


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鬼ヶ城


 荒波に削られた大小無数の海食洞が、地核の隆起で階段上に並び、熊野灘に面して約1km続いている。災害で遊歩道も一部通行止めであったが、今回は40分ほどかかる遊歩道すべてが開通していた。おふくろをレストランに置き去りにして子供達と歩いてきた。土曜サスペンス劇場のエンディングで出てきそうな景観、きっと以前にもここでロケが行われたこともあろう。いかにも「マネキン」みたいなものが断崖を落ちてゆくシーンが想像できる。
 

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県立熊野古道センター


 尾鷲の町はずれ、海が見渡せる高台に立派な木造建築の熊野古道センターがある。パネル展示など内容はそれなりにあるので、立ち寄っても善いだろう。ここにも解説をしてくれる地元のボランティアの方々がいた。惜しむらくは、熊野古道を広報する目的で作ったのであれば、ロケーションがよくないと思う。もっと集客しやすい観光地、たとえば熊野三山の参道周囲とかにあれば、もっと周知されるだろう。今の現地はクルマしか手段が無くって、海外からの旅行者には不便だろう。

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鬼瓦 尾鷲


 開店早々の夕方5時過ぎに尾鷲の鬼瓦に到着、ここの煮付けが大好きだ。15年ほど前に主治医として治療を担当した患者さんからこのお店を教えてもらったのがきっかけだ。その患者さんは尾鷲の名士で、尾鷲に来たら是非寄るように言われていた。尾鷲は遠洋漁業の町、駅前の裏通りには小さなスナックや居酒屋が並び、昭和の港町の風情がたっぷりだ。


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煮魚定食
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まんぼうのフライ
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オニエビ


 煮魚、焼き魚、刺身、いずれも外れが無い美味しいモノばかり。お手軽な煮魚定食だと1000円、お刺身定食もそんなものだ。今日の煮魚は「クロムツ」、しっかりと身のつまった美味しいものだった。名古屋近郊で煮魚と言えば、せいぜいカサゴやメバル、クロムツなんて高級食材はでてこない。「ガスエビ」「オニエビ」などもお刺身で追加、頭ででっかちなオニエビは特徴的な形をしてるけど、味は甘エビよりも甘くて濃厚らしい

 マンボウもこのあたり独特の食材、水族館では時々観るけど、魚屋さんではあまりお目にかからない。ムニエル風にしたり、串焼きにしたり、マンボウのレシピがあるようだけど、今晩はフライで頂いた。食感はイカと白身の中間のような不思議なモノであった。

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 亀山〜鈴鹿渋滞迂回路 広域農道フラワーロード


 いよいよ帰宅に向けて尾鷲をまだ日が落ちる前の6時過ぎに出発。紀勢自動車道路に乗って一路名古屋を目指す。クルマは多いけど、流れは問題なし。しかし、毎度の上り、亀山〜四日市間の渋滞がすでに始まっていて思いやられる。
 渋滞の理由はシンプルで、伊勢自動車道、東名阪、新名神の3つの幹線が1つ東名阪になるわけだから、混むに決まってる。10kmから時に20kmほどの渋滞になることもしばしばで、道路標示では通過するのに1時間以上とでることも多い。まあ覚悟して渋滞の列に飛び込むこともあれば、迂回ルートに入ってあくせくすることもある。

 迂回ルートの1つに広域農道を利用したモノがあって、これは亀山SAのETC専用出口からスタート。工業団地内の広い道を抜けるとセンターライン付きのアスファルトも新しい広域農道に変わる。信号もまばらですいすい走ってゆくと、渋滞している新名神、東名阪を乗り越えてR306と交差する。鈴鹿ICに乗るにはこの交差点を左折して程なく走ればIC入り口になる。約20kmの距離ではあるが、最も渋滞する区間をピンポイントで抜け道ができて、あまり他人には教えたくないルートだ。フラワーロードと名称がついているらしい。もしも渋滞がさらに長い時には、このまま直進でフラワーロード、広域農道を使って四日市ICまで抜け道をすることができる。


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Geep グランドチェロキー limited


 家に帰り着くと21時過ぎ、休憩も渋滞を含め、3時間で尾鷲から帰ってきた。GWであることを考えれば、上手に走ってこられたはずだ。2日間でいろいろ立ち寄って観光してきたが、なにより85才のおふくろががんばって歩いてくれたこと、これには感謝だ。10年前は腰部の脊柱管狭窄症でしびれて歩けなかったが、積極的に手術をしてこれが奏していまの元気につながっている。みんな、おつかれさんでした。

 オイル漏れ騒ぎのグランドチェロキーは、すっかり完調となってオイルの臭いも煙もなくなっている。最終的な原因は左側のタペットカバーのシールから漏れであって、これを交換している。故障原因の正解に至るまでの道のりが、ディーラーの「お粗末」な対応だったことに悔やまれる。ちゃんと修理に取り組んでいれば、とっくの昔に治っていてもよかったはずだ。

 なにはともあれ、家族フルメンバーで旅行に行けたことに感謝、次女も学生生活をエンジョイしてもらいたい。しかしいつまで、こうやって家族全員で旅行に来られるのだろう。今も一緒についてきてくれる子供達にも感謝だ。




by akane8150 | 2018-05-09 13:49 | Cars | Comments(2)

Jeep グランドチェロキー Limited 5 家族旅行 1 曽爾村 三輪大社 本宮大社 湯の峰温泉


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 次女の大学生活も始まったようで、勧誘攻撃に遭いながらどの部活を始めようかと悩んでいるようだ。世俗の人手不足の縮小版のように売り手市場になっていることは容易に想像できる。久しく家族旅行に行けていなかったから、家族には用事を入れないようにと釘を刺し、、、家族フルメンバーで一泊旅行にくりだした。宿泊先は皆が好きな「湯の峰温泉 あずまや」、この道中で行かなきゃ行けないところ、寄ってみたいところを拾い出してルートを設定。

