小生の備忘録

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RZ250改 7 野麦峠 お助け小屋


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1981年 RZ250 改


 7月上旬に通行止めで通れなかった野麦峠の通行止めもやっと解除の情報を得た。例年であればゴールデンウイークの頃には雪解けで開通しているので、約3ヶ月もおくれた計算だ。楽しみに今年初めての野麦峠を予定したがなんと朝寝坊。。。 すっかりお日様が上がってしまった午前9時に自宅を出発。ウインカーが振動で折れているMT-01はお休み〜〜、オートルーブを満タンにしてRZをお供に選んだ。



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美濃加茂


 乗鞍の野麦峠へ最短で行くなら、中央高速で伊那でおりて薮原からのコースになろうがそんなんじゃ面白くない。時短にはいいけど、バイクの高速道路は単調すぎる。下道で高山方面をめざす「ルーティンロード」、美濃加茂〜上之保〜岩屋ダム〜小坂 の裏道街道をいつものように走る。渋滞知らず、くねくね満載、信号無しの美味しいルートだ。自宅から名古屋高速道路を小牧北ICまでワープ。あとは国道41号線で美濃加茂までくると、この先が野麦峠までの裏道街道を起点となる。


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津保川 あゆ漁


 美濃加茂からは道の駅「平成」を通り過ぎ、津保川にそって上之保村を北上する。日本中に「平成」と名のついた地名は珍しく、元号が変わったときには、多くの観光客がこの小さな町に押し寄せた。「へいせい」と書いて「へなり」と呼ぶのが正解だ。

 お盆の津保川は「あみ漁」も解禁になったようで、帰省中の家族も相まって地元の人たちが川にあみを仕掛けて鮎などを捕っていた。父親が元気だった頃、中学生くらいから鮎の友釣りに連れて行かされたものだ。この「あみ漁」が始まると、友釣りのシーズンも終わり夏が過ぎてゆくことを感じる。


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 町とはそれほど離れていないけど、上之保周囲はお山に入ると過疎感たっぷりの静かなところ。道路標識もレトロなモノが残っていて、これなんかも昭和の味わいがあってよろしい。この型式の案内表示は昭和25年から46年まで採用されていた、この場所で50年以上も機能してるんだからすごい。


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金山巨石群(岩屋岩陰遺跡)


 上之保を抜けて岩屋ダム、馬瀬村をめざす。岩屋ダムはワインディングが続くこともあって、アドレナリンがふつふつと湧いてくる。路面がきれいなのは安心だがこの時期は下草が路上にせり出しているために、コーナーの見切りが悪くって要注意。6000〜9000回転の美味しいところをつないでくねくね道を楽しんだ。

 途中に10mを越える大きな石が寄り集まった遺跡がある。地元のサイトを引用すれば。。「日本に数多くある巨石遺跡の中で金山巨石群は、考古天文学的調査が行われた最初の遺跡。この調査によって3箇所にある巨石の石組みは、いずれもイギリスのストーンヘンジのように、太陽暦として機能するように設計され建設されたと推定されるなどいくつかの事実が明らかになった。」だそうだ。縄文時代からの発掘も見つかっており、一見の価値あり。


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道の駅 飛騨美輝の里


 ダム湖周辺路が終わって馬瀬の村に入ると「道の駅 馬瀬美輝の里」。くねくねを真摯に走った後の休憩にはもってこいでいつも静かで好きな道の駅だ。トイレを済ませてバイクに戻ると。。。 小さな虫がたくさんバイクに集っている。。。夏の夜に白い布団に虫が集まるのと同じだろう。タンク、フェンダーにいっぱい取り付いている。走ってみても風圧にも耐えて張り付いたまま、なんてタフな虫なんだ??


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馬瀬村

 馬瀬川上流のこのあたりは全国的にも鮎釣りで有名な所。人を見ることも少ない静かな村だけど、お盆と重なったためか帰省した人たちで賑わって楽しそう。道が開けるまでは、この馬瀬上流にくるには難儀をする鎰路であった。今はダム湖や峠越えのトンネルもできて一気に近代化された印象だ。


