小生の備忘録

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Z33 ロードスター 6 万座温泉 別所温泉 浅間温泉



 小生は勤務の関係でなかなか連休がとれない。つまり宿泊のお出かけに行けないってこと。そんな中、直前だけど2日間の休みができたので、どこか行くっきゃないでしょ(*^^)

 でも、秋雨前線は長居していて、バイクは断念してクルマで行くことにした。んっで、雨でも楽しい場所って。。。どうよ?? 温泉でしょ! ってな訳で、温泉巡り一泊旅行!!


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 思い浮かんだのが、硫黄の温泉。東北にはいっぱい硫黄泉があるけど、中部地方では限られた温泉地だけだ。その中で万座温泉に行ったことがなかったんで、ここに決定。往復の道中で幾つか温泉地に立ち寄って楽しむ計画。

 万座へは名古屋からだと中央高速で信州中野あたりまで一気に走れば早いけど、それじゃあつまらないので、安曇野から下道で白馬経由で山越えして長野にでるルートを選んだ(かなりの遠回り)。


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安曇野アートライン (axis90pfさんより借用)


 安曇野を降りてからはアルプス沿いを北上する県道25号と306号をつないだ延長40kmほどの快走路。松本から白馬への下道は昔から渋滞することが多く、この山沿いのルートは抜け道として以前から知られている。この周囲は奇しくも美術館がたくさんあるところから、安曇野アートラインと呼ばれている。当日は雨模様のため、アルプスも見えず残念であったが、信号に掴まることもなく安曇野から木崎湖までショートカットすることが出来た。晴れていればアルプスの山々と安曇野の景色が堪能できるすばらしいルートだ。

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奥裾花温泉 鬼無里の湯


 紅葉でもない、冬でもない中途半端な白馬を通り抜け、山中の国道406号に乗っかる。交通量は少ないけど、1.5車線区間が多くクルマでは走りにくい峠道。峠を抜けると「鬼無里」に至る。「きなさ」と読まれるのだが、なんでこんな命名がされたんだろう?? この地は古くからの言い伝えがたくさん残っていて歴史のある山奥の村だ。硫黄泉の立ち寄り湯もあって是非入ろうと思っていたが、春におきた火災が原因で入浴ができないとはがっくり。。


 鬼無里からは川沿いに道はどんどんと高度を下げて東進し、突然長野の市街地に変わる。長野の市内に入ると「善光寺」の案内標識が目立つようになる。市内にはあまり目立った観光地がなくって、善光寺と東山魁夷館の美術館くらいなんだろうか。GSに寄った程度で長野は素通りして、須坂の町に入った。扇状地に発達した須坂は、緩やかに登りが続く町並み。情緒ある古い商店街には、年配の団体観光客が押し寄せていた。




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万座温泉 空吹

 
 須坂から高山村を抜けて、万座温泉までの約25kmの険しい山を駆け上がる「万座道路」は面白い峠道だった。幅員はそれなりにあるので、クルマでもすれ違いに苦労することはなかった。万座温泉に上がるルートは概ね3つ、草津温泉からの志賀草津高原ルート、万座ハイウエイ、そして万座道路、いずれもバイクで走るのは楽しいところだ。


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万座プリンスホテル


 万座道路を駆け上がって、登りが途絶えたところで、霧の中に万座温泉が現れた。数件の宿とゲレンデと湯畑があって、景色は想像したとおり。箱根、草津、野沢、雲仙、霧島、硫黄泉の温泉地は、湯畑や地獄があってよく似た景観を持っている。ひとり旅なので気楽な食事、ホテルのビュッフェ型式で十分だった。昭和30年頃のスキーブームにのっかって、スキー場とセットで開場したこのホテルは万座でも古くからある宿であろう。この万座以降、日本中に多くのゲレンデがリゾートとしてホテル共々開発されることになる。


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紅葉の万座プリンス露天風呂(ホテルHPより借用)


 10月中旬ともなれば、このような素晴らしい紅葉の世界を見ることができそうだ。行った日はあいにくの雨空、露天風呂でも雨に濡れながらの入浴となった。男性用の露天風呂なんだが、左端の湯船は混浴となっており、奥の女性内風呂から女性客は合流できるようになっていた。これを知らなかった自分は、途中から不織布の湯船着をきた女性が入ってくるのに( ・_・;)。。。早々に退却させて頂いた。女性には肌を隠すモノが用意されるのに、男性はタイル一本で隠すってわけ、これってどうよ??


