小生の備忘録

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奈良県曽爾村 屏風岩公苑 ヤマザクラ植樹



 クルマやバイクで訪れた先々を楽しませてもらったお礼の気持ちで「ふるさと納税」を昨年からはじめた。長崎の対馬や南島原町、長野の大鹿村などご縁を頂いた先をふるさとチョイス。その中には「サクラの植樹」をさせていただける奈良の曽爾(そに)村も含まれていて、この春に植樹するとの案内をいただき、立ち会わせてもらうことになった。

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奈良県曽爾(そに)村


 近くに赤目四十八滝や室生寺が点在する紀伊半島の山奥に曽爾村がある。名古屋から車で2時間半、午後1時からの植樹式に間に合うように家を出発したけど、いつも以上の東名阪(四日市〜鈴鹿)の渋滞にヤキモキしながらロードスターを走らせた。


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兜岳と鎧岳


 伊勢自動車道路の久居から県道15号を経て御杖の道の駅をやり過ごし、国道369号で南から曽爾村に入る。目に飛び込んでくるのが、兜岳と鎧岳、どちらもインパクトのあるお山で、曽爾村を強く印象づける。特に写真右の鎧岳は、南面は断崖絶壁となり特異な荒々しい景観を見せている。今回の植樹がされる場所は、左の鎧岳のふもとにある屏風岩公苑だ。


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屏風岩 屏風岩公苑


 曽爾村の役場から山間に入って行く先に屏風岩が現れてくる。そのふもとに広がる高台が屏風岩公苑で、ヤマザクラが一面に植えられていてそこに小生のサクラ苗木を植えてもらうという趣向だ。屏風岩は垂直に200mの柱状節理の形状でそびえたち、1.5kmに渡って横たわっている。見上げると目の前に立ちふさがるまさに屏風のような景観だ。


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植樹式


 現地の駐車場に入ると村役場の人がすでに待ち受けて、約束の時間に間に合ってよかった(^^ゞ。公苑の中を進んでゆくと開けた丘の上で村の人たちが準備万端おそろいであった。テーブルやイスまで用意している。


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 植えて頂くのはヤマザクラで一般的なソメイヨシノよりも貴重なものらしい。自然の山肌にぽつんぽつんと白い花をつけているのがヤマザクラで、清楚で力強い自然なサクラだ。5年苗だそうだが、新芽もそろっていて2.5mほどの背丈がありそうだ。すでに植樹の穴はしつらえてあって早速苗木が立てられた。そこへ小生がリボンの付いたシャベルで土を落とさせて頂いて無事任務は終了。

あとは手際よく鹿よけの柵や支えの棒も立てられ、さらには今日の日時と小生の名前が入った石碑がコンクリートの基礎の上に丁寧に建てられた。お休みの日曜にも関わらず、役場の担当者や公苑の管理者の方々が尽力頂いたことに感謝の念。


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ヤマザクラ5年苗 


 フレームに収まって頂くのも大変だったが、遠慮がちな村の方達と記念撮影。その後は用意されたテーブルでお茶とお菓子で一服。小生が曽爾村が気に入っていることをお伝えし、ヤマザクラ管理の苦労話、あかげらがサクラに穴を開けちゃう被害のお話、日が落ちるとこのあたりは鹿がやってきて新芽を食べてしまうことなど、皆さんから興味あるお話を聞くことが出来た。


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 周囲は100年以上経過した古木のヤマザクラが一面であるが、植えた場所はぽっかりと空が開いていて、いい場所を選んでもらったようだ。これなら遠い未来に枝葉が大きく広がっても見栄えがいいだろう。


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標本木


 130年は経っているヤマザクラの古木。自然な姿で育てられたので、幹の根元から複数に分岐した姿をしている。剪定をして一本の太い幹になったサクラと比べると風雪に弱くなり幹が折れる被害が増えるそうな。また古木となると表面にコケが張り付き、寄生木も付くようになってさらにサクラの勢いは衰えると言われた。ちなみにこの木はこの公苑の「標本木」と選定されていて、この枝に5、6輪の花が咲けば「屏風岩公苑の開花」と発表されるそうだ。

 一般に多く見かけるソメイヨシノは80年ほどで寿命が訪れるそうだが、このヤマザクラは長く、さらにこの寒い屏風岩では発育も遅いために200年ほども生きながらえるらしい。



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 ある程度まで背丈が伸びるまでは、このシカよけ柵が葉っぱを守ってくれる。2mの高さまではシカに食い荒らされるようだ。石碑も今日の期日が掘られてあって立派なもの、しかし名前まで掘られているのを見るとお墓をもう一つ作ってもらったみたいだ。