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安濃SA


 自宅から宿まで280km。高速道路も使いながら、その2/3が下道であるから十分に時間もかかるだろう。皆をたたき起こしながら朝6時に名古屋の自宅を出発。もうすでに東名阪の四日市、鈴鹿あたりでは5kmほどの渋滞が発生していた。この勝手知ったる渋滞は上手に3車線を使い分けて最小時間で通過、渋滞情報ではあと1時間出発が遅れていたら、20km渋滞に飛び込むはめになっていた。その後の伊勢自動車道に入ってしまえば、クルマは流れ出すので「安濃SA」で名古屋から120km、1時間半、初めての休憩。朝ご飯としておにぎりやパンを手に入れて再び走り出す。


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曽爾村 屏風岩公苑


 久居ICで下道に降りて曽爾村を目指す。最初の立ち寄り場所はヤマザクラの植樹をおこなった曽爾村、小生ひとりだけの植樹であったので家族にも見せてやりたかった。空いた山道を快走し通年よりも早く桜が散ってしまった屏風岩公苑に到着。芽を吹き出したばかりの木々の緑が鮮やかで美しい。


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 植樹してから1ヶ月半が経過し、枝ばかりであったヤマザクラもあおあおと葉を茂らせていた。ちゃんと根も生きているようで凜として立っていてまずは安心した。鹿に食べられないように柵で囲われてはいるけど、この夏には柵も外されて枝葉が広がる予定だ。周囲の古木達は100〜130年を経たもので、いずれはこの木も負けないように育ってくれると期待したい。この娘達の孫、ひ孫の頃が100年後、つまりはこの子達がお婆さんになっているはずで、このヤマザクラの事をしっかりと次世代に語り伝えてほしい。


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屏風岩
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兜岳 鎧岳


 曽爾の町から見上げる屏風岩。のこぎりの歯のような山の端が印象的でその山腹に公苑が広がっている。屏風岩の北側にはそり立った岩壁と尖った頂きの2つの山がでーんとたっている。2ヶ月前は岩肌が露出していたけど、黄緑色の衣を着たように新緑で覆われていた。とっても記憶に残る姿なので訪れるたびにしばらく見入ってしまう。曽爾村からR369で西に向かい渋滞する榛原を避けてR166で三輪大社のある桜井へ向かった。


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三輪大社


 なにかお願い事があれば、なにはともあれ三輪大社。次女の大学合格のお礼に参上した。午前10時前にもかかわらず、参拝者で賑わっている。社が用意している駐車場は満車で車列が出来ているので、いつもの三輪駅近くの駐車場にとめる。最近は名古屋ナンバーのクルマも多くなったと駐車場の方からお話を聞いた。


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二の鳥居 参道


 鳥居をくぐって参道を進む。いずこの神社も砂利を踏みながら歩くとそれとなく厳かな気持ちになってよろずの神様のパワーを感じる気がする。長い石段も努めて上がることに意義を感じる。いわゆる三輪家の守り神、たしか厄年の時もここにきたっけ。

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巳の神杉


 拝殿前には「大幣」が置いてあったので、にわか神主になって家族をお祓い。祝詞など知るよしもないので、適当に?頭を下げてもらって大幣を振る。まじめに頭を下げている家族の姿が面白い。無病息災で家族がいること、次女の願いを叶えて頂いたお礼をしっかり祈祷した。境内には「巳の神杉」というご神木があって、大物主大神の化身の白蛇が木の根っこには洞に棲むといわれている。以前、次女の筆記用具を携えて祈願していたので、成就したことをお礼した。


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ほうじ茶アイス


 参道の酒屋で地酒を手に入れつつ、アイスタイム。小生は「ほうじアイス」なるものを初めて食べたが、さっぱりしていて味はまさに「ほうじ茶」、なかなか美味しかった。抹茶アイスがあるくらいだから、ほうじ茶アイスがあってもおかしくはないな。


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来来飯店 吉野神宮


 三輪大社から次の目標、谷瀬の吊橋にむけて出発。榛原市内は混むのがみえみえなので、県道37号で鹿路トンネルをぬけて南進。この路は混むことが少ないのでとてもいい。吉野川に出て混雑するR169を避けて、対岸の県道39号を西進して時間を稼ぐ。ほどなく吉野口、吉野神宮駅にやってきた。ここから吉野山にあがってゆくところで、2年前に転倒して肋骨を折った苦い思い出の場所。それにしてもここから自走して名古屋まで帰ったものだ。。。振り返っても右胸痛かったなあ。
 ちょうどお昼前になったので、前に来たときに美味しかった覚えのある中華料理屋さんで昼食。メニューも豊富で何食べようか迷ってしまうが、ボリュームも味もいい難じ。家族は初めてであったが評判良かった。夕飯は和食になるのでお昼くらいは違う系統の食事を選びたい。

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下市町商工会議所


 バイクで走るように裏道ばかり、さらにこの先もコンビニすらなくなる山に入ってゆくので、急遽下市の街道でトイレ探し。日曜にも関わらず、商工会議所がミニ道の駅みないなことをしてくれていて安堵。中では冷えたお茶まで出してくださり、気分良くした小生は杉のまな板まで購入してしまった。ここからは県道20号を快走し、あとは湯の峰までみちなりのR168にのった。