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高峰温泉


 何度もお湯につかって、ビールも地酒もいっぱい頂いて万座はたっぷり堪能した。翌日は早々に出発し、万座ハイウエイを下って目標の上田城をめざす。浅間山の連なる頂をこえる峠に、「高峰温泉」があるのだが、気になっていたんで見てくることに。ここは「日本秘湯を守る会」のお宿で、標高2000mにある一軒宿。これまでに数回予約を取ろうとしたが、ボツになっていた。ここの景色、お湯、いずれも評判よいようなので、いつか泊まってみたい。

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信州上田城趾


 山から下りてくるとすぐに目の前に上田の街が広がる。好評の大河ドラマのおかげもあって、信州上田は観光客であふれている。上田城趾には、本丸櫓と東虎口櫓門が残っており当時の姿を残している。ここでの2度にわたる徳川との戦では、ことごとく跳ね返し「名将真田」の面目躍如であった。城趾内にある市立博物館では、このあたりを丁寧に説明していて展示や画像が面白かった。
 

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信州上田真田丸大河ドラマ館


 大河ドラマ館には平日にも関わらず沢山の人がやってきていた。ドラマ放送や登場する俳優さんなどに興味があれば、きっとじっくり見て回りたいところ。期間限定の企画なんで、見れられる内に見といた方が良いのかも。小生的には、おみやげコーナーが充実していてお土産を揃えることができた。


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真田の象徴 幸村赤備えの鎧


 大坂夏の陣で幸村役の堺雅人が用いた甲冑。ど派手なまっかっかは、信州武田の家臣であったから? 真田の旗印は「六文銭」。六文銭のお飾りは今でも仏教の葬儀の際には副葬品としてその印刷物が添えられる。死んであの世に行くには、三途の川を渡る時に「六文」のお金が要るといわれる。これを旗印にすることは、勇敢な真田家の兵士の死を恐れず戦う心意気を表していたわけだ。


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真田神社


 上田城跡公園内にあって上田城檜櫓のさきに見える神社。真田・仙石・松平の歴代上田藩主を祀っており、主神は真田昌幸と長男の信之父子だそうだ。幸村がはいっていないところがミソか?!。上田城に攻め込んだ徳川軍を2度も撃退して、落城しなかった武運にあやかって、受験や勝負事の祈願をする人がたえないようだ。「落ちなかったお城・・・試験に落ちない」という願掛け。


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別所温泉 大湯


 混雑する上田の街をさっさと脱出して、南下して別所温泉に到着。いい雰囲気の外湯が残っていて、早速立ち寄り湯。単純硫黄泉のあつあつのお湯は気持ちよい。ここのお湯のいいところは、硫黄泉でありながらアルカリのお湯となっていて、すべすべ感があることだ。硫黄泉はたいていの場合、強酸だから湯あたりして皮膚はがさがさになっちゃう事もあるからだ。おすすめの外湯。


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浅間温泉(ホットプラザ浅間)


 さらに南下して鹿教湯温泉の立ち寄り湯に向かった。鄙びた味わいの共同浴場が2個所あるようだが、クルマを走らせての探索では見つけれずに諦めて通り過ぎた。今思うとクルマを置いて探せばよかったが、いずれにせよわかりにくい場所にあるようだ。
 ついに松本までもどって、あとは高速に乗ってかえるだけ。〆の温泉で浅間温泉に立ち寄り。ここにも風情ある外湯があるが、新しくできた「ほっとぷらざ浅間」に入ってきた。スーパー銭湯並の設備で味わいはないが、お湯はまずまず綺麗だった。だけど、欲を言えば、湯量は多い温泉なんだから、お湯が湯船から溢れるようにして欲しい。そうすれば湯垢や毛髪などが流れ出してより気分よくお湯に浸かれるってもんだ。

 一泊の行程で出かけると、範囲が広がっていいもんだ。天気がよければバイクで来るはずだったけど、バイクで来ていたらこんなに温泉には立ち寄らなかったかも。バイクは一端走り出すと、ヘルメットや装備を脱いで温泉に浸かろうなんて気は起きないからな〜〜。クルマで来た甲斐があったというもんだ<(_ _)>。






by akane8150 | 2016-09-28 12:28 | Cars | Comments(4)

次女の高校文化祭



この前入学したばかりと思っていた次女も高校2年生。いたく校風も性に合ってるようでたのしくやっている娘にとって、この文化祭はとりわけスペシャルなようだ。連日朝早くからその準備に費やしてきた。次女の通う公立高校の文化祭は有名で来場者は県内No 1だそうだ。そんなこんなで家族揃って見に行くことになった。


