小生の備忘録

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MT-01 OS 33 ビーナスライン(表・裏) 上諏訪「宮の湯」



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 梅雨の時期に入ってしまったが、休みと晴れ間が重なった。んっじゃ、出かけましょう。思い立った先は、「ビーナスライン」、特に裏ビーナスを楽しみに午前5時半に自宅を出た。前日が夏至の日であったこともあり、日の出は4時40分!!あたりは全然明るくなっている。

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ビーナスライン(表・裏)

 ビーナスラインは名の知られた山岳観光道路だ。茅野から美ヶ原美術館までの全線開通は1981年、学生の頃に初めて来たときは、料金所ゲートが各区間にある有料道路であった。茅野から蓼科湖、スズラン峠を走る蓼科有料道路区間、大門峠から霧ヶ峰、和田峠、美ヶ原をつなぐ霧ヶ峰有料道路区間の二つを合わせてビーナスラインと呼ばれる。茅野から美ヶ原まで全線をバイクで走ると3500円ほどかかったが、2002年以降は無料開放されて現在に至る。
 美ヶ原美術館で折り返す観光客がほとんどであるが、その先を走ってゆけば、美ヶ原高原の北側に回り込む「裏ビーナスライン」と俗称の付いた県道が続いている。今回は茅野市街から裏ビーナスラインの終点、美ヶ原自然保護センターまでの約100kmを動画を撮りながら「ゆっくり」と走ってみた。

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諏訪湖(諏訪SAより)

 名古屋ICからノンストップで茅野まで走ろうとしたけど、恵那山トンネル付近の寒さに凍えてしまって阿智PAに避難した。標高が上がると気温はぐっと涼しくなって、メッシュの上下での高速道路は辛すぎた。寒すぎてそれ以降は80km定速走行のトラックに紛れてゆっくり走る。おかげで休憩を合わせると3時間もかかって諏訪湖に到着。晴天が拝めるか気になっていたが、高層雲と青空が出迎えてくれた、これなら動画も栄えるだろう。

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旧蓼科有料道路区間

 諏訪ICを降りた茅野市内では朝の通勤時間帯に居合わせてしまう。信号が変わってもなかなか前に進まないほどの混雑、すり抜けができるほどの路肩すらなくって随分と時間をロス。あれほど寒さで凍えていたのに、渋滞の信号待ち、足下からわき上がるエンジンの熱気で汗ばんでくる。ライダーは夏冬関係ないくらい環境温度の過激な環境に晒される。
 やっとのことで郊外に出るとクルマ量はグッと減って、幹線たるビーナスラインでクルマの流れは快適、順調になった。

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蓼科湖

 ゴルフ場の手前からヘルメットに装着したGoproを回し始めた。ほどなく右手に蓼科湖の駐車場が出てきた。観光ポイントだろうけど、湖というには小さいなあ。信州そばの「やまなみ」や ホテル「ハイジ」など、昔から変わらずに続いているお店も近隣にあって嬉しい。

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スズラン峠周辺

 蓼科湖を過ぎたあたりからは民家も減って山岳路になる。路肩が弱くなっていたり、アスファルトもつぎはぎだらけだったりと道路は傷んでいてバイクにはあまりよろしくない。近隣の「ピラタス蓼科」「しらかば2in 1」などのスキー場にもよく通ったものだ、いつもエスティマだったなあ。
 世俗たっぷりの白樺湖湖畔におりてくると、池の平ホテルの施設が目立つ。しかし、昔からの湖畔にならぶホテル群は随分と寂れていた。18年前にPorsche928の全国オフ会の宿泊先で利用した「白樺湖レイクサイドホテル山幸閣が気になったが、現在も建物もそのままに営業を続けているようだった。よかった、よかった。