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谷瀬の吊橋


 十津川沿いの路はホントによくなった。蛇行する十津川を無視するように高規格なトンネルで山を貫いてゆく。やがて立ち寄りスポットの谷瀬の吊橋にやってきた。GWもあって、観光客でいっぱいで駐車場も待ちの状態。ならばとまずはクルマで吊り橋の対岸で家族を下ろす。皆が渡りきった頃にクルマで再び家族を拾うという作戦をとってみた。家内がとりわけ高所に弱いので、遠くから見ていてもかなりびびって歩いているのが分かった。話では相当に揺れたようだ。20名までと制限されているのに係のおじさんは制限関係なく通行させていたと家内は文句を言っていた。引き返そうと思ったようだが、そこにはクルマがあるはずもなく、決心して渡りきったそうな。

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道の駅 十津川郷


 本宮大社まであと30kmほど、十津川の道の駅で最後の休憩を取る。三輪大社からここまで約90kmの道のりを2時間半でやってきた。ここも駐車場がクルマが満車、平生は静かな所なのに流石にGWの人出はすごい。谷間の山々の緑がさわやかだ。葉を落とさない針葉樹の濃い緑と若葉の黄緑色のコントラストが美しい。これから6月頃までは、緑がうっそうとしてお山の最も力強い季節。


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熊野本宮大社


 熊野三山、最初のお参りは本宮大社で予定通り午後3時、自宅を出てから270km、9時間の道のりでたどり着いた。参道近くの社の駐車場は既にいっぱい、参道近くで家族を下ろし河川敷の臨時駐車場にクルマを止める。拝殿までまっすぐ156段の石段が続いていて、健常な小生も途中でひと息つきたくなる。膝の悪いおふくろには、本日最後の試練。毎度、長女が付き添ってくれるため、小生はその後尾を「落ちてきてもいいように」続く。

このお宮の縁記は。。

天火明命あめのほあかりのみことは、古代、熊野の地を治めた熊野国造家の祖神です。天火明命の息子である高倉下たかくらじは神武東征に際し、熊野で初代神武天皇に天剣「布都御魂ふつのみたま」 を献じてお迎えしました。時を併せて高御産巣日神たかみむすひのかみは天より八咫烏やたがらすを遣わし、神武天皇を大和の橿原まで導かれました。第十代崇神天皇の御代、旧社地大斎原のいちいの巨木に、三体の月が降臨しました。天火明命の孫に当たる熊野連くまののむらじは、これを不思議に思い「天高くにあるはずの月が、どうしてこのような低いところに降りてこられたのですか」と尋ねました。すると真ん中にある月が「我は證誠大権現(家都美御子大神=素戔嗚尊)であり、両側の月は両所権現(熊野夫須美大神・速玉之男大神)である。社殿を創って齋き祀れ」とお答えになりました。この神勅により、熊野本宮大社の社殿が大斎原に創建されたと云われています。(熊野本宮大社HPより)
 撮影禁止の拝殿内には4つの社殿があり、第一殿 熊野牟須美大神、事解之男神 第二殿 速玉之男神 第三殿 スサノオ 第四殿 天照大神が祭られている。スサノオ(素戔嗚尊)の子、大国主神は三輪大社の主祭神であり、熊野大社と三輪大社の繋がりもおもしろい。三本足のカラス、八咫烏がこの大社のシンボル、日本サッカー連盟のエンブレムにもなっている。


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湯の峰温泉


 温泉が大好きな小生、数多の温泉の中でも、この湯の峰温泉は別格。なんだかんだと家族を連れてやってきている。硫黄泉のよさ、静かな佇まい、お宿の雰囲気、リピートしたくなる要素がつまっている。
 「湯の峰温泉は四世紀ごろに熊野の国造、大阿刀足尼(おおあとのすくね)によって発見され、後に歴代上皇の熊野御幸によってその名が広く知られる様になりました。開湯1800年。日本最古の湯として愛される湯の峰温泉は、今も昔ながらの温泉情緒を残し、湯の町の風情を感じる事が出来ます。古の人々は熊野詣の旅の途中、湯の峰で湯垢離を行い、聖地での禊ぎと旅の疲れを癒しました。日によって七回も湯の色が変化するといわれている天然温泉の岩風呂「つぼ湯」は参詣道の一部として世界遺産に登録されています。」(観光協会HPより)


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湯の峰温泉 あずまや


 宿泊する「あずまや」は江戸中期から(約300年前)から、面々と続いてきた老舗旅館。夕方には玄関に草履番が立ち、純和風の伝統を守っている。白木のモダン和風な旅館も流行であろうが、小生は「寂び」の風情たっぷりのこの宿が大好きだ。


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 何が良いって、この風呂場の味わいが小生には堪らない。物心ついたころから家族に連れられて、この宿を使ってきた。玄関回りも、この風呂場もその頃からまったく変わっていない。主に聞けば、60年ほど前に手を入れたまま、いまもそのままだと言う。浴槽の檜も朽ち始めて薄く削がれてきた、湯くちからの石灰成分の堆積も時間を感じさせる。幼い頃の記憶、そのままに今も小生が同じ湯船に浸かることができる有り難さを思って、時間を忘れてお湯を楽しむ。



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湯の峰 湯筒


 お宿のお湯にどぼんと浸かってから、夕飯前に共同風呂前の90度のお湯が沸き立つ「湯筒」に出向く。売店で卵を買って、これにつけておけば12~13分で美味しいゆで卵の完成。回りには、海外からの人たちも多く見かける。熊野古道の世界遺産に登録される以前から、この湯の峰は海外のハイカー達から注目を集めていたようで、アジアよりもアメリカ、欧州の人たちが多いことに気づく。それにしても、この湯の峰温泉の良さを遠く彼方の海外の人たちが理解して、交通不便なこの地まで訪れていることに感嘆する。J-Hoppers という海外人向けのゲストハウスもできてますます賑わって欲しい。