 できれば家族総出できたかったのだが、家内も体調不良、子供達はお忙しいようでだれも付き合ってくれなかった。これほどまでに曽爾の人たちに歓待されるのなら、ひもを付けてでも連れてこればよかった。

 周囲の大木達の樹齢が130年ほど、それに肩をならべるようにいずれはこの苗木も育って欲しい。20.30年後の姿は小生も見ることができるだろう、そして130年後4世代先の「玄孫」の頃にもこの地で満開の花を咲かせてもらいたいものだ。



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 奈良県の桜の中では最も遅咲きになるそうな。標高と寒さがそうさせるのだろう、3月下旬で名古屋はすでに満開の時期をむかえているのに、この曽爾村のサクラの見頃は4月下旬となる。屏風岩の裾のまで広がったヤマザクラは300本、さぞかしキレイな光景だろう。村ではライトアップなどのイベントも用意している。

上手くすれば今年もこの苗木が花を付けるかもしれないと聞いたので、来月は家族を連れて見に来よう。


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曽爾高原


 曽爾村を潤す青蓮寺川を挟んで対岸には曽爾高原が広がっている。草葺きの屋根に用いるために「ススキ」が一面に広がっているが、現在では「ススキの高原」として多くの人たちが訪れている。今回も立ち寄って偵察してみた。昨年秋は1時間かけて頂上まで上がってみたが、なかなかハードな散策路だった。

 山の一面を刈り取られススキが生い茂る景色は、それ以上、それ以下でもないのだけど、左右上下にジオラマのように広がる風景はとても印象に残る。曽爾村は鎧岳の特異な景観と屏風岩の荘厳さ、そして小宇宙のような曽爾高原ととても魅力ある山あいの村だ。


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お亀の湯


 曽爾高原にはとてもいいお湯もある。泉質はナトリウムー炭酸水素塩温泉で「ヌルヌル度」は小生が経験した温泉でもトップクラスの「お亀の湯」、東海・関西日帰り温泉約190カ所中のランキングで常にTOP5位以内に入る人気の温泉だそうな。平日ですら遠方からお湯に浸かりに大勢の人が訪れる。

 ざぶんとお風呂につかって、さっぱりした後は牛乳一本ゴクンと飲み干す。さて、名古屋まで帰らなきゃ、バイクじゃないから「すり抜け技」も使えず、帰りの高速道路の渋滞を覚悟した。








by akane8150 | 2018-03-26 21:00 | Life | Comments(6)

Jeep グランドチェロキー Limited 4 飛騨高山 新穂高ロープーウエイ


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 次女の大学受験の日程も終了し、我が家もやっとそろってお出かけできるようになった。遠くへ行きたい、温泉に入りたいという次女の希望を叶えるべく、北アルプス横断コースで飛騨高山と新穂高の山々、温泉を目指して出発。

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ひるがのSA

 朝7時に家を出て高速を乗り継いで2時間でひるがのまでやってきた。高速道路はスキー場へ向かう関西方面のクルマで溢れていて、スキーシーズンであることを知る。SAの駐車場からは大日岳のゲレンデがよ〜く見える。大阪あたりからここまで4〜5時間はかかるけど、関西方面からだとこの奥美濃のスキー場などが最も近いことになるんだろう。

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陣屋だんご店

 名古屋から3時間で高山に到着、クルマを置いてテクテク散策開始。陣屋前のみたらしだんごは外せないアイテムなので、柔らかいみたらしを食す。焼き足りない、固くならない絶妙の焼き具合が美味しい。周囲にもみたらしだんご屋はたくさんあるけど、雑誌の影響力はすごいモノで、このお店が最も流行っている。

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古い町並み 上三之町

 飛騨高山と言えば、この上三之町あたり思い浮かべるだろう。ばあさんののんびりした歩きペースに合わせて、混み合う前の町並みをあちこち物色しながら散策する。

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坂口屋 飛騨牛にぎり

 食べあるきのアイテムは幾つかあるが、行列が最も長かったのが「飛騨牛にぎり」だった。次女も列に並んでゲット、旨そうに食べていた。お箸もお皿もないが、手でつまんでせんべいまで食べてしまえば「ゴミ」が出ないって利点も有りか。


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屋台 「琴高台」
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ブロンズ像 琴高童子


町内には高山祭りに登場する屋台を収納する蔵が点在する。そのひとつ、「琴高台(きんこうだい)」という屋台の収納蔵の前に目をひく置物がある。琴高とは中国古来の仙人のひとりで、いつも鯉に乗ってやってくるという謂われがあって、それにちなんだブロンズ像。表情豊かに楽しそうでどこかでみた作風だなと思って調べたら、作者は奈良県のマスコットキャラの「せんとくん」を生んだ彫刻家の藪内佐斗司さんであった。この屋台は200年以上の歴史をもつ文化財だ。