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旧霧ヶ峰有料道路区間

 白樺湖をすぎてしばらくすると「大門峠」交差点、これより、先の牧草地となだらかな丘陵を縫うように走る「ビーナスライン」らしい区間が始まる。裏ビーナスラインという名称がもしあるとしたら、この区間はまさに表のビーナスラインと呼べるだろう。

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大門峠交差点
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ビーナスライン

 開放的な牧草地で被われた丘陵、それをゆった入りとカーブしてゆくこのあたりの景色はすばらしい。周囲が森林で被われていたらまったく違った景観になってしまうだろう。クルマを追い立てて走るのも嫌だから、車間を十分にとって見晴らしよく走る。

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八ヶ岳

 高度を上げてくると西の方角に八ヶ岳の姿が見えてくる。八ヶ岳と名が付くだけあって、山の頂はいくつもあって、ぱっと見ただけではどれが最高峰なのか、頂きの名前も分からずひとくくりで「八ヶ岳」だ。

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霧ヶ峰 S字カーブ

 ビーナスラインを走っていて特に印象に残るのがこの連続するカーブ。上りだとカーブの先がすべて「空」、下りはカーブを見渡せて向こうの山も背景となりダイナミックな景観。どちらから走っても楽しい。

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富士見台

 このような名前が付いているからには、「富士山」が見えて欲しい。正面には南アルプスの北端、左を望めば八ヶ岳の裾野の向こうに山頂を覗かせている100km以上先の富士山がはっきりと見える。信州を走っているのに富士山が見えるなんて得した気分だ。

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三峰展望台付近

 きれいに刈り取られたような牧草の山肌が美しい。前方を走るクルマと適当な車間を保ちつつ、エンジンの鼓動を感じながらノンビリ走る。ビーナスラインのほとんどの場所は、追い越し禁止のイエローラインが続く。

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美ヶ原高原美術館 道の駅


 美ヶ原の登るヘアピンカーブを幾つか越えて、大門峠から38km 所要時間45分でビーナスラインの終点「美ヶ原高原美術館」に到着。飛ばしてこなかったから時間もそれなりにかかった。せっかくの好天気、緑のお山と青い空、表情豊かな白い雲、バイクの排気音とエンジンの振動 かなりお腹いっぱいになって極楽、極楽。
 
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裏 ビーナスライン

 ビーナスラインと名称される観光道路はここまで。この先は長野県道464号となって山を下ってゆく。北から回り込む県道で美ヶ原高原に至る山岳路は、アクセスが遠いこともあってあまり知られていない。お世辞にも快走路とは言えない舗装林道ではあるが、美ヶ原自然保護センターを終点とするラスト10kmほどの高原を走る部分は1度来たら忘れられないだろう。

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 長野県道62号

 下りの464号は所により鎰路だったり、舗装の状態も悪く注意をするべき区間。展望もあまりよろしくないから、じっと耐えて走るべし。この日も平日ではあったが、観光客のクルマがそれなりに走っていてカーブをはらんでくるドライバーには気をつけなくてはいけない。
 下りきった武石観光センターの三叉路を左にとって、県道62号は再び上りに変わる。途中の武石峠の先で三叉路。美ヶ原スカイラインと名の付いたこの林道は下ってゆけば「美鈴湖」を経て松本市内に抜けることができる。

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美ヶ原高原

 森林地帯を抜けると視界の開けた高原にやってくる。頂上までつづくなだらかな斜面を適度なRを描いて道は続いている。草原にはオレンジの花が咲いていて、「レンゲツツジ」と言うそうな。とっても色彩が濃くって、群生している色合いが印象的。どうやら見頃であったようで、大勢の観光客が訪れていた。ガードレールのない伸びやかな道をゆっくりと走る、最高にき気分はよろしい。この日はオープンのZでもバイクに匹敵するような開放感が得られただろう。また、ゆっくり走るバイクの走行シーンをドローンの追走機能を使って、高所からの見下ろしで撮れたら自己満足100%のイメージが作れそう。