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 二間続きのお部屋が用意されていて、気の良い仲居さんに準備してもらい揃って乾杯。小生はいつものお父さん席に陣取って、家族が楽しく食事をする姿で満足、満足。今日もいつものようにハードスケジュールであったが、おふくろを始め無事に参拝を終えたことに感謝。また明日も、みんなで走るよ〜〜




by akane8150 | 2018-05-04 20:41 | Cars | Comments(4)

Jeep グランドチェロキー Limited 4 飛騨高山 新穂高ロープーウエイ


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 次女の大学受験の日程も終了し、我が家もやっとそろってお出かけできるようになった。遠くへ行きたい、温泉に入りたいという次女の希望を叶えるべく、北アルプス横断コースで飛騨高山と新穂高の山々、温泉を目指して出発。

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ひるがのSA

 朝7時に家を出て高速を乗り継いで2時間でひるがのまでやってきた。高速道路はスキー場へ向かう関西方面のクルマで溢れていて、スキーシーズンであることを知る。SAの駐車場からは大日岳のゲレンデがよ〜く見える。大阪あたりからここまで4〜5時間はかかるけど、関西方面からだとこの奥美濃のスキー場などが最も近いことになるんだろう。

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陣屋だんご店

 名古屋から3時間で高山に到着、クルマを置いてテクテク散策開始。陣屋前のみたらしだんごは外せないアイテムなので、柔らかいみたらしを食す。焼き足りない、固くならない絶妙の焼き具合が美味しい。周囲にもみたらしだんご屋はたくさんあるけど、雑誌の影響力はすごいモノで、このお店が最も流行っている。

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古い町並み 上三之町

 飛騨高山と言えば、この上三之町あたり思い浮かべるだろう。ばあさんののんびりした歩きペースに合わせて、混み合う前の町並みをあちこち物色しながら散策する。

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坂口屋 飛騨牛にぎり

 食べあるきのアイテムは幾つかあるが、行列が最も長かったのが「飛騨牛にぎり」だった。次女も列に並んでゲット、旨そうに食べていた。お箸もお皿もないが、手でつまんでせんべいまで食べてしまえば「ゴミ」が出ないって利点も有りか。


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屋台 「琴高台」
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ブロンズ像 琴高童子


町内には高山祭りに登場する屋台を収納する蔵が点在する。そのひとつ、「琴高台(きんこうだい)」という屋台の収納蔵の前に目をひく置物がある。琴高とは中国古来の仙人のひとりで、いつも鯉に乗ってやってくるという謂われがあって、それにちなんだブロンズ像。表情豊かに楽しそうでどこかでみた作風だなと思って調べたら、作者は奈良県のマスコットキャラの「せんとくん」を生んだ彫刻家の藪内佐斗司さんであった。この屋台は200年以上の歴史をもつ文化財だ。


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 ばあさんはせんべい焼いているお店に釘付け。このあと焼き上がったばかりのせんべいを買ったことは言うまでも無い。焼きたてのせんべいが美味しそうな醤油の香りをまき散らし。。。小生も腹が減ってくる・・・

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牛料理、郷土料理 「京や」

 ぐるぐる歩いて堪能した後で11時の開店に合わせて「京や」さんに突入して席にありつく。ここは炭焼きの飛騨牛が本格的に頂ける郷土料理屋さんで、まずまず美味しい。飛騨牛朴葉味噌定食はビールが飲みたいくらいの辛めの味付け、なので白いご飯がよく進む。ご飯もゆっくりと頂いて、12時に高山を出発し新穂高温泉に向かう。気温は10度以上もあり雲も風もない最高の天候、新穂高ロープウェイの絶景が期待できるだろうと読んで、最上部まで登ることにした。


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新穂高

 高山から新穂高の行き止まりにある新穂高ロープウェイ駐車場までゆっくり走って1時間。天候は安定しているし、2つのロープーウエイを乗り継いで標高2000mまで行きましょう。

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新穂高ロープウェイ

ちょいと前まではこのロープウェイに沿ってスキー場があったのだが、廃業してしまった。新穂高ロープウェイスキー場といって、尾根伝いに下りてくる上級者コースはとっても滑り甲斐があった。圧雪が入らないので板を飛ばそうものなら、新雪に潜り込んで見つけることはできないだろう。半べそかいてボーゲンで降りてきた覚えがある。

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 新穂高ロープウェイ山頂駅の展望台からの眺めは期待通り、青い空に冠雪の北アルプス連峰が目の前に広がっていた。気温は-2℃、いつもであれば-10℃以下になることがほとんどと聞いていたので、まさにこの日は最高の日であった。

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 西を向けば、笠ヶ岳、抜戸岳が真正面に壁のようにそびえ立つ。ミシェランガイドで二つ星の絶景とされる雄大な景色。

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西穂高岳

 北を見上げれば、すぐそこに西穂高岳がリンとして横たわっている。右の稜線をみると西穂高山荘の赤い屋根が間近に見える。左の稜線の先には、奥穂高、北穂高、中岳、槍ヶ岳と蒼々たる山々が続いているのがわかる。山には素人の小生達が、これだけの名山をこんなに間近に見ることが出来るのは、ここ以外にはないだろう。

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 風もなく日差しの暖かいこの日は、高齢のばあさんにも優しかった。後生な景色を楽しむことが出来てよかったねえ。この展望台には景色に飽きなくって長居をしてしまった。

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中崎山荘 奥飛騨の湯

 新穂高ロープウェイを降りたら、すぐ近くの温泉に立ち寄り。ここのお湯はきれいなので小生は大好きだ。内湯は単純泉とあるが湯の花が舞って硫黄の香りに溢れている。露天風呂は源泉97℃の熱いお湯を竹の枝に流して温度調節をした硫黄泉。どちらも湯の量が豊富で蕩々とした掛け流しは最高に気分がいい。我が家ではのんびり入るときには集合時間は1時間先、男子の小生にとっては有り余るほどのお風呂タイム。