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道の駅 飛騨小坂


 寒くて凍えた新日和田トンネルを抜けて山越え、下呂温泉を流れる飛騨川に出る。ここからは国道41号線の対岸を併走する県道を爆進。信号、クルマなど皆無の抜け道だ。やがて小坂の町並みになり小坂川に沿って山に入り込む。湯屋、下島などの温泉も有名で、アルカリのぬるっとした温泉がいい。高校卒業旅行で友人と自転車2台、2泊3日かけて名古屋から高山までの往復をしたことが懐かしい。この湯谷温泉に泊まったのを覚えているが、今なら「風呂上がりのビール」なんて楽しみあるが、当時は湯上がりにどうしていたんだろう?? 冷えた牛乳を飲んでいたのかな。


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鈴蘭峠

 小坂から鈴蘭高原までの15kmほどは適度なカーブと登りが続くとても楽しい小生のおすすめくねくね道だ。登った先が鈴蘭峠、さらに鈴蘭スカイラインでいつもの展望所に到着。ここからは右に御岳、正面に乗鞍を見渡すことができてすごく気分のいい場所。雲が多くて残念であったがまずは一息休憩だ。


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道の駅 飛騨たかね工房


 鈴蘭高原をそのまま北進して御岳麓に下りて、秋葉ダム沿いを抜けて木曾街道に出る。道の駅 飛騨たかね工房は野麦峠への分岐近くにあって、バイクも多い道の駅。それがためか、軒下のベンチにはシールド掃除用にぞうきんが置かれてあって( ・_・;)。こんなサービスしているところってないでしょう、まあ山奥で来客もそれほど多くないからやれているんだとは思うけど、これを思いついたのはきっとバイク乗り、しかもマッハ好きなんだろう。


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野麦街道


 木曾街道を左に折れると野麦への分岐。崩落した個所の工事もあったので、10ヶ月以上も通行できなかった計算だ。ここから野麦峠までは人里のない山道となってどんどんと高度を上げてゆく。気圧の変化でエンジンはふけ上がるのをいやがるようになり、低めのギアで引っ張らないとスピードも落ちてしまう。正面には乗鞍岳が見えるはずだが、今日は雲隠れ。


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野麦峠 お助け小屋


 高い木が無くなってクマザサがでてくると峠に到着。バイクを中心に観光客がそれなりに訪れている。お助け小屋に上がってまずは目標の蕎麦をいただく。とりわけ美味いわけじゃあない、ぶっちゃけよくある乾燥麺のおそばだとは思うが、野麦まで上がってきた「あかし」で毎度食べている。以前は宿泊もしていたくらいだが、辞めてしまってずいぶんとなる。このお助け小屋に少しでも応援できたらという思いで毎度注文しているような気がする。切り盛りしているご夫婦にはぜひ今後もお店を続けてもらいたい。


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野麦峠


 いつもの撮影ポイント、しかし今日は雲に被われて乗鞍岳の雄姿は見ることができなかった。ここにいるかぎり猛暑とは無縁だ、気温18度、湿気も少なくからっとした空気はとても過ごしやすい。年に2,3度は訪れているこの峠、次回は紅葉の秋の頃だろうか


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乗鞍高原


 奈川に下りてきたら奈川渡ダム〜野麦街道だけど、再び山に入り込んで上高地乗鞍スーパー林道を進む。くねくねの続く木立の道は乗鞍高原、白骨温泉へ続く。昔は砂利道でひどいルートだったが、いまでは路肩もしっかりとした舗装路となっている。20-30年前は道路脇の木立も低く展望がずっと良かったはずだけど、いまはすっかり成長した木立に囲まれてしまって見晴らしは決して良くない。

 ぱっと広がる景色になるところが乗鞍高原の一ノ瀬遊園で、遊歩道や湿原、小川が平地に広がり背景には乗鞍岳がでんと構えている。この日は家族連れがバーベキューをしている姿が目についた。こんなところで景色見ながら冷えたビールを頂いたら美味いだろうね〜(しかし片付けの事を思うとバーベキューは気が重いなあ、みんなまめだなあ〜〜)。


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白骨温泉


 トンネル越えて降り着く渓谷が白骨温泉で、その行き止まり最も奥にあるのが「湯元斉藤旅館」。明治、大正、昭和、平成と歴代の建物が残っている由緒あるお宿で、白色の硫黄泉が小生は大好きだ。一時期白骨温泉も湯量が足りなくって、掛け流しを偽っていたお宿もあったほど落ち込んだ時期もあったが、安房トンネルなどの開通で再び人気を取り直しているようだ。