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北アルプスの遠望

 緩やかな尾根を道が続いて、その先にはまだ頂きに雪を残した白馬連峰がくっきり見えている。手前にはレンゲツツジの鮮やかなオレンジの帯が広がる。青い空、白い雲と対比して心に刻まれる風景。路肩にバイクを停めてぽっかりと休憩だ。



裏ビーナスライン
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美ヶ原自然保護センター

 今日の終点、クルマが入ることのできる最上部の美ヶ原自然保護センターの駐車場に到着。上田や浅間山などの蓼科から北に控える山々の端がすっきりと美しい。高層雲と青い空、完璧だ。この先は未舗装の林道で「王ヶ頭」の頂きを経て、先ほど出てきた美ヶ原高原美術館に続いている。歩けば数キロで向こう側にいけるらしい。しかしバイクでここに来るには北回りでぐるっと30kmを迂回しなくてはいけない。
 ビーナスラインの往復を予定していたので、ここから逆行して茅野の街まで戻った。茅野からビーナスラインを表・裏と往復すると約200km、6時間を要した。天気がよければ、日本屈指のすばらしい山岳路を体験できる。

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諏訪大社上社本宮

 午後2時過ぎに茅野に戻り、ひと風呂浴びようと魂胆。まずは諏訪大社上社にむかってかるーく参拝、目的の立ち寄り湯はこのすぐ近くの旧道沿いにある「宮の湯」さん。地元の人しかこない小さな銭湯で、時間が合えば使わせてもらっている。

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上諏訪温泉 宮の湯

 お風呂の看板はたったの一つ、ドアに男湯、女湯と書いてあるだけの恐ろしくシンプルな外観。これが名湯の銭湯だなんて通りがかりの人には分かるまい。水曜休み、14時くらいからお風呂は営業していて、中に入ると番台があって400円を支払う。「あんたが今日の最初だからゆっくり入ってきなさい。」、お借りしたシャンプーと石けんでごしごし。日差しの届いた明るい浴そうには、湯ノ花の浮かんだお湯が湯船から蕩々と溢れ流れている。
 すこし熱めの湯加減だが、小生にはぴったし。かすかに硫黄の香りのするお湯はつるつる感もあって名泉だ。自宅までまだ200km、あまり長湯するいけないと思ってさくっと脱衣場に戻ったら、「なんでもっとゆっくり入らないの? もったいない!」おばさんに指導を頂いた(笑)。



by akane8150 | 2018-06-28 17:57 | Motorcycles | Comments(6)

丸栄百貨店 全館閉店 東郷青児 スイーツプラザ


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折り込みチラシ

 今月いっぱいで丸栄百貨店が閉店。中日ビルに続き、また名古屋のランドマークが一つ消えてゆく。昭和18年に丸栄として営業をはじめて75年、戦前からずっと営業してきたわけだ。

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名古屋 4M

 JR名古屋高島屋ができるまでは、名古屋の百貨店は4つ、いずれもローマ字の頭文字が「M」なので「4M」と呼ばれた。名古屋のお祭り、英傑行列では秀吉役などはこの4Mの従業員から選ばれていた。その4Mの一つ、丸栄が欠けることは名古屋人にとって寂しい話題だ。


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丸栄

 さて、梅雨の6月に入りバイクのお出かけもめっきり行けなくなった。目的のない日曜はつまらない、ならばと雨降りを利用して家族で丸栄に出かけてみた。開店は10時、混むかもしれないからちょっと早めに自宅を出た。

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マルエイスカイパーキング

 直営の駐車場の入り口はビルの西側にあって、10分前であったがすでに入庫を始めていて、まだ車列も少なく程なく入れそう。閉店前だしもっと混んでいるものと覚悟していたが、あっさり入れて拍子抜け。JR高島屋の駐車場であったら、すでに満杯だろう。