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抜戸岳

 家族みんなでたっぷりとお湯を楽しんで、いざ帰路に。時刻は夕方4時、山の端は日が差しているけど谷間はすでに日没の気配。

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安房トンネル

 帰りは違うコースがいいとかみさんが言うので、松本経由中央高速で帰ることに。安房トンネルが出来たおかげで、くねくねの安房峠もあっという間にパスすることが出来る。いずれは松本から福井までの中部縦貫自動車道の一部になる壮大な計画路線のひとつ。

 たまたま先行するクルマがいなくって、ETCゲートにいつものように減速して進入。開くだろうな〜と思っていたら。。ウレタンのバーがグランドチェロキーのボンネットに引っかけて急停車。係員がすぐにやってきて「一旦停止しないと開きません。」と説明を受ける。よく見れば、ゲートには「一旦停止型ETC」と書いてある。ちゃんと読まなきゃねえ。



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伊那 みはらしの湯

 奈川渡ダムを過ぎる頃には、小生以外の家族みんな爆睡状態。淡々とクルマを走らせ、松本から高速にのって名古屋を目指す。夕飯をどこにしようと考えて、伊那IC近くの「みはらしの湯」に途中下車。今日2回目のお風呂を楽しみつつ、地元B級グルメのローメンを食べた。

 本日の走行、580km。次女の望みもかなえたし、85才のばあさんもちゃんと同行できたし、よかったよかった。あとは次女の「桜咲く」の報告を待つ番だ。





by akane8150 | 2018-03-05 20:59 | Cars | Comments(6)

Jeep グランドチェロキー Limited 3 白煙さわぎ 代車生活 



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 今年の3月で初回の車検となるグランドチェロキー。過不足なく家内の通勤車として活躍してきたが、ここに至ってトラブル発生、エンジンルームからの白煙と車内にオイルのにおいがするようになった。1ヶ月ほど前にエンジンヘッドのオイルにじみが気になって点検に出したばかり、その時の回答が「にじみ」程度で問題なしというもので洗浄されて帰ってきたばかりだった。

 幸いにも小生が乗っているときに白線さわぎに遭遇し、エンジン左側の排気管あたりからと察しがついた。垂れた油脂が排気管にあたって燃えているのが原因とよんだ。その足でディーラーに持ち込んで修理を依頼。今度はしっかり見てもらって納得できる仕上がりをお願いした。


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ゴルフ・バリアント 2017 コンフォートライン


 用意してくれたのがまだ新車の香りがする2000kmも走っていないゴルフ・バリアント。最近のゴルフのハンドルを握る機会が無かったので、興味深く使わせてもらう。ワゴン車なのでまずは荷台の広さが気になるところ。ゴルフバックが斜めに入ってボストンバックも置ける余裕有り。しかしゲートの部分で床面に段差があるので、よっこらしょって荷物を持ち上げなくちゃならない。手前にあるレバーをひけばリアシートが前に倒れる機構は便利だ。

 インパネの操作はまずまず、しかしコラムにあるウインカーとワイパーのレバースイッチは煩雑で慣れないと分からない。ナビやオーディオを始め各種のコントロールを行うタッチパネルは大きめ使いやすそうだが、長く乗ったときのナビソフト更新がちゃんとなされるか心配だ。ジープ純正ナビほどのお馬鹿さはなくって、それなりに使えそうなナビだけど慣れた国産のモノに比べるといまひとつ。


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 レザーハンドルはほどよい握り具合でいい感じ。走り出すとそれなりに路面の様子を伝えてくれ、ゴツゴツしない足回りと合わせて安心してフラットに走り出せる。周りのクルマに合わせて加速減速する限り車速はアクセルに応じてストレスなくスムーズだ。リアシートに大人3名がのるのはちょいときついがこのクラスのサイズでは致し方ない。

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 最近のクルマに疎いせいか、調べるまでこのゴルフが「たったの1.2Lしかない」ことに気づかなかった。もうすこし正確に言えば、1.4Lだと思い込んでいた。なるほど、車列に迷惑になるような鈍亀ではないが、高速道路での追い越しでは気分のいい高揚感はまったくなし。1.2Lのターボでは致し方ないと思う反面、1.3tの車重を思えばよくやっているとも感じた。往復100kmほど高速道路と田舎道をのんびり走ると、燃費は16km/Lほどにもなりなかなかよい。これは我が家の2.4LハイブリッドのSAIとどっこいどっこいの燃費だとおもう。

 いわゆる「ダウンサイジングターボ」に初めて体験できたのだが、小さなエンジンで燃費を稼ぎながらそれなりの性能を出しているんだと実感した。7速の変速はちょこまかと駆使されて通常の走行では2000〜3000回転ですべてをこなしている。ハイブリッドを使わずとも、これだけの燃費を稼いでいるわけだから、昨今の世界におけるクルマ事情では「主流」になってゆくのかもしれない。

 しかし発進、停止を繰り返すような市街地ではエンジンストップが非常に煩わしく感じたのも事実。この点、ハイブリッド車が電動発進するスムーズさが光ってくる。また、加速力もハイブリッド車の方が上手に思う。結論、高速道路などをクルマの流れにのって淡々と走る時が「ダウンサイジングターボ」の本領発揮できる場面だろう。対して信号待ちの多い市街地では国産のハイブリッド車が燃費も加速も優れているのではないか。

さて、修理に出してはや1週間。ディーラーからは何の音沙汰もなく、ガス食いのグランドチェロキーさんは無事に治って帰ってくるのかしらん??