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 ばあさんはせんべい焼いているお店に釘付け。このあと焼き上がったばかりのせんべいを買ったことは言うまでも無い。焼きたてのせんべいが美味しそうな醤油の香りをまき散らし。。。小生も腹が減ってくる・・・

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牛料理、郷土料理 「京や」

 ぐるぐる歩いて堪能した後で11時の開店に合わせて「京や」さんに突入して席にありつく。ここは炭焼きの飛騨牛が本格的に頂ける郷土料理屋さんで、まずまず美味しい。飛騨牛朴葉味噌定食はビールが飲みたいくらいの辛めの味付け、なので白いご飯がよく進む。ご飯もゆっくりと頂いて、12時に高山を出発し新穂高温泉に向かう。気温は10度以上もあり雲も風もない最高の天候、新穂高ロープウェイの絶景が期待できるだろうと読んで、最上部まで登ることにした。


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新穂高

 高山から新穂高の行き止まりにある新穂高ロープウェイ駐車場までゆっくり走って1時間。天候は安定しているし、2つのロープーウエイを乗り継いで標高2000mまで行きましょう。

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新穂高ロープウェイ

ちょいと前まではこのロープウェイに沿ってスキー場があったのだが、廃業してしまった。新穂高ロープウェイスキー場といって、尾根伝いに下りてくる上級者コースはとっても滑り甲斐があった。圧雪が入らないので板を飛ばそうものなら、新雪に潜り込んで見つけることはできないだろう。半べそかいてボーゲンで降りてきた覚えがある。

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 新穂高ロープウェイ山頂駅の展望台からの眺めは期待通り、青い空に冠雪の北アルプス連峰が目の前に広がっていた。気温は-2℃、いつもであれば-10℃以下になることがほとんどと聞いていたので、まさにこの日は最高の日であった。

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 西を向けば、笠ヶ岳、抜戸岳が真正面に壁のようにそびえ立つ。ミシェランガイドで二つ星の絶景とされる雄大な景色。

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西穂高岳

 北を見上げれば、すぐそこに西穂高岳がリンとして横たわっている。右の稜線をみると西穂高山荘の赤い屋根が間近に見える。左の稜線の先には、奥穂高、北穂高、中岳、槍ヶ岳と蒼々たる山々が続いているのがわかる。山には素人の小生達が、これだけの名山をこんなに間近に見ることが出来るのは、ここ以外にはないだろう。

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 風もなく日差しの暖かいこの日は、高齢のばあさんにも優しかった。後生な景色を楽しむことが出来てよかったねえ。この展望台には景色に飽きなくって長居をしてしまった。

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中崎山荘 奥飛騨の湯

 新穂高ロープウェイを降りたら、すぐ近くの温泉に立ち寄り。ここのお湯はきれいなので小生は大好きだ。内湯は単純泉とあるが湯の花が舞って硫黄の香りに溢れている。露天風呂は源泉97℃の熱いお湯を竹の枝に流して温度調節をした硫黄泉。どちらも湯の量が豊富で蕩々とした掛け流しは最高に気分がいい。我が家ではのんびり入るときには集合時間は1時間先、男子の小生にとっては有り余るほどのお風呂タイム。


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抜戸岳

 家族みんなでたっぷりとお湯を楽しんで、いざ帰路に。時刻は夕方4時、山の端は日が差しているけど谷間はすでに日没の気配。

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安房トンネル

 帰りは違うコースがいいとかみさんが言うので、松本経由中央高速で帰ることに。安房トンネルが出来たおかげで、くねくねの安房峠もあっという間にパスすることが出来る。いずれは松本から福井までの中部縦貫自動車道の一部になる壮大な計画路線のひとつ。

 たまたま先行するクルマがいなくって、ETCゲートにいつものように減速して進入。開くだろうな〜と思っていたら。。ウレタンのバーがグランドチェロキーのボンネットに引っかけて急停車。係員がすぐにやってきて「一旦停止しないと開きません。」と説明を受ける。よく見れば、ゲートには「一旦停止型ETC」と書いてある。ちゃんと読まなきゃねえ。



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伊那 みはらしの湯

 奈川渡ダムを過ぎる頃には、小生以外の家族みんな爆睡状態。淡々とクルマを走らせ、松本から高速にのって名古屋を目指す。夕飯をどこにしようと考えて、伊那IC近くの「みはらしの湯」に途中下車。今日2回目のお風呂を楽しみつつ、地元B級グルメのローメンを食べた。

 本日の走行、580km。次女の望みもかなえたし、85才のばあさんもちゃんと同行できたし、よかったよかった。あとは次女の「桜咲く」の報告を待つ番だ。





by akane8150 | 2018-03-05 20:59 | Cars | Comments(6)
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