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丸栄 西壁面モザイク

 入庫待ちのクルマから見上げると、ちょうど目の前に巨大壁画が広がる。雨模様の日照で残念だけど、日が差すともっと輝いて見えるはず。図案は抽象的で様々なタイルとガラスで作られていて、中日ビル一階のモザイク天井と同様に、当時の贅沢な装飾であったことがうかがえる。名古屋にモザイク装飾の建物が多いのは、瀬戸焼きなど陶磁器の生産地が近いこともあるだろう。

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クルマ用エレベーター

 2台のエレベーターが屋上の10階までクルマを運ぶ。全幅1770mmのSAIでいっぱいいっぱい、全長も4700mm以上は入らないという狭さ。モータリゼーションの始まった昭和30年代であればこれでも十分にだったろうけど、クルマのサイズが大きくなった現在では、ここに入れないクルマも多いはずだ。
 乗ってから窓開けて、最上階の10階のボタンを押す。同乗者もそのままでクルマごと勢いよく上がってゆく。ついた先の10階は3階立ての駐車場フロアの最も上の階で、ここからせん状に回りながら9階の指定されたところにクルマを停める。帰りは8階まで降りてそこから再びエレベーターで1階までおりるって寸法だ。

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9階駐車場

 ワンフロアーの面積は狭いが、クルマ1台分の幅は十分に確保されていてエレベーターの狭さとは対照的。5ナンバーのクルマなら3台入ると思われるので、仕切り直して2台分のスペースにしたんじゃなかろうか。

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丸栄屋上看板

 レトロな書体の看板が最上階に鎮座している。台座は円形で滑車もついているから以前はくるくる看板が回っていたのかも知れない。丸栄と言えばこの赤いロゴマークと図案にカーネーションの入った包装紙を連想する。
 また丸栄の屋上の思い出は、「戦車バトル大会」みたいなものに参加したことだ。小学高学年だった小生は当時のマストアイテム「プラモデル」に首ったけだった。とりわけタミヤの1/35リモコン戦車シリーズは宝物だった。持ち込んだ戦車で風船割りゲームやコースのラップタイム競争など、タミヤ模型が主催した子供向けの競技会で、賞品のプラモデルを持って帰った思い出がある。回転砲塔のタイプじゃ無くって、駆逐戦車のロンメルを選んだのも勝因だろう。

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東玄関口

 栄の交差点からくるとこの東玄関口が丸栄の入り口となる。たしか。。。幼かった頃、百貨店の入り口には「ぶわーっ」と上から下に風が強くながれている場所があったはずだ。冷暖房の効率を上げるために取り付けられていたこの装置は「エアーカーテン」で、銀行や百貨店でかならず見かけたはずだが、いつしか見かけなくなってしまった。

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壁画エレベーター

 フロアの南面にあるエレベーターは4機あるが、左の2機は開設当時からの扉絵が残っている。昭和30年代に活躍し甘美な女性人物画を多く残した東郷青児がこの丸栄のエレベーター画を引き受けたのだった。独特の色調と優雅な人物像はまさに東郷の作風だ。小学生頃の小生でも、幼心にもこの絵には見覚えがある。
 1983年の増築工事までは、ここ以外のすべてのエレベーターにも同様な東郷の絵が描かれていたそうだ。しかし、この工事によって残った2台以外の扉はすべて取り払われ、一握りの幸運な人たちのもとで所有されているらしい。

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大理石、木枠の階段

 低層階は重厚な大理石の階段、高層階はモダーンな鉄柵と木の手すりの軽快な階段。建物の重量バランスを考えてこのようになったのだろうと推測。この丸栄を設計した村野藤吾は戦後を代表する建築家で、1953年にこの丸栄を建築しデパートで日本最初の「日本建築学会賞」を授賞している。廃業にあたり建築学会からはこの丸栄を保存するように働きかけを行ったが、いかんせん所有者の「興和グループ」は耐震性などを鑑みて建て替えを決めた。