追伸

ディーラーから連絡合って引き取りに参上。メカニックから説明を受けると「ブローバイホースに亀裂があって、そこから漏れた油脂が垂れてエキパイで燃えていたんでしょう」というものであった。修理費は保証期間なので請求されなかったが、新車から3年も経たない間に補機部品の劣化でトラブルが発生するなんて。。。 3.6L V6 DOHCエンジンはグランドチェロキーに搭載されて5年以上が経っているのに、かようなマイナートラブルが出ることはいかがなものか。パイプ接続の緩みとかであれば、まだ笑えるけど、、「劣化」による破損であれば同機種のクルマにも発生しているんじゃなかろうか。

今回のトラブルで、この先車検を通すべきか悩んでしまった。新車時から車載の地デジテレビは映らなくって、ディーラーでも治すことが出来ていない。壊れやすいと言われる「エアサスシステム」も時限爆弾のようだ。3年保証がきれれば、これらの大がかりな修理も自前でとなろう。クルマの乗り味や使い勝手は悪くないので、悩むところだ。

さらに追伸

 ブローパイホースの亀裂で修理で治ったはずのチェロキーは、再び白煙。再再度ディーラーに預けることになった。さすがに3回目の入庫に際して、「これ以上解決できないのであれば、車検前にして手放す覚悟でいるので、気合いを入れて見てください。」と三行半。なかなか返答が来ないな〜と思っていた1週後にディーラーから連絡が入る。「左のタペットカバーからのオイル漏れと判断し、パーツを待って修理します。」とのこと。
 それ以来、この白煙さわぎは終結して車検を通して4年目に入った。それにしても、最もありそうなタペットカバーからのオイル漏れを指摘できないような整備レベルと新車から3年未満で主要な所からオイルが漏れるクルマ作りには疑問が出てしまう。
 かの国ではオイル漏れなど些細なことかもしれない。市街地の交差点のアスファルトには、道路中央に黒いベルトのような染みが付いていることは日常見る光景のようだ。アメリカ車が日欧の車に駆逐されてしまったのも、このあたりが分かりやすい理由のように思える。これまで経験したキャデラックやジープ、いずれもクルマの企画として面白いと思えたし、乗る分には楽しいのだが。




by akane8150 | 2018-01-18 23:30 | Cars | Comments(4)

Z33 ロードスター 8 2017 オールドカー in K'z Road



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2017 オールドカー in K'z Road


 今回は第7回、小生は3回目、浜松市天竜区春野の「春野ふれあい公園」でオールドカー in K'z Road が開催され、DSCC中部の仲間と参加してきた。このイベントはフェアレディZの開発者でアメリカ日産の社長の片山豊のふるさと春野において、町とフェアレディZのクラブが協力して年一回開催されている。

 第一回の記念すべきミーティングで片山氏は次のようにコメントしていた。

「生誕の地である春野町に、私の名前が付けられたロードが完成し、大変感慨深いものがあります。私はわずか4年しかここ春野町に住んでいませんでしたが、春野町の皆さんは、私を永く住んでいる者のように扱っていただき、ここに帰って来るたびに歓迎をしてくれました。また春野町ふるさと大使と浜松市やらまいか大使にも任命され、今回いろいろな方々のご尽力によりK’zロードが完成したことは大変うれしいことであり、皆さんに感謝しています。

K’zロードは、春野町の大自然の中の一般道に設定されたコースです。ぜひ皆さんには、スピードを出さずに、呼吸と脈拍を調和させて、大自然の中を静かに、ゆっくりとドライブを楽しんでいただきたいと思います。そして、友達にも勧めていただき、多くの方々が春野町に訪れてくれることを望んでいます。」


春野町を中心に設定された3つのドライブコースがあって、「K'z Road」の表示が国道362号沿いに案内されている。



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 第1回の2010年はフェアレディZだけであったが、翌年からはクラシックカーの展示も開かれるようになり会場に足を運んでくる人たちの構成も広がって、昨年度は過去最高の9000名の参加者がカウントされるほどに賑わった。


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 開始9時40分に合わせ、DSCC中部の面々は朝6時半に浜松SAに集合。そのためには、小生は名古屋を5時に出発。。。(>o<)。浜松SAに一旦集合してから、隊列を組んで会場近くの駐車場まで走行し。最終打ち合わせを行った。

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 クラシックカーの入場に続いて会場となる春野ふれあい公園へフェアレディZたちの隊列入場。芝生の公園にクルマを乗り入れるなんて今日だけ!!、きれいな芝の上を走る贅沢な気分。参加車両はクラシックカーとZカーを合わせて130台以上の大賑わいであった。


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 クルマの展示だけじゃ無くって、車のカタログやミニカーなどを扱うお店や浜松餃子、佐世保バーガーなどの飲食ブースも充実。お宝のプラモデルもあったりで、それはそれ、物欲をそそる。。。小生の琴線に触れる「1/24 タミヤ エルバマクラーレン」を見つけてしまったが、お値段聞いてどん引きして退散。

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オースチン・ヒーレー スプライト カニ目と呼ばれるのも頷ける愛嬌あるマスク。

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アルファロメオ ジュリエッタ スプリント  間違いなく秀逸のデザイン。

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フォルクスワーゲン・カルマンギア  


 幼い頃、こいつのミニカーで遊んだ記憶がある。いまもこの流線型のシルエットが大好き。。。シンプルな構造でパーツもまだまだ出るようなので、クラシックカー入門として小生にはうってつけに思える。これ用にシャッター付きガレージが用意できるくらいのゆとりがあればいいのだけど。。。町中では叶わない夢だ。



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 小生の愛車、平成17年式 Z33 ロードスター verT もう10年を優に過ぎちゃった。ビニールレザーの幌をクロス地のモノに交換したり、ヘッドライトアッセン交換や純正オーディオのリフレッシュ、ラジエター周りのホース交換などなどの軽整備だけで完調を保っている。オドメーターは7万キロ、まだまだ走れる。昨今のダウンサイジングなエンジンにはどうも魅力を感じない。大っきいことはいいことだで育った小生にはターボなどで粉飾された味付けは美味しくない。。大排気量、大トルクの余裕ある走りができるZの3500ccは美味しいなあ(^^)。