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開始早々を狙ってみたが周囲のコインパークは満車・・ 離れた地下鉄駅周辺でやっと空きを見つけた。駅からぞろぞろ歩く人並みにくっついていくとすでに受付には長蛇の列。近隣の高校生や中学生は当然として、年齢関係なく一般の人たちが多いことに気づく。


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1,2年生は教室を使った展示発表。次女のクラスのテーマは「献血」で「バンパイアの秘密」と命名した企画だった。見た目はグロイけど内容は至極まっとうなテーマ(^_^)。ちなみに隣のクラスは「ハナミズキ」でテーマは「アレルギー性鼻炎」だそうで、なかなか面白いネーミング。入場を待つ人で廊下は人だらけ、冷房のない廊下で汗がにじむ。自分たちの展示をピーアールする生徒たちが歩き回り、呼び込みの声が交差して騒々しいことこの上なし。

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やっと中に入るとそこは暗がりの教室。中が通路のように組み立てたれていて、吸血鬼扮する学生が献血に関するクイズを出したり、血液型のお話をしてくれたりと事はすすんでいく。吸血鬼役の女の子は恥ずかしいのか、かなりの早口でしゃべってくれる(^_^)。


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最後のブースには患者役の生徒が点滴を付けられてうなだれていた。輸血で生き返るシーンだと思うんだが、この役は辛そうだった。生徒たちは2時間づつ受け持って役をこなしていたようだが、風が通らなくって ここめちゃ暑かった。じーっとしてる役なので、解放されると屋外で歌って踊ってストレスを発散させていたと後日談(^_^)。とっても分かる気がした。

この点滴セットと補液は安請け合いをした次女が準備したモノで、かみさんのクリニックからの持ち出し。点滴台まで用意したかったようだが、そこまではかみさんも協力しなかったみたいだ。


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中庭では父兄の運営によるカフェがあった。PTAの保護者たちはとても積極的で、いやいや役を受ける人は皆無で自ら申し出る人が多いそうだ。親もこの高校を卒業してるっていう家族も多いようで、親も子と同じように学校行事を楽しんでいる姿が伝わってくる。

伝説の合格「カルピス」ってあったんで、これ飲むしかないでしょ。どんなんか興味津々だったけど、ペットボトルから紙コップに注がれたカルピスは普通だし、どこが合格なんだろう・・?? 紙コップに印刷された校章が御利益?? あとから分かったけど 「現役」合格とカルピス「原液」をかけたしゃれなんだって(^^ゞ

校風が生徒の自主性を重んじることもあって、自由な気風が溢れている。制服こそあるものの、髪を染めるのも、ピアスを開けるのも、お化粧するのもとやかく言われない。「自主自律」・・・人の庇護や干渉をうけないで独立し、自分の行動を主体的に規制することを校風としている。単なる緩い規則の学校ではなく、自主性と自律の精神を重んじるんだそうな。好き勝手でおちゃらけてしまいそうな新入生たちも3年生になる頃には、落ち着いた大人になってるらしい(^_^)。


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中庭の屋外ではダンスパフォーマンスが集客していた。女の子たちがノリノリのダンスをしていたが、次女ももれなくこういったの大好きのようで、YOU TUBEの動画を見ながら家でも踊っている(^^ゞ。今回はとにかく生徒たちの溢れんばかりのパワーには感動した。損得のない無償のエネルギーを発散させる生徒たちを眺めていると、日本の未来も悪くないんじゃないかと安堵してしまう。



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調理実習室は軽食を提供していた。牛丼、ハヤシライスが350円。レトルト食品を使っているとはおもうけど、まずまず食べれた。最近の模擬店では食べ物を出すのにもいろいろ規制もあるだろう。食品衛生法で模擬店に関わる生徒が検便などのチェックをうけると聞く。自分の高校や大学の頃の模擬店はもっと緩かった・・今ふりかえるとよくも食中毒などのトラブルを起こさなかったモノだと。


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3年生のクラス単位の演劇発表。サウンドオブミュージックを映画と同じ展開でミュージカル風に演出していた。受験が控えている夏なのに、全然お構いなしで文化祭に全力投球している感じが伝わる。50分の大作だったが飽きずに面白く見れた。トラップファミリーが脱出するところを観客席も巻き込んで走り回って演出したのはナイスアイデアと思った。

自分が中学の頃、体育館での上映会でサウンドオブミュージックをみて感動したのを思い出す。硬い床に長時間座って見たのは辛かったが、ジュリーアンドリュースを最後まで食い入るように見ていた。先日中学校の同窓会があって、その場面を思い出してくれた同級生がいたっけ。。。ひどく僕が映画に興奮してうるさかったと。。。(^^ゞ。






by akane8150 | 2016-09-12 19:36 | Life | Comments(2)