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地下1階 ラウンドお菓子

 食料品店やお菓子屋さんが入った地下1階、とっても懐かしお菓子の量り売りを見かけた。百貨店にはかならずこのお菓子陳列台があったと覚えている。調べてみるとこの回るお菓子の展示台は、「スイーツプラザ」や「ラウンドお菓子」などと呼ばれるようだ。小生の記憶では名鉄百貨店の地下にあったものはもう一廻り大きかったように覚えてる。母親にねだってもたいてい断られていたような。。。5回に1度くらいは許可が出て、夢中になってお菓子を選んでカゴにいれたっけ。

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2階売り場

 いまでこそ普通の婦人服売り場になっているが、2000年頃から10年間ほど「10代後半から20代前半の「ギャル」たちの聖地となっていた。他の百貨店との差別化を図るためにヤングゾーンとして2階と3階を電飾と床を揺らすようなBGMであふれた空間に作り替えたのだ。当時ここをお得意さんとしていた長女に聞いてみると、フロアの音楽のボリュームが大きすぎて、店員さんと会話することも大変だったと回想する。

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TVコマーシャル 

 当時の名古屋の中高生は 栄なら「パルコ」か「丸栄」、名駅なら「パッセ」という案配だったようだ。彼女たちは「マルエイ」改め、「ギャルエイ」と呼んでいたらしい。ここのブランドを着たり身につけていないと流行に遅れていると思われて恥ずかしかったそうな。

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カリスマ店員 飯島さゆり

 渋谷109のカリスマ店員、飯島さゆりさんがイベントで丸栄に来店。若い女性が殺到し入場制限がかかるほどの大盛況であった。まさに丸栄2階売り場は「名古屋の流行発信地」となっていた。
 しかしその後は、「GU」、「GAP」に象徴されるようなファストファッション店が台頭して、丸栄2階もその役割を終えてしまった。

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3階売り場

 家庭雑貨や寝具のコーナーはまだマシだったけど、美容、健康フロアーは空きブースばかりでとても寂しい。閉館1ヶ月前を実感する光景だ。隣接する専門書で有名な「丸善」も改築の際にはこの丸栄のフロアを借りて一時的に間借りしていた。

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8階大催事場

 8階フロアの半分近くを閉める大催事場、これまでも「中古カメラ・用品大バーゲン」、とか「鉄道模型展」などなど、小生にも興味を引く催し物が行われてきた。この日は「チャリティーバザール」、「美術品掘り出し市」なんてあったけど、全く食指がのびるようなモノはなし。

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7階 丸栄のあゆみ パネル展

 閉店に合わせて丸栄の歴史をパネルで展示説明したコーナーがあってじっくり見てきた。閉館まで残り2週間となった週末の日曜午前、もうすこし賑わいがあるかと思っていたが、まあ見事に閑散としている。見学する側には空いてる方がいいに決まってるけど、やっぱり寂しいなあ。

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十一屋百貨店 昭和11年

 大坂夏の陣のあった1615年に大阪から移り住んだ呉服屋さんが名古屋でお店を始めたのが最初。大正の初めには今の栄ビルの場所に木造4階の洋風建築に変わって百貨店となった。その後、昭和11年には地上7階地下2階の鉄筋コンクリートの百貨店に生まれ変わった。

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三星百貨店 昭和14年

 京都から進出してきた三星は十一屋の向かい側に鉄筋3階、地下2階の百貨店を開いた。この場所は今の丸栄があるところと一致する。まだ珍しかったエスカレーターやスプリンクラーなどの最新鋭設備を誇っていた。

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丸栄本館 昭和28年

 第二次世界大戦の最中、昭和17年に戦時統制によって「十一屋」と「三星」は合併することとなり「丸栄」が誕生した。社名は「名古屋栄の地で丸く栄える」ことを願って「丸栄」とつけられた。戦後は三星の建物が焼け残り、これを改築して丸栄本館として今の建物に繋がった。