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 展示が終わると最後のフィナーレ キッズパレード。近隣の小中学生をZカーの助手席に招待して、Zカーで公園から春野中学校までの往復20kmをパレードする。お菓子袋をお土産に渡された子供達は、クルマよりもそっちが嬉しそう(^^ゞ。


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 本日一番の楽しみ、参加車両のパレードが始まる。家の前や路肩などで地元の人たちがパレードを待っていてくれる。子供も夫婦もおじいちゃん、おばあちゃんも一杯手を振ってくれる。こちらも精一杯手を振りかえすんだけど。。。なんだか嬉しくって目がしらがジーン。。。感動モノだ。


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 DSCCのプラカードを毎年掲げてくれる家族に遭遇、小生が「DSCCカーブ」と呼んでいるいつもの場所だ。今年も3世代?総出でお迎えしてもらった。ウルトラ楽しいご家族、こちらも「来年もお願いします!!」なんて大声で返答を返す。

フェアレディZが手を振って迎えてもらえる。言葉にするとただそれだけのことだが、「ひとつの銘柄のクルマ」がでこれほどまでに地元の人たちとつながっているなんて環境はそうそうざらにあるものじゃない。また来年も来よう!!!!





 高いところからの画像を撮りたくってドローンに挑戦中。駐車場の上空を飛行させてみたが、高度がありすぎると構図的に無理があること、飛行性能は安定しているけどカメラの画質が低くGopro画像との比較に堪えないなどなど。満足できる写真や動画を撮るには、操作の修練と機体のグレードアップが必要だ。

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by akane8150 | 2017-05-30 17:47 | Cars | Comments(4)

Jeep グランドチェロキー Limited 2  白川郷 平湯温泉



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 休みが作れたので、さくっとお出かけ先を考えた。雪を避けてバイクの伊豆半島などいいな〜と思ったんだが、折からの寒波で愛知も雪が降るらしい、、、バイクは断念(>o<)。クルマで行くなら雪があってもへっちゃら、お山の温泉に行くことにした。おやじひとり旅、バックに着替えを詰めて出発〜〜。



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白川郷(荻町城跡展望台から)

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天生カツラ街道

 名古屋から東海北陸自動車道をひたすら北上。郡上から北はチェーン規制がかかり白鳥あたりからは周囲も雪景色、名古屋から2時間半で白川郷に到着。市街地から天生峠にむかう山道に入り、白川郷を見下ろせる定番のスポット(荻町城跡展望台)に向かった。前夜は吹雪いたようで樹木には雪が積もり、雲の切れ間からの日差しにキラキラと輝いていた。雪に埋もれた合掌造りの家々がジオラマのような冬景色をみせていた。


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白川郷  忠兵衛

 白川郷集落の通りは観光バスでやってきた観光客で溢れている。驚くことにそのほとんどが海外からのお客さんで、とりわけアジアの人たちが占めている。雪が珍しいようで、触れたり写真を撮ったりととても楽しそうだった。お昼は合掌造りの食事処でおそばを頂いた。このお店はちょっと離れた場所にあるため、「自撮り軍団」の影響は無くて静かに過ごせた。いろりがしつらえた合掌造りのお店はどっしりとしてなかなか居心地が良い。


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小鳥峠

 清見ICで高速を下り、国道158号線で高山に向かう。バイクなら快走できる小鳥峠を越えてゆくが、峠は雪に覆われて夏の景色が思い出せないほどだ。主要道路なんだけど、雪の静けさと相まって人気を感じさせない寂しさ。便利で無料開放されている「高山清見道路」よりも小生は旧道の小鳥峠が好きだ。


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飛騨国府町 安国寺


 安国寺は飛騨国府から上宝村へ抜ける県道76号線にある臨済宗のお寺。経蔵内にある経本(木版一切経)を納めた八角形の輪蔵は回転式のものとしては日本最古のもので、日本の数少ない国宝経蔵(法隆寺経蔵、唐招提寺経蔵、安国寺経蔵)のひとつだそうな。輪蔵をくるくると回すとお経を読んだと同じ御利益があるとされ、この日も拝観しようと思ったけどひとり旅に案内して頂くのは控えさせてもらった。今度バイクで来たときにぜひ立ち寄って拝観しよう。


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新穂高ロープウエイ


 新穂高のどん詰まりにあるロープーウエイ乗り場。この手前には水明館 佳留萱山荘や山のホテルなど良いお宿が連なっている。新しくトンネルもできて土砂崩れなどによる陸の孤島なる危険性も減った。ロープーウエイを上がった先には新穂高ロープウェイスキー場があった。10年ほど前に閉鎖しちゃったけど、アルプスの穂高岳から続く稜線にあって、恐ろしいくらい豪快な山岳ゲレンデだった。膝まであるような新雪の中を細い稜線から外れないように滑ってゆく(落ちてゆくとした方が正解)わけで、もしも沢に向かって落ちてしまったら、板はもちろん失って命も危ないくらいのスリルがあった。スキーにはまっていた時期でも、ここに来るのには気合いが必要だった覚えがある。ゲレンデが無くなって近隣の中尾高原などの温泉宿もめっきり寂れてしまった。


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新穂高温泉 中崎山荘 奥飛騨の湯

 ロープーウエイ乗り場の近くにある立ち寄り湯、中崎山荘。お湯は青みのかかった硫黄泉でとうとうと湯船から溢れて、とても贅沢なお湯だ。源泉が熱すぎるために、露天では源泉を竹の枝に流して自然冷却していた。地下水や川の水を混ぜてしまっては源泉掛け流しじゃなくなって熱すぎるのも困ったモノなのだ。