XT250 セロー 4 島津越え (五僧峠 鳥越峠 ホハレ峠 岩手峠)



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二之瀬越 島津越え 

近隣を走り回ってるとだんだんと未開の地が無くなってくる。だから同好の志からの情報を頼りに、次に制覇する険路や峠を探し出すのは楽しい作業だ。「 セロ尾」さんの情報をチェックしていると伊吹山近辺の未開の地があることを発見。安易そうな「鳥越峠」、レベル高そうな「ホハレ峠」、この2つを目標にセローで出かけた。高速使って直接山の麓に取りかかるのも時間の節約にはなるが、ここはひとつ大好な養老の山と霊仙の廃村を巡りながら伊吹に向かうルートとした。


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二之瀬越

まずは養老山脈を越える唯一の峠、二之瀬越からとりかかる。自転車の人たちのメッカにもなっているこの峠は、名古屋からの登りは1.5車線の峡路が続くハードな場所。平日であったために自転車の代わりに土砂を積むダンプがいっぱい走ってた。登りきった峠には「庭田山頂公園」があって、濃尾平野を一望する豪快な景色が広がる。養老山脈に広がる林道は未舗装のところも多く、とても冒険心をかき立てる秘境。この公園の「とある場所」から面白い林道に入り込むことができることを知ってるのは、このあたりのオフローダーの間には常識か(^^)。


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上石津町より五僧峠を望む

二之瀬越を過ぎると目の前には藤原岳が広がってくる。関西100名山に挙げられる登山で有名なお山であるが、石灰の採掘のために無残な姿を現している。関ヶ原に向けて北上、上石津町を左に折れて五僧峠に向かう。滋賀県と三重県の境にそびえる鈴鹿山脈は険しくこれを越えるルートは限られている。北から順番に「五僧峠」、「鞍掛峠」、「石榑峠」、「鈴鹿スカイライン」、「鈴鹿峠」の5ルートがあるが、五僧と鞍掛は災害で通行止めになってる場合が多い。この数年間は五僧を抜けることはできなかったし、現在も鞍掛が土砂崩れで通行止めとなっている。この中でもワイルドで狭い峠がこの五僧峠で、ここをネタとして取り上げるオフローダーも多く、ネットの一部では秘境の「聖地」となっている。


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島津越え

薩摩藩の島津義弘は負け戦となった関ヶ原の合戦を「島津の退き口」という大胆な敵中突破を遂行して遠く九州の薩摩を目指すことになる。京へ向かうのが常道であろうが、これでは東軍の追撃にあってしまう。そのため、裏道となる江州街道(近江と美濃をつなぐ近道)を選ぶのだが、この険しい狭い街道を地元の「保月」の村人達が先導して手助けをした。後に、この恩を島津はわすれることなく保月の村人に感謝状と薩摩の杉を村に送り、今もこの杉の木は「薩摩杉」として村の外れに巨木として残っている。この故事にちなんで江州街道は島津越えといわれるようになった。戦の初めに1500いた島津兵もこの街道にたどり着いたときには150名となり、薩摩に着いたときには80名になっていた。この脱出劇が失敗に終わって島津が滅ぼされていたら、日本の歴史も変わったモノになっていただろう。


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幾利林道
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幾利林道のらくがき

上石津の村落から西進し時山を過ぎると右手に上がってゆく林道があるが、そのうちの一本が幾利林道だ。数キロ先で災害通行止めになっている未舗装の林道であるが、この途中にある発電所跡の落書きが面白い。だれが、いつ書いたのか不明だが、工事現場のおっさん風のイラストで見ようによってはドイツ兵のようにも見える。それにしても上手く書いてるなあ(^^)


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五僧峠

上石津の時山から五僧峠への林道は災害で長い間通行止めであったが、近頃通行できるようになった。ただし路肩は綺麗になっているけど、落石はひどくって大小様々な石がごろごろしている。バイクで乗っかってしまったら転倒間違いないし、クルマも普通乗用車では通行困難だろう。時山をでてからは少しずつ高度を上げて、高圧線を真横にみつつ五僧峠に至る。朽ち果てた家屋が2つ残っているが、昭和49年に廃村になるまでは10軒の人たちが住んでいた。


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五僧旧道

五僧の部落から峠道を見下ろす。夏草に覆われてはいるが、人ひとりの峠道がつづら折りで続いている。とても風情のある景色。いまでもふもとから人が上がってきそうな気配がある。ジブリのこだま(木霊)が出てきそうな木陰。