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丸栄本館 北館

 パネル展では精密な模型を見ることができた。広小路をはさんで茶色の建物があるが、これが丸栄北館であったのか? ここには名古屋国際ホテルの前身となった丸栄観光ホテルや劇場が入っていた。丸栄本館の姿は現在に準じているが、茶色の建物は当時の姿である。現在は栄ビルと称して姿を変えている。

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スパゲティ コモ

 店内さよならセールで家族はそれぞれ買い物、アパレルにお金をかけない小生も半袖ポロやシャツが足りなかったんで「大人買い」。百貨店内をくまなく歩いて探求すること2時間、すっかり満足できてお腹が減った。おふくろが昔からある「スパゲッティのコモ」が食べたいというので、隣の栄メルサにあるお店に行ってみた。ショーケースのサンプル見る限りではちょっと物足りないかな、、とおもって2割増しの中盛りをお願いしたが。。。

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ピザ風あんかけスパ

 出てきたボリュームにおったまげた( ・_・;)。山のようにスパゲッティが盛り上がり、崩れんばかりにオニオン炒めがのっかていた。これで750円、フォークとスプーンを使って食べ始めるが、崩さないように、あんかけを混ぜるように食べるのは至難の業、また一息ついたらもう食べられなくなりそうな気がしたので一気に食べたが。。。半分くらい食べてギブアップ。
 他のお客さんが注文する声を聞けば、「小盛りにしてください」と注文時に添える人が多かった。小生もそれを知っていれば、食材を粗末にすることもなかったのに。。後でおふくろに尋ねてみたら「昔はあれくらい普通に食べることができたわ」なんて返答、よほど大食いの女性だったんだ。

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丸栄屋上

 中日ビルの屋上ビアガーデンも今年が最後、そしてこの丸栄屋上のビアガーデンはあと数週間でおしまい。なので、再度ここのビアガーデンに来ようと予約をした。雨が降ってもテント付きだから大丈夫。その時がいよいよ、丸栄とのお別れだ。





by akane8150 | 2018-06-13 18:55 | Life | Comments(4)

MT-01 OS 32 野麦峠 飛騨農園街道 やまびこロード



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小牧IC

 天気予報「晴れ」「降水確率0%」とあれば、梅雨前線がじりじりと北上してくる前にお出かけ、お出かけ! 梅雨に入ってしまうと当分は思うように週末バイクを楽しめなくなる。

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 今日の主目的は冬期通行止めの外れた「野麦峠」、ついでお山のクネクネ快走路でコースをつないだ。伊那地方、高山地方、奥美濃地方を反時計回りでぐるっと1周。中央高地1周とでも言えようか。
 この中央高地1周コースは小生が好きなルートで年に複数回は走るだろう。北上して郡上あたりから時計回りで走ることが多いため、今回は敢えて反時計回りを選ぶ。向きが変わるだけでも随分とツーリングの印象は変わる。

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R361号 権兵衛峠手前

 伊那ICまで160km、中央高速道ををノンストップで走りきる。気温は20℃以上あるけど早朝の高速走行は体温をどんどん奪う。上下アンダーの上にレザースーツの出で立ちですら寒さを我慢したほど。グローブもメッシュじゃ寒かろうとレイン用の厚めグローブも用意して正解だった。
 トンネルも場所によって、体で感じる気温差があって面白い。8kmを超える長さの恵那山トンネルは、「温かい」。震えた体が癒えてゆくのが分かる。隣接する2kmの網掛トンネルは、「寒い」。ライダーの取り巻く環境の寒暖差はほんとに激しいモノがある。

 伊那から権兵衛トンネルをくぐって伊那地方から木曽地方へ。手前の「交通かかし」は今日も元気にお仕事をしている。わかっちゃいるけど、通るたびに「どっきり」させられるなあ。

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伊那市お花畑(フクロナデシコ)