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中の湯露天風呂跡


 白骨温泉から山を下ると国道158号、これを左にとって安房峠方面に向かう。急峻な谷をトンネルで貫いた快適な道を進むと川の左手に昔の中ノ湯温泉の露天風呂が見えてくる。学生時代にここに泊まったときには、このお風呂は現役であった。遮るモノなど何も無い露天風呂は、観光バスなどからも丸見えでお風呂に入っているとバスの乗客が手を振ってくれたりしたものだ。いまも湯船は残っていてゆけむりが上がっていた。

 中の湯温泉は上高地へ続く釜トンネル近くに建っていたが、安房トンネルの水蒸気爆発事故がきっかけとなって旧峠へ移転してしまった。残された洞窟風呂(卜伝の湯)にはクルマで移動するらしい。この洞窟風呂は湯気もうもうの面白いお風呂だ。



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釜トンネル


 上高地へ続く入り口がここ、いまはマイカー規制でタクシーとバス以外は上高地に入ることができない。この日はタクシーがひっきりなしに吸い込まれていて、路線バスが満員御礼であることを伺わせた。釜トンネルはマニアには知られた非常に勾配のきついトンネルだ。


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安房峠旧道


 安房トンネルのおかげで安房峠をあっという間に通り抜けることができるが、味わいのある旧道を選んで上がる。登ってゆくと左側に移転された中の湯温泉が見えてくる。それにしてもひび割れたコンクリートのヘアピンカーブで綴られた峠道はとっても細く、自家用車の離合すら難しい個所がある。まして観光バスなどはどうしていたんだろう。


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安房峠


 10個のヘアピンカーブの先にガスに被われた安房峠があらわれる。以前はここに峠の茶屋があって風情があったけど、トンネルの開通と共に無くなってしまった。涼しいを通り越して冷たい風が抜けてゆくメッシュジャケットでは辛い。

 峠の空き地には金沢ナンバーのクロのMT-01が駐めてあって、横にはオーナーとおぼしき男性がクルマに惹かれはしないか心配なほど車道に近い路面で寝込んでいた。ブーツも脱いでいびきも聞こえそうなくらい熟睡しているので、よほど疲労困憊でここまでたどり着いたんだろうか? MT-01の10周年記念に参加した人であれば、お知り合いのはずなのだが。。。 ひとまず何か困っている様子では無いので、そのまま通り過ぎた。



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平湯峠


 平湯温泉は盆休みでどこのお宿もクルマで一杯、繁盛するって事はいいことだ。平湯バスターミナルもバスやクルマで混雑しており、大滝周囲のキャンプ場はテントの花が一杯咲いていた。脇へそれて峠の旧道を上がり、ほどなく雲が流れる平湯峠に到着。天候が今ひとつのためか、自転車乗りの人たちは少なめ、ここから先の乗鞍スカイラインはマイカーも見当たらなくって峠は静かな雰囲気だ。



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せせらぎ街道


 混んでる高山市街地を北に迂回して、せせらぎ街道に入る。高山と郡上八幡をつなぐ信号が無い60kmを越える快走路で、バイクやクルマのツーリングによく使われる。最近まで道路工事で対面通行で数分の停車などが強いられていたが、この日は工事も見当たらなかった。制限速度を簡単に超えてしまう道だけに、白バイによる取り締まりには要注意。反対車線ですれ違っても、Uーターンして速いバイクを追いかけたり、古民家の影に隠れて待ち伏せなんて常套手段だ。


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道の駅 明宝


 寝坊して出発したのが災いで、郡上八幡まで戻ってきたらすでに日没前。前日から始まっている郡上八幡の徹夜踊りが今夜も始まる時間だ。郡上八幡にむかうクルマには浴衣姿が多い。踊りの輪も見てきたい気分ではあったが、郡上八幡から名古屋まではまだ100km近く残っており高速道路を使って家路を急いだ。

 満タンで出かけた2stオイルも道中で残量警告灯が点灯、約400km走行した場面だった。スーパーオートルーブ 1Lで400km、比較する対象がないがそれなりにオイルを燃やして走ってることが分かる。ガソリン消費が15~16km/L さらに1500円ほどのオートルーブを400kmで消費、アバウトでガソリン、オートルーブを合わせると4stエンジンに換算して10km/Lほどのガスイーターとなる。5倍ほどの排気量なのにMT-01が20km/Lの低燃費を示すのとは対照的だ。これでは2stの未来はないわけで、新規に作られることは無いだろうな。