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権現谷

島津越えは美濃の時山から始まり、五僧峠からアサハギ谷を経て保月から多賀大社へ抜けるルート。今回は保月に立ち寄らず北側の権現谷を抜けて米原へ北上した。この権現谷近辺は左右の山が切り立って迫っており、晴れた日でも薄暗い所。コンクリ道路には落石だらけで走りづらいことこの上ない。出会うのは猿やシカだけで通行する人にも滅多に合わない。



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霊仙 廃村
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男鬼 廃村

滋賀、京都の山村でみかけるとんがり屋根の家屋。どちらの村落ももう人は住んでいない。しかし家屋や庭、畑の手入れはされているようで、週末など移り住んだ先から元住人の方々が世話をしている光景をみかける。廃村の静けさは怖いくらい、あまり長居はしたくないところ。歴史のある構造物や建築物には興味があるが、怖いモノが苦手で単独行の自分には廃墟は苦手だ。。。


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比婆神社

伊邪那美大神(イザナミ)をまつっている比婆神社。古代からあるようだが詳しいことは分かっていない。山を下りたところの多賀大社の祭神と合致している。ふもとの鳥居からクルマ1台分の細い山道を上がった頂上にお社がある。大きな岩戸を後ろ盾にしたこのお社は、三輪大社や玉置神社などと同様に、古代信仰の山の巨岩、怪石などを祭ったものであろう。この霊仙山周囲の村人たちが村の山神さまとして崇めたのであろうが、ほぼすべてが廃村となった現在では維持も大変だろう。まだ新しいお社や掃除された境内には頭が下がる。



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鳥越峠 ホハレ峠 岩手峠

琵琶湖を見下ろす伊吹山や金糞岳などを越えて、滋賀と美濃をつなぐ峠は幾つか知られている。南から、国見峠、品又峠、新穂峠、鳥越峠、八草峠などであるが、その多くが通行困難な酷道となっている。知り得る限りでは、国見峠と鳥越峠が通り抜け可能ということで、、まずは鳥越峠から取り付いた。


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鳥越峠

琵琶湖からも遠望できる金糞岳の登山道から取り付くのが、この鳥越峠。木立に覆われていないので、登ってゆくのも展望がよくって気持ちいい。北側の坂内まで約20kmあって、路面も綺麗でロードバイクでも十分走りやすい。峠からは琵琶湖と長浜の町並みが遠望でき、通り抜ける風が爽快だった。近江から303号への抜け道として覚えておこう。


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ホハレ峠

国道303号の坂内川上から北に上がってゆく山道は、夜叉が池に向かうルートと水没してしまった徳山村に抜けるホハレ峠がある。ホハレへの峠道の後半は未舗装となり草ぼうぼうの険しい峠道。峠には形も消えそうなお地蔵さんと幾つもの杖が置かれている。この先は徳山ダムに埋もれなかった唯一の村落「門入」へ通じる旧道がある。離村によって一旦は無人となった村ではあるが、この人道をたよりに再び村民が戻って畑を維持している。村に残された原付バイクやトラックもこの人道を介してガソリンが届けられ、今も使われている。陸の孤島と言うべき村落であるが、ふるさとを思う気持ちがそうさせているんだろう。行き交う人の頬が腫れてしまうくらい険しい峠道であったので、「ホハレ」と云われるそうな。


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岩手峠

峠で折り返し303号に戻る。道の駅を過ぎた先から揖斐高原への山岳路が南にずっと延びている。センターラインのある整備された快走路が続き、交通量も少ないことも手伝ってハイペースになりやすい。揖斐高原に一箇所、いつも路面一杯に砂が広がっている危険なカーブがあるが、知らないで突っ込むと冷や汗をかくだろう。揖斐川町春日から関ヶ原に抜ける県道257号の通行止めが解除されていたので、さらに南に向かう。道幅は狭くなり山もせまり薄暗い林道を上がってゆく。路面はコケが多くロードバイクでは恐ろしい。クルマのわだちから外れないように慎重に。。。ブロックタイヤのセローはそれなりに安心だ。

登り切ると濃尾平野を見下ろす岩手峠。手前は大垣、左は岐阜、右手の遙か先には名古屋の町。この303号坂内から関ヶ原に抜ける山道は走りごたえがあって面白いルートだ。

セローは山道でとっても良い相棒なんだけど、リザーブを除くと実質8Lくらいしか使えない小ぶりのタンク、200kmも走ればGSを探す作業が生じるのが玉にきず。セローはすぐにおしりが痛くなるので、頻回のGSでの給油も小休止と思えばいいのか(^^)









by akane8150 | 2016-09-04 08:36 | Motorcycles | Comments(2)
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Golf Bike Cars and Beer


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