 権兵衛トンネルに向かう左手に鮮やかなお花畑が見えたので、国道を外れて尋ねてみることに。濃いピンクの背丈がある派手なお花。名前はさっぱり浮かんでこないが、まずは咲き誇って美しい。
 後に調べてみると「フクロナデシコ」、さらに世話をしている主のブログにもたどり着いた。5月の上旬くらいから咲き始めたようで、1ヶ月くらいで実を付けるそうな。「手入れは大変でしょうが、ぜひまた来年も見させてください。」


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境峠

 4.5kmの権兵衛トンネルをさくっと通り越し(これは寒いトンネル)、伊那から木曽に入る。すこしだけR19号を北上し薮原の街から左に折れて県道26号線に入る。横を流れる川は「木曽川」、やがて現れる「境峠」は木曽川の源流のひとつとなり本州の分水嶺を成している。
 薮原から境峠を経て野麦峠入り口までの約20kmは、信号もなく道路も拡張されてとても気分がよい。MT-01は1500~2000回転でドコドコいいながらのんびりと走る。バイクを狙い撃ちするように、白バイがかくれんぼしていることもあるのでミラーはちゃんと見てなきゃいかん。

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県道39号 奈川野麦高根線

 突き当たる三叉路をひ左に取って野麦峠に向かう。この先が今日の目的地、野麦峠。ここから峠を挟んで高根の木曾街道までは30km、舗装路でよく整備はされているけど、民家もまばらな山奥となる。今日は妙に対向車が多い、旧道の野麦街道の石畳を団体さんが登ってゆく、峠の途中にはシャトルバスまで用意されている。。。なんだろう、

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野麦峠(乗鞍岳を望む)

 野麦峠に到着、天気は快晴で紫外線が強い、峠のむこうにはどっかっと乗鞍岳が鎮座している。峠の駐車場は制限されていて、毎度のようにお助け小屋近くまで入ることができない。今年も峠に来ることができたことに感謝しつつ、しばし休憩。

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野麦峠まつり

お助け小屋まで歩いて行くと、前の広場はテントが張られて特産物のお店が並んでいた。「野麦まつり」と称した年に一度のイベントに居合わせたのだ。女工さんに仮装した子供達が当時の野麦越えを再現するようで、ワイワイ騒ぎながら待機していた。

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野麦峠展望台

 お助け小屋から笹原を上がってゆくと展望台で眼前に乗鞍岳が見えてくる。尾根には映画「ああ野麦峠」のモデルとなった「政井みね」さんを偲ぶ石碑がたっている。みねさんは兄に背負われてこの地で命を落とす。時は1909年の11月20日午後2時、景色は紅葉真っ盛りであったろう。

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 毎度のごとくお昼代わりにお助け小屋でそばをかきこんで、まつりが始まる前に峠を高山側に降りてくる。野麦峠の道は展望があまりよろしくない。峠近くの奈川側、そして高山側のこのあたりにほんの少し遠望があるくらい。それにしても天気のいいこともあって、登ってくるバイクは多い。
 もう少しでR361号木曾街道にでるあたりで、ソロライダーがカーブを曲がりきれずに転倒した現場に遭遇。転けたばかりで起こそうとするけど力が入らない。。。 MT-01を路肩に駐めて、彼のバイクを起こすのを手伝う。バイクはカウルが割れてたりしてるけど、レバー類もペダル類も生きているので大丈夫そう。しかしセルは回れどエンジンがかかろうとはしない。400ccのカワサキで彼曰く、メーター内のランプがいつもは赤なのに、今は白くなっている。なにかエラーでもでているんだろうか。
 電話がつながるところでよかった、かかりつけのショップに助けを呼ぶとのこと。転倒センサーなどの故障であれば、現場ではなんともできない。