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平湯温泉 岡田旅館

 名古屋からいろいろ見て回って、6時間とちょっとで今晩のお宿、平湯温泉の岡田旅館に到着。ここはリピートしていて、直前予約のひとり旅であったが、幸いにもOKだった。平湯温泉は標高1300mちかい高所にあって、信州に抜ける旧平湯峠の入り口にある歴史のある温泉だ。お湯はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で土類系の湯の華が舞う無臭のお湯、近隣の新穂高や白骨の硫黄泉とは異にしている。

 平日であったので個人客が10組ほど、観光バスが1台の静かな客入りだったのだが・・・。
チャイナから来ている家族連れの数組、コリアからきた団体さんにはとにかく閉口してしまった。脱衣場、湯船などの散らかしっぱなし・・・タオルはもちろんバスタオルまで湯船に入れてしまう・・・湯上がり場所で、飲食持ち寄っての大宴会・・・脱衣場でスマホ写真を撮る親子・・・
 この日のお客は日本人よりも海外旅行客のほうが多かったので余計に目が付いたのかもしれないが、海外旅行客を誘致に必死な観光地では同じような光景になっているんだろう。女中さんに聞くと団体客はもちろん、最近は宿のHPから直接予約を取ってやってくるプライベートが多いそうな。なので宿の側も研修生と名を付けて、中国人や韓国人を職員として常駐させている。国内の観光地が海外旅行客のおかげで潤うことは悪くないと思うのだが、お互いに共存できるようなマナーの指導には力をさいてほしいと思うばかりだ。このような状況が続くと、宿は大事な日本人リピーターを失うことになるだろう。


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平湯温泉 バスターミナル

 翌朝は夜間に積もった雪をはらって出発、気温計が-10度を示していた。山合いの窪地にある平湯はこのあたりでも積雪の多いところで、国道沿いでも車高を越えるくらいの雪の壁となっている。バイクで来る時期は涼しくって爽快な平湯だけども、冬になると過酷な環境であって住む人も大変だろう。

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奈川渡ダム

 国道158号線を松本に向かって下りてくると奈川渡ダム、ここを右に折れて木曽薮原に向かった。土曜なのでゲレンデに向かうクルマたちとすれ違う。町から来るクルマたちはどれもピカピカ、山から下りてくるこちらは泥だらけ、雪だるまとなってつららまで垂れ下がっている。


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伊那 青い塔 ロースカツ丼


 薮原から国道19線で名古屋に向かわず、権兵衛トンネルを抜けて伊那に出た。旅館に泊まった翌日はなぜだか洋食や麺類が食べたくなるものだ。カツ丼が食いたくなってわざわざ遠回りして伊那の「ソースカツ丼」の発祥と言われる「青い塔」に寄った。土曜のお昼であったので開店11時前にはお店の前で行列、自分も列に加わってどうにか席に着くことができた。
基本の「ロースカツ丼」を注文、ほどなくどーんと運ばれてきた。

 結論を先に言えば、まずまず美味しかった。美味しい伊那ソースがかかったカリカリの衣にジューシーな分厚いお肉、ってなフレーズなんだろう。ただしカリカリの衣は行き過ぎると奥歯に悪い「カチカチ」となるわけで。。。歯医者通い中の小生にとってはちょっと辛いモノがあった。地元の高齢者も家族連れでたくさん来ており、なるほど地元で愛されているメニューなんだと実感した。




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天龍村 天龍温泉 おきよめの湯


 伊那から南に進み飯田から天竜峡を抜け、国道151号で天龍村に入る。このあたりは信州と遠州、三河の境となっている山深いところ、バイクツーリングで気になっていた天龍温泉を初体験してきた。バイクだと立ち寄ってお風呂に入ることができない、なぜってブーツを脱いだりツナギを脱いだりと面倒すぎるから。なので今回はゆっくりとアルカリ単純泉のヌルヌルお湯を堪能させて頂いた。お湯はたっぷりと掛け流しで期待以上のよいお湯だった。
 

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長野県 平谷峠


 天龍村から名古屋までは、売木、平谷、稲武といつものお山ルートを選んだ。夏のシーズンにはバイクで溢れているこのルートも雪に閉ざされて地元の軽トラが走り回るばかりだ。この日は愛知の平野部も雪が降るとの情報だったが、売木村や平谷村あたりも積雪が多かった。ここの雪が溶けるようになるには、3月以降の春を待たないといけないだろう。

 グランドチェロキーも我が家に来て2年が過ぎようとしている。3.6Lのエンジンに8速ATの組み合わせはかったるさを感じさせないし、エアサスと相まって静かで乗り心地のいいクルマだ。下りの山道もパドルシフトで適切なエンジンブレーキも期待できる。この旅では600km以上走行したが、トータルの燃費が9.8km/L であった。2tを越える車重とレギュラーガソリンでOKなところを加味するとまずまずの燃費だろう。
 しかし、使う気を起こさせない出来の悪いナビゲーションシステム、スイッチがいっぱいで使い勝手の悪いサンルーフやエアコンコントロールパネルなどなど、以前乗っていたキャデラックと似た "アメ車らしい" 不出来具合も残っている。雪道での安定性もエスティマGの方が優れていたような気がする。グランドチェロキーの幅広いタイヤも影響してるのだが、轍にハンドルを取られやすく、フロントタイヤのグリップ感も少ない印象だ。

 さてさて2月も中旬、あと1ヶ月もすればバイクに乗れる時期が来るだろう。タイヤ交換やバッテリーチェックなど、そろそろ身支度を調えないと。




by akane8150 | 2017-02-13 17:55 | Cars | Comments(6)
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