マフラーにオイルがたまっている状況だと、燃え切るまでひどい白煙を吐くことはあるけど 普段はそれほど後ろに迷惑をかけていないはずだが。。今回は後ろを走っていたドライバーたちはどう思っていたんだろうな(^_^;。





by akane8150 | 2017-08-15 22:06 | Motorcycles | Comments(4)

GL1200サイドカー 1 巡り合わせ


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R75 降下猟兵
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R75 オートバイ大隊


 まだバイクの免許も無かった頃、穴があくほど眺めていた「オートバイとドイツ兵」って雑誌があった。そこには悲惨な戦争ではあるが、大好きなオートバイが活躍している写真が満載で特に力強いサイドカーにはとても惹かれた。

 いつかはサイドカーに乗ってみたいって思っていて、サイドカーメーカーや専門ショップなどを調べてみるが、バブルの頃には沢山あったショップも現在ではずいぶんとその数を減らしてしまっている。まずはお店でお話を聞いてみようと三河にあるサイドカーショップを訪ねてみた。



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MT-01サイドカー(ヨーロッパのサイドカークラブ)


 ヨーロッパでは側車をつけたMT-01を散見する。いずれはその重さで取り回しも辛くなるであろうMT-01にサイドカーを付けたら面白そうだ。小生の魂胆はMT-01に側車が付けれるかどうか知ることだった。訪ねたショップには、何台ものサイドカーがあって普通のバイクショップとは雰囲気が違っていた。新規に舟の型どりをしていた主が手を休めて、小生の応対をしてくれた。

 それによると、、1999年7月以降に生産された250cc以上のオートバイに側車を付けて正規車検を取るには、指定されたコースに実車を持ち込んで2日間にわたる試験を受けて合格する必要があるそうな。MT-01に気に入った側車を付けると軽自動車1台分くらいの費用がかかるときいて唖然。
250ccの側車であれば車検もないのでお手軽ではあるが、いかんせん非力はどうしようもなく、かつ軽い分だけ運転操作は難しいそうだ。

小生はがっくりと気落ちしたが、主が修理に入っているGL1200を見せてくれた。



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 1986年の新車からずっとこのお店で面倒をみてきたGL1200アスペケンド、オーナーは80才を越えるおじいさんでこの春まで大事に乗ってきたそうだ。ツーリング先の故障で車庫入り、家族の反対もあって降りることを決めたらしい。修理をして売れたらおじいさんのお小遣いにでもするんだと聞いた。


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 そのバイクはワンオーナーで正規の車検がまだしっかり残っていた。フロントにはアールズフォークが奢られている。側車はこのショップオリジナルのもの、サイドブレーキも完備していてリアブレーキは側車側も制御している。つやの失せた車体は30年の時間を感じさせるが、欠品も無く大事にされてきたことがうかがえた。ショップの主もこのバイクとオーナーには思い入れがあるようで、「だれか乗ってくれれば」と。

 ここに及んで小生は「大思案」。。。「今日は話を聞きに来るだけだ」「いますぐサイドカーが欲しい訳じゃない」「だけど、この先サイドカーを作ることは大変だぞ」「このおじいさんのサイドカーを見過ごしてもいいのか??」などなど、心の中で自問自答をしてみたが、ワンオーナーで大事にされてきたバイクという「小生の心の琴線」に触れてしまっては。。。。
思い悩んだあげく、「修理で治るようなら、譲ってください」ってなことになった。


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 オルタネーターが死んでレギュレーターなども逝かれた様子。パーツはメーカーからはもちろん出てこないので、アメリカから中古やOEM製品を取り寄せることとなる。タイミングベルト・燃料ポンプ・ウオーターポンプ・エアサスペンションなどの消耗品も合わせて交換の重整備となった。それにしてもバラバラになった姿をみて、無事に元通りになるのか?? いささか心配だ。

 予てから小生は秋雨前線の心配も無くなる10月に東北一廻りのロングツーリングを計画していた。名古屋〜仙台間はフェリー、仙台を起点として三陸海岸、下北半島、白神山地、男鹿半島、八幡平など温泉を楽しみながら巡る予定だ。もしもGL1200の修理と側車運転の修練が間に合うようなら、こやつをお供にしてみたい。きっとソロバイクとは違った世界があるだろう。




by akane8150 | 2017-08-02 22:48 | Motorcycles | Comments(4)
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Golf Bike Cars and Beer


by akane8150
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