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飛騨農園街道 高山市街迂回路

 開田方面から高山へ向かうR361号は美女街道となっって市街地に入ってゆく。市内に向かうのならそれで良いが、荘川方面に抜けるにはとても混雑する高山市街は迂回したいところ。この日も小生は「甲」交差点より北上して美女高原キャンプ場から「飛騨農園街道」をつかってバイパスした。この路は広域農道で綺麗に整備され、なによりクネクネ道が約20km楽しめて交通量もほとんど無い。時折トラクターが落とした畑の土が気になるくらいで、知る人は知る美味しいバイクロード。

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飛騨農園街道終点

 十分に中速コーナー、タイトなコーナーを楽しんで、平湯峠から下りてくるR155号にぶちあたる。これを左折して「板倉ラーメン道場」を過ぎて「丹生川町 町方」の交差点に到着。
 高山市街はここで左折、大半のクルマの流れは左折だがここは直進、交通量の少なくなった路をしばらく走るとR41号にいきあたる。右手にはライダー御用達の「国八食堂」がある「下切町」交差点をを左折、次の「八千代橋」交差点を右折。道なりにいけば高山の渋滞や信号に巻き込まれずに「道の駅 ななもり清美」までパスできる。ただし、八千代橋交差点の先、高山本線の踏切を越える際には、ちゃんと一旦停止が必要。かなりの確率でパトカーや白バイがこちらを観察している。この迂回路を使うことで、夏場のおそろしく暑い高山市街の渋滞と信号トラップを回避できるのでこれもお薦め。

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ひるがの 分水嶺公園

 無料区間の飛騨清見道路を使って荘川までパスしてもいいけど、ななもり清美から下道のR155号を使って「小鳥峠」越えで荘川に向かう方が確実に楽しい。交通量も少なく大きなカーブを描いて走って気分が良い。
「道の駅 ななもり清美」から次の休憩地 ひるがの高原まではR158号で約60km。比較的交通量も少なくクルマの流れも70km前後で進むため、この区間もバイクで走るには爽快だ。途中には「道の駅 荘川」があったりと休憩場所にも困らない。ただし、ここもツーリングのように楽しんでる白バイの隊員がいることも多いので要注意。ぶっ飛ばしていると反対車線でもUターンして追いかけてくるらしい。
 往路は木曽の境峠で日本海側にやってきて、ひるがのでは分水嶺公園で太平洋側に戻ってきた。公園の中には、小川が作られ見事に太平洋側、日本海側と分流して流れてゆく。

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やまびこロード
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大日が岳

 ここまで来て早く帰りたければさっさと高速に、まだクネクネ道を満足していなければ、〆の「やまびこロード」が待っている。ひるがの高原から高速道路を越えて信号のないまま、アップダウンとコーナーで繋いで約35kmのお持てなしを受けることが出来る。そこそこ地元の軽トラなどがいるので追い越しに無理は禁物、見通しがきかないコーナーも多いので注意が必要。
やがてやまびこロードは「道の駅 やまと」を過ぎてR156号に再び合流する。ここからは小生は高速に乗っかって一気に100km先名古屋の自宅に向かうことが多い。

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MT-01 2008

 小生の現在のメインバイク、走り出してしまえば乾燥重量240kgも感じないが、弱点といえば足つき性の悪さで170cmの小生は数回の立ちゴケを経験。しかしそんなことより、今も手に入れたときの感動を乗るたびに味わうことが出来る。50〜70km/hあたりのツーリングペースは、股ぐらの1700cc 空冷Vツインがドコドコと鼓動を発しながらバイクを操る楽しみとツーリング先の素敵な景観を楽しませてくれる。手に入れてもうすぐ4年、オドメーターは55,000kmを示しているがこれまでも重整備は不要で旅先でもノントラブルだ。5万キロを越えたあたりで、リアウインカーのラバーステーが振動で左右両方とも折れてしまったのはご愛敬。大トルクでクラッチスプリングがちょいと垂れてきたからか、高速道路の全開時にはクラッチがズルズルするので、そろそろ手を入れる頃だろう。



by akane8150 | 2018-06-02 22:21 | Motorcycles | Comments(